『波伝谷に生きる人びと』の舞台を知る②~波伝谷の概要~
vol. 15 2015-02-07 0
こんばんは。プロジェクトマネージャーの野村です。
先日スタートした『波伝谷に生きる人びと』の舞台を知る。その2回目の今日は、波伝谷の概要についてご紹介します。
映画の舞台である波伝谷(はでんや)は、宮城県の北東部に位置する本吉郡南三陸町にある集落です。震災の1年前である平成21年度末には世帯数81戸、人口は268人(「南三陸町統計書平成25年度版」より)と、南三陸町内のわずか1.5%を占める小さな集落でした。
豊かな漁場を抱える三陸沿岸に突き出す戸倉半島の北側に位置し、正面に広がる志津川湾はさまざまな養殖いかだが並びます。その背後には300メートル級の山が連なる海と山に囲まれた自然豊かな土地です。人びとは、海に近い平地に集落と田畑を作り、そこから船で養殖イカダや漁場にでかけていました。
(参考資料『波伝谷の民俗ー宮城県南三陸沿岸の村落における暮らしの諸相ー』)