【残り11日】最終目標まであと23万6千円……! それと私の想い
vol. 4 2026-08-21 0
まずはじめに、ご支援、ご協力、本当にありがとうございます。
現在、いただいた支援総額が464,000円です。すごいことです。
ぼくの収入だと、この額を貯金するのに2年半はかかります。guizillenの佐藤辰海です。
最初の目標金額は達成したものの、最終目標まであと23万と6,000円。残り時間は11日。
最終ゴール70万円は達成できるのでしょうか、果たして。最後までがんばります。
久しぶりのアップデート記事となります。
私は演劇で食えていないので、週5で働いて、残る週2で舞台の稽古をしておりまして、年齢も今年で36歳になりますから、
20代の頃のような無茶をすると、あっという間に体に不調があらわれるようになってしまいました。情けない。
そんな調子ですから、放っておいたら「忙しい忙しい」なんて言って、こういった記事を一つも書かないまま本番を迎えてそして終わっていたでしょう。本来なら。
ですが皆さまのご支援にどうにか応えたくて、応えたい気持ちを表現したくて、こうして真夜中2時に筆を執る次第であります。
記事を支援者様限定の公開にせず、誰でも読める形にしているのは、その方が支援者様も嬉しいかなと、勝手に皆さまの気持ちを想像しての行動であります。ノブレスオブリージュ的な、いや違う、違います。
例えるなら、高額納税者の皆さまのために、専用のテラスラウンジを作りましたぞ! よりも、
皆さまのおかげで、地域の人たちみんなが使える公園を作りましたぞ! の方が喜んでもらえるかな……と
そう考えての行動です。よろしくお願いします。
さて、先ほど私は演劇で食えていないと申しましたが、だからといって演劇で食ってる人たちに劣っているとは思いません。その分自由で、一つの創作に集中できる環境にあります。それに私は生活のために演劇を作りたいのではなく、いい作品を作りたいから演劇をやっているのです。言い訳に聞こえますか? そうかもしれませんね。
しかし演劇づくりは大変です。
ここまで本プロジェクトページやアップデート記事を読んでくださった方には十分伝わっていることと思いますが、とにかく時間とお金と体力がかかるのです。私みたいな著名とは程遠い劇作家には、お客様を呼ぶのだって一苦労です。やっとの思いで本番にこぎつけても、台風等の自然災害や感染症であっさり無に帰る可能性だってあります。
「皆さまのご支援で素敵な舞台美術を建てられました! 70万円もご支援いただきました! 劇場の半分も席を埋められませんでした。400万円の赤字です」
みたいなことも普通にあり得るわけです。おそろしい!
でも私は演劇を辞められないわけです。きっとこの先、もんのすごく売れて有名になってちやほやされてお金もいっぱい稼げて、みたいなことにはならないだろうに。なぜ辞められないのか。理由は100個くらいあるんですが、そのうちのいくつかを話させてください。
水曜の夜のことです。
稽古でした。稽古は順調です。順調だから遠回りをしているくらいです。
遠回りというのは、キャストさんたちに色々とチャレンジをしてもらっているということです。
例えば、問題集の『答え』を渡して埋めてもらって、それで『やりきった問題集』を作り出すのはそんなに大変なことではありません。
問題と向き合い、その問題を解くために必要な知識や考え方、公式を一緒に模索して、解ける力を
ごめんなさい途中まで書いたけど、この例えは全然気に入らないので変えます。
この例えだとまるで、私が聡明な先生でキャストさんたちが無知な生徒みたいじゃないですか。そんなことない。私たちは常に対等です。下手な例えでしたすみません。
とにかく、試行錯誤したり一緒に考えたり、互いの信頼を高め合ったり、そうした過程をしっかり踏んだ方が結果的に作品の質は良くなると信じているのです私は。それをしていますという話です。
とにかく稽古でした。
まだまだ課題はありますが、それでも私はこの日「ああ、間違いなくこれは良い作品になるな」と確信しました。
それは、キャストさんたちが、お互いを楽しませよう笑わせてやろうというマインドでシーンに当たっているのがはっきりとわかったからです。このマインドがある時、作品は絶対に折れない。例えセリフのミスがあろうが、小道具が途中で破損しようが、このマインドを纏った俳優たちが立つ舞台は無敵です。
どうしてあの時、みんながその無敵マインドを身に纏えたか、私にはちゃんと理由がわかります。
ここ数日、稽古場見学の人たちがいらしてました。初めてギジレンを見るスタッフさんも来てくださってました。
その人たちが笑ってくれている姿を見たからです。
自分たちの演技が、シーンが人を喜ばせる力を持っていることを確信したからです。つまり得たのは自信と勇気。
それとその前日、火曜日の稽古は前後半に分けました。キャストさんを分けて、いつもよりも少人数の稽古で、その分じっくりと稽古しました。これまでなかなかとれなかった共演者との対話や相談もできました。
火曜日に得た成果を、みんなお互いに早く見せたくてたまらなかったんです。早く笑わせたい、びっくりさせたい。そんな気持ちで臨んだものですから、シーンに立つ人も、それを外から眺めていた人も、みんな笑っていました。
幸せだなあ。
心からそう思いました。高校生の部活の話じゃないんですよ。全然、白髪交じりのおじさんたち(一部)の話なんですよ。
この時間のためにおれは演劇をやっているなと思いました。もう終わったって構わないと思いました。構うけど。
その稽古の帰りに、キャストさん何人かがごはんに行くというんですね。
私、今回の座組ではじめて人とごはんに行きました。いつも片付けとか会議で劇団員は稽古場を遅れて出るから。
それに劇団側から誘ったら断りづらい人もいるだろうから。だからこれまで機会がなかったんです。
でもさっき言ったように、その日の私はあんまり幸せな気持ちだったので、「ぼくも行っていいですか」と思い切って言ったわけです。そして一緒に行きましたごはんに。
楽しい時間でした。みんな良い人たちですね。話もおもしろいし気さくだし。そんで途中、トイレの帰りにふと喫煙所を見ると、あるキャストさんが二人で話してるんですよ。なに話してんのかな。おれの悪口じゃないだろうな。おれの足が臭いことを言われてたら悲しいな。また重曹で洗わなくちゃ。なんて思ってそっと近づいて二人の会話を聞いてみたんですね。
こっそり共演者のこと褒めてた……
そんなことある? みんなの前で、みんなを発奮させるためとか、自分の株を上げるためとかじゃないんですよ。
その場にいない人たちのことを順番に褒めてんですよ大人が。
彼は最近、思い切りのいいチャレンジをしていてとてもいいよね、とか。
彼はまだまだ自分を過小評価してけどめっちゃいいもの持ってるから、おれたちも力になりたいよね、なんて話してるんですよ。
私がそう願ったのもあります。気の良い人たちが集まってくれたのもあります。けどきっと、これもこの作品の持つ力なんだと思いました。みんな共演者のことを好きになる。演劇をもっと好きになる。光のパワーでもっと輝く。
自分で書いてて、そんなきれいごとみたいな、嘘みたいなユートピアが地上にあるだなんて書いても信じてもらえないだろうなと思います。ある、ここに。
バカみたいだなと思われるかもしれませんが、私の演出方針というか、稽古場におけるポリシーに「仲良しパワー」というのがあります。
最悪に険悪な関係性でも、最高の芝居をするプロフェッショナルもどこかにはいるかもしれません。
でもそのプロフェッショナルだって、共演者との関係が良好で、和やかな環境で芝居した方がもっと最高のパフォーマンスが発揮できるはずなんですよ。間違いなく、稽古場の仲良し度合いは作品の質に直結する。
「仲良しで健全な創作現場だからつまり良い作品です!」
と言うと本当にバカみたいですが……
仲良しで健全だからこそ、よりハイレベルな表現に挑戦できるし、互いの表現を高め合えるわけです。
そういう報告というか、日記というか、自慢話でした。
今からとても楽しみです。皆さまにこの作品を観ていただくのが。
完成した舞台セットはきっと、お客様以上に、私たちのテンションをブチ上げることと思います。
そのブチ上がったテンションでもって、より良い芝居を皆様にお届けできるでしょう。
そうそう、稽古場に来て、初めてギジレンの作品(の稽古)を見て、いっぱい笑ってくれたスタッフさんは谷さんです。
舞台美術を作ってくれる谷さん。
絶対、私の100倍は演劇を観ているでしょうに、そんな方がいっぱい笑ってくれて本当に嬉しいですね。
その谷さんがこんなようなことを言っていましたのよ。
「イメージボードはあくまでイメージだから、超えてしまっても構わんのだろう?」(意訳)
頼もしすぎます。
ド最高な最終形態が見れる最終ゴール達成まで、引き続き頑張ります。
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