最終目標達成しました!!
vol. 5 2026-08-23 0
ありがとうございます!!!!
なんと、当プロジェクトの最終目標であった70万円を達成いたしました!
本当に、本当にありがとうございます。
実際にご支援くださった皆様。拡散にご協力くださった皆様。そして、このプロジェクトを気にかけ、応援してくださった皆様。
なんとお礼を申し上げればいいのか、気持ちが言葉に追いつかず、もどかしいくらいです。
ありがとう以上の言葉がボキャブラリーボックス(脳みそのこと)から出てきません。作家なのに。guizillenの佐藤です。
先日のアップデート記事の投稿から二日で、金額にしてなんと30万円近い金額をご支援いただきました。
本当に驚きました。職場でオヒェ!? みたいな変な声が出ました。
記事を読んでくださった方から、共感や応援の声もいただきました。
そして、こうして最終目標を突破して、自分たちがいかに恵まれているか痛感いたしました。
いえ……単に『恵まれている』と言い切ってしまうことには違和感があります。
皆様がこうして手を差し伸べてくださったことは、決してただの幸運ではありません。
皆様が大切なお金と時間と、情熱や、愛情や、期待を託してくださったからです。
決して『経済的に余裕があるから支援してくださった方』ばかりではないと思います。
私と同じように、スーパーでほうれん草が高くて買うのを諦める日々を送っている方もいるでしょう。
生活必需品のサイレント値上げに憤慨している方もいるでしょう。
(めっちゃ軽い気持ちでご支援してくださった大金持ちの方がいたらすみません)
それでもその大事なお金の中から、私たちにご支援をくださった。エールをくださった。
皆様のご支援と気持ちとを、私たちは決して忘れません。
本当にありがとうございます。
プロジェクトページで申し上げたように、この先いただいたご支援は、劇団員が辞退した負担軽減費や、キャストさん、スタッフさん、そして皆様へのリターンに還元させていただきます。
ここから先は、私たちがお返ししていく番です。
確実にリターンをする、というのももちろんですが、まずはこの作品を、時間の許す限りとことん良くしてまいります。
ただもうすでに、確実に変化・向上したものがあります。
舞台美術はもちろん、言うまでもなく。
目標達成後2分で美術の谷さんに「ななななななな、70万円行きました!!!!」ってLINEしましたから。既に谷さんのエンジンが唸りを上げています。
なんと言うか、言葉にするのが難しいので、たとえ話をさせてください。
例えば私が大企業の社長の一人息子で、
「パパが出してくれるからお金のことは心配ない」
「最高のスタッフが最高の舞台を知らない間に作ってくれるし」
「チケットもぜんぜん売らなくていい」
なんて舞台に立つキャストさんの気持ちと、今回の、皆様のご支援のおかげで建った舞台に立つキャストさんの気持ち……まったく違うと思いませんか。
先日の記事で『楽しませたい』という本気のマインドを纏った俳優が立つ舞台は無敵だ、と申しましたが、そのマインドはすでに一層強固になったはずです。
応援に応えたい気持ち。それは自然と演技を磨くモチベーションになります。自分だけを見てほしいから演じるんじゃない。演技と作品を通じてあなた方を楽しませたいから舞台に立つ。感謝と喜びの還元と循環。これはもうほとんど神事です。
少し話は変わりますが……(唐突)
開演前説、というものがあります。
本番が近くなってきて、前説でなにを話そうかなと考え始めました。
いつも私が開演前に、お手洗いのことですとか、携帯電話のことですとか、飲食のことについてご案内させていただくのですが、ふと、舞台の上から見える皆様の顔を想像した時、自然と「ああ、これを言いたいな」と浮かんだことがありました。
しかしそれはなんと言うか、「こんな想いでこの舞台を作りました」「皆さんにこう感じて欲しい」ということに言及するもので、その想いは前説ではなく、舞台で、作品で直接伝えるべきだなと思い直しました。
ですが、この場ではすこし、皆様にお伝えしたいなと思います。皆様にご支援をいただいたからこそ思ったことなので。もちろん、先入観なしで作品を観たい方は読まなくても大丈夫です。
私はいま、とてもハッピーです。
なんせ毎日テレビでは明るいニュースばかりだし、体は健康そのもの、悪いところなど一つもない。
税金は安いし、物価も安くて、海外旅行に行き放題。
毎日おいしいものを食べているし、仕事に行きたくない日はふらっと海に遊びに行ったっていい。
だから毎日ハッピーです。
なんて、私が皆さんの前で言い出したら、どう思いますか?
ふざけてるな。絶対嘘だって思いますよね。
嘘です。いまハッピーなことだけが本当です。
他人のハッピーな毎日を嘘だと断言できてしまうくらい、現実は過酷です。
明日も必ず悪いニュースを聞くでしょう。大好きな人とはいつか別れるときがくるでしょう。
現実はどんな怪力で揺さぶっても変えられないくらい強固で、シビアで、残酷です。
でも人生は、必ずしも現実と同列ではない。
持病の喘息がなかなか治らなくても、歯医者に行くお金がなくても、海外はおろか日帰り温泉に行く時間すら取れなくても、大雨の中、満員電車に揺られながら会社に行かなくてはならなくても、それでも私たちは現実に立ち向かうわけです。
人生はおおむね悲劇かもしれません。
だけど明日は、ちょっぴり人生が良くなるかもしれない。
スーパーで野菜を安く買えたから、テレビに好きな俳優が映ったから、空が澄み渡っていたから、理由はなんでもいい。
ただ、私たちはその一つになりたい。
あなたがああ、昨日よりいい日だと感じられるように。
劇場からの帰り道、駅の階段を駆け上がりたくなるように。
明日誰かにありがとうと言いたくなるように。
できるなら、次の月曜日に負けない気持ちを持てるように。
暗いニュースに落ち込んでも「あの舞台おもしろかったな」って思い返せばまた立ち上がれるような、そんな作品にしたいと本気で思っています。
それが私が今いちばん目指すべき、恩返しなのだと思います。
それは必ずしも、頂いたご支援に対するダイレクトな恩返しではないかもしれません。
だけどこの想いは、このプロジェクトを知らなかった人にも、応援したかったけど生活に手いっぱいでそんな余裕なんてなかった人にも、配信を通じて東京から遠く離れた町に暮らしている誰かにもきっと届くはずです。
あなた方の想いが私たちと作品を通じて、時間と距離を超えて広がっていく。
そういうものを、私は目指したい。
人間に出来ることには限界があります。限界を超えることは容易くありません。なんせ限界ですから。
だけどこれまで限界だと思っていたものの先にゴールを見出すことはできるかもしれない。
自分で決めつけていたゴールの先に、次のゴールを見つけられるかもしれない。
今なら本気でそう思えます。
クラウドファンディングをはじめて、「正直、第一目標も達成できない可能性の方が高いだろうな……」と思っていた私に、あなたがその先のゴールを見せてくれたから。
少年の頃、未来に漠然とした期待と不安を抱いていました。
卒業文集になにを書いたらいいかわからず、机の上に何度も突っ伏したあの日のことを今も覚えています。
私は今年で36歳になります。
世間から見ればきっと、私は売れない作家です。
人生のこともなんとなく見えてきたつもりでいました。
身の程を知ったつもりでいました。
だけど今、今が一番、未来に期待していると思います。
身の程の先が、まだきっとある。
もっと面白い作品を作りたい。
「応援してよかったな」と思っていただきたい。
この舞台を観たあなたの明日が、ほんの少しでも良くなるように。
そんな想いで、また稽古に臨む次第であります。
本当に、ありがとうございました。
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