監督の我妻より、残り1ヵ月がんばります!
vol. 38 2015-03-01 0
みなさま、おはようございます。監督の我妻です。
公開アップデートのほうは普段マネージャーのほうに任せているので、僕はあまり投稿しませんが、今回3月に入りクラウドファンディングも残り1ヵ月ということで、改めまして僕のほうからみなさんにお願いです。『波伝谷に生きる人びと』のいフェイスブックの記事をそのまま転載いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。
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劇場公開までの道のり#26
~改めましてみなさま今後もよろしくお願いいたします!&情報拡散(つまりシェア)にご協力ください!~
おはようございます。我妻です。3月に入り、あと2つ寝ると雛祭りですね。かつて世の少年少女と同じように大好きだった雛あられがうちの雛壇にも飾ってありますが、この歳になるともう興味も湧かなくなってきました。残念なことに僕は少年の心も少女の心も無くしてしまったようです。
それはさておき、震災前の南三陸を舞台にしたドキュメンタリー映画『波伝谷(はでんや)に生きる人びと』の劇場公開応援クラウドファンディングも残すところあと1ヵ月となりました。こういう節目でもないとなかなかみなさんにお願いもできませんので、改めまして情報拡散のご協力をよろしくお願いいたします(願)また余力がありましたら是非サポートのほうもよろしくお願いいたします(願)
※『波伝谷に生きる人びと』の劇場公開を応援しよう!(1,000円から応援可能です!)⇒
https://motion-gallery.net/projects/hadenyani_ikiru
1月27日に開始して以来、おかげさまで14名の方々からサポートをいただくことができましたが、ある時期から完全に停滞し、正直かなり苦しい状態が続いております。
しかしながら、夏の公開に間に合わせるためにはすでに本格的な準備に移行しなければならない時期に差し掛かっていることも確かです。そこでプロの宣伝マンを雇えるかどうかはひとまず置いておくことにしまして、この度プロジェクト・マネージャー(ピーストゥリー・プロダクツの野村)と二人三脚で本格的に宣伝を開始していくことにしました!
全国公開を視野に入れた場合、作品の広がりやディレクションなどを考えると、劇場公開の経験の無い素人だけで動くのははっきり言ってかなり危険なことでもあります。それでもデビュー作だからこそこの機会にいろいろ勉強したいということと、若いなりの体力と愛嬌と創意工夫で、まずは二人で何とか動き出してみようじゃないかという結論に至りました。
しかしながら、ご存知の通り、大手のシネコンでもお客さんが全然入らないようなこのご時勢の中で、然るべき人の元に情報を届け、老若男女一人でも多くの人に劇場に足を運んでもらうためには、考えられ得る限りの最善の手を尽くして宣伝に力を入れなければなりません。そのためにはどうしてもまとまった大きなお金が必要になってきます。
また、これまで10年かけた自分自身の思い入れはもちろんのこと、作品を気に入ってくれた観客やこれまで応援してくださった方のためにも、パンフレットなどもしっかりとしたものを作りたいと考えています。チラシなどは最悪の場合自分でデザインするしかないのですが、体力と愛嬌と創意工夫だけではどうにもならない部分もたくさん出てくるのが現実です。
さらに、現時点で地方の複数の映画館との交渉が着実に進み、東京公開から間を置かずにすぐ地方の映画館に移行していくためには、同時並行でそちらの準備も進めていかなくてはなりません。つまり、最終的に収益が見込めるとはいえ(それもお客さんが観に来てくれればの話ですが)、それまで活動を続けるための元手がどうしても必要なのです。残念ながら、監督自身にはこれまでの製作や上映による借金ばかりでそのお金は手元にありません。
自分で勝手に始めたことなので、人に甘えず自分で何とかしなさいと思われるかもしれませんが、勝手に始めたことであっても、もしみなさんの中に賛同してくれる方がいたら、僕はありがたくご協力をいただきたいと思っています。(なお、今回多くの方のご協力をいただいてはじめて実現できる劇場公開ですので、最終的な収益の一部を製作地である南三陸町に還元したいと考えています。また社会的には作品を作り続けることで還元していきます。)
そしてもし今回資金面でのご協力をいただけず、目標金額に届かなかったとしても、それによって周りから格好悪い奴と思われたとしても、僕はめげることなく(正直に言うと、昨年末に協賛金募集を開始して以来、「いいね」の数がガクンと減ってしまったので、落ち込んだりもするんですが・・・)、何としてでも劇場公開を実現させます。ですのでその際にはまた宣伝などでご協力をいただけると大変ありがたいです。
そこまでして劇場公開を成功させたいのは、やはり震災前の人の営み、コミュニティの普遍的な姿、積み重ねてきた歴史やそこに流れていた時間、そして何気ない日常の中にある幸福や苦悩を一人でも多くの人に観てもらいたいからです。波伝谷の人たちの魅力に触れて、その生き方から自分たちの足元を支える世界、身近な人とのつながりについて何かを感じて欲しいからです。
震災後、被災地を舞台にしたドキュメンタリー映画が数多く作られましたが、本作は、今「被災地」と呼ばれている場所にかつてどんな人の営みがあったのか、それを伝えることができる世界でも唯一無二の作品です。そこには震災という大きな出来事を含め、時代の波に翻弄されながらも懸命に生きる人びとの普遍的な生き様が描かれています。そしてその生き様は、震災を経験した今だからこそ、一人でも多くの日本人に伝えなくてはならないものと感じております。
監督の夢も涙もお金も時間も労力も性欲も青春の総てを注いだ本作ですが、どうかこの映画の可能性と劇場公開の主旨(詳しくは添付の記事をご参照ください)に共感してくださる方からのご協力をお待ちしております。どうぞよろしくお願い申し上げます!!(我妻)
※ちなみに写真のカブトムシはピーストゥリー・プロダクツのマスコットキャラクターです(フェイスブック初登場)。この機会に僕らもみんなにあいさつしたいと言うので出すことにしました。けして監督とマネージャーに見立てたわけではないのでご注意をば。