第二目標達成しました! それと思い出
vol. 3 2026-08-10 0
遅ればせながら……
第二目標(40万円)、達成しました!
プロジェクトスタートからわずが10日ほどでここまで来れるとは……
おかげさまで、本当に皆様のご支援・応援・ご協力のおかげさまで……
本当に、本当に、本当にありがとうございます。
guizillenの佐藤辰海です。
先週から喉風邪を引いてしまい、それをトリガーに持病の喘息の発作が出てしまいまして、ご報告が遅くなりました。
申し訳ありません。
皆様からのご支援が勇気とパワーをくださいました! などと豪語した途端に体調を崩すなんて、お恥ずかしい限りです。
どんなに勇気がみなぎっても、肉体は常人の、いや病弱人間のままでした。悔しい。体質は勇気じゃ変えられなかった。
40万円です皆様。谷さんに描いていただいたイメージボード②到達です。電飾が、つきます!
一足早いクリスマスイルミネーションだぁ。真夏のクリスマス会場はこちらです。
これほどのご支援をいただけるとは思っていなかったので、皆様の情熱と愛の深さに、正直とても驚いています。
とは言え最終目標は70万円……今はまだ折り返し地点を少し過ぎたに過ぎない(すぎたにすぎない……? 変な日本語)
私はまだ変身を2回残していますよ。というのは有名なセリフですが、今回のプロジェクトに限って言えば絶望どころか希望に満ちた素晴らしいシチュエーションです。ワクワクすっぞ……。
話は少し変わりますが……
今回はこのクラウドファンディングとは別に、「応援チケット」というもの販売しておりまして(※特典付きの8000円のチケット)、さらには物販もこれまでの公演より充実させるつもりなんです。
なんだか商売っ気出して……金、金、金って守銭奴みたいだな……って思いますか?
私たちは思ってました。思ってたからこれまでやってこなかったんです。クラファンも応援チケットも、物販(充実)も。
「お金を儲けることが悪」とか思ってるわけじゃないんです。
ただ、私たちの演劇作品を見ない理由をチケット代にしてほしくなかったんです。
4500円。大金ですよ。焼き肉食べ放題に行けっぞ。サイゼリヤで豪遊できっぞ。ネットフリックスなら数か月分。そんな風に思ってほしくなくて、できる限り選ばれたくて、チケット代を抑えてきたつもりでした。
そんな風に考えるうちに、大切なお客様からなるべくお金を取りたくない、みたいな気持ちになっていたんだと思います。
いつしかチケット代値上げとか、クラウドファンディングとか、公演費用の補填のための物販とか、そういうものを遠ざけるようになっていたんですね。そのためにずっと努力してきたつもりでした。
でも今回はとにかく、にっちもさっちも行かなくなって、クラウドファンディングを始めて、応援チケットも販売して、物販も充実させることにしたんですが、おかげで気づいたことが一つあります。
それは、皆様の応援が可視化されたということです。
以前はなんというか、ものすごく熱心なファンの方も、通りすがりの方も、一律のチケット代を払ってくれて、ほかに応援の気持ちの表現のしようがなかったと思うんですね。
もちろんSNSに感想を書いたり、何公演も観に来てくださったりっていう方もいましたけど……でもみなさん学校やお仕事がある中で、簡単じゃないですよね。
お金を使って応援することが簡単って言ってるわけじゃないですよ。
ただ、ああ、こんなに愛されてるんだな演劇って(あるいはおれたちって)っていうのが、作品を上演する前からこれほど知れることって、これまでなかったなって思うんです。
これは私にとっては大発見でした。これまでの私たちの演劇の作り方、公演の打ち方、みたいな凝り固まりつつあった価値観を根底から覆すような、そんな発見でした。
私はこの発見を未来に役立てたい。具体的にどんな風に? どんな風にだろう……。『未来への影響』にも書きましたが、きっとこれからどんどん具体的なアイデアが湧いてくるでしょう。今回のセンチメンタル・ジャーニーズが終わって、来年の5月にはおっといけない喘息の発作が
またアップデート記事でお伝えしていければいいなと思ってます。
もう一つ、発見というか、変化がありました。変化というより、深化かもしれません。
私は『さいごに(隠しメッセージ)』に書いた通り、自分の作品の社会的意義を信じています。信じているし、自分がどんな役に立てるか、それを常に考えて演劇を作りたいと思っているのですが……以下具体例
例えば2024年に『ファンタスティック・ベイビーズ』という作品を上演したとき、助成金を全ツッパして23歳以下の方の観劇チケット代をすべて無料にしたり、地域の小学校で演劇の体験授業をしたり……そういった形で、これまでも自分の演劇を社会に還元したいと願って活動はしてきました。
今回その想いがさらに強まったというか、なんと申しましょう、成果物のみをもって還元するのではなく……つまり、上演する作品によってのみ還元するのではなく、過程においても還元できるものがあるのではないか、そんな風に考えるようになったんですね。
ちょっとややこしいですね。
↑の『ファンタスティック・ベイビーズ』では作品を観る機会を無料で提供しました。
小学校の授業では、私の能力と価値観を子供たちに共有しました。これはこれまでの私の演劇活動によって得た成果の共有だと思っています。
でも今回、こうして皆様からご支援をいただいて、リターンを考えて、こんな風にお礼の手紙を考えているうちに、絶えず思案するようになりました。
「私がもたらせるものはなんだろう?」
劇団なんだから演劇作品。それも質の良いものを、というのは大前提として……。
例えば前回のアップデート記事でも触れた「稽古場見学会」これも「もたらせるもの」の一つですね。
けっこうたくさんの人が見学会に申し込んでくれて嬉しかったです。
私たちは普段通りの稽古をする。興味のある方はタダでそれを見れる。交流ができる。互いに励ましあえる。これがいつかどこかの舞台で縁が繋がったりして? 演劇界がもっと活性化したら素敵だ。友達が増えたらもっと素敵だ。お金のないおれたちにもできることはあった! ささやかだけどこれも、社会的意義のある活動だ。
ほかにもないか? 探せ。ないか? あるだろうきっと。
おれたちはもう『いい作品』を目指すんじゃない。『いい公演』を目指すべきなんだ。
そんな、ラーメン発見伝の芹沢達也さんの名言じみたことを胸に浮かべつつ、皆様にいただいたご支援に対して還元できること、皆様からのご支援を元に演劇や、未来に還元できること、その循環に思いを巡らすわけです今日も。
そこでですね、さっきは未来の話をしたい、なんて申しましたけれども、今はまだ大した青写真も描けておりませんので、非常にささやかではありますが、今日は思い出話をひとつもたらして去ろうと思います……。
あれはいつだろう、もはやおぼろげですが、涼しいか寒いかくらいの時期だったと思います。去年かな。
2026年はどうしよっかーみたいな話をするために劇団員で集まった時のことです。
『センチメンタル・ジャーニーズ』をBIG TREE THEATERでやるとなると、実際どれくらいのお金が必要になるのか、いくらのチケットを何枚売ったらトントンになるのか、そういう試算を舞台監督の水澤さん(大変面倒見が良いので私たち※は『ママ』と呼んでいる)がざっくりと出してくれました。※アラフォーの成人男性の集団
たしか、5000円のチケットをキャパの9割売ればトントンかな、みたいな結果が出たんですその時。
劇団員みんな黙っちゃって。
門田なんか俯いて、末安なんかもうやってらんないみたいな感じでそっぽ向いて、私も深ーーいため息をついたと思います。だって私たちこれまでチケット代3000円台でやってきたんですよ。はじめのころは2000円とかでやってて、3000円台超える時もあんなにいやだったのに、それが、ごせ、ごせんえんできゅうわりでとんとん? ふええ? みたいな感じだったわけですよ。
それで一回落ち着こうと(みんな落ち着いてたけど)ちょっと寒空でクールダウンして、一服したらまた考えようと。
一服しながら劇団員たちの顔見たら、一目瞭然なわけですよ。
「あ、誰もこの公演にワクワクしてないな」って。
佐藤の一時休業で本公演2年やってなくて、そろそろやんなきゃ。そういう義務感。
ただでさえコロナ禍以降ずっと逆風で、今これ以上公演やらなかったら、忘れられちゃう。
そしたらおれたち消えちゃう。そんな不安。それを払しょくするために、仕方なく、計画的に、負け戦に馳せ参じる。
そういうやるせない侍の顔をしていましたね、みんな。
だから言ってやったわけですよ。
「ワクワクが足りねえ」って。その先の言葉は何も考えず、口をついて出るままに喋ったわけです。
ワクワクってなんだろう。これまでの公演ずっとなにかしらワクワクがあったよな。ワクワクってチャレンジだよな。旗揚げからこれまで演劇のことよく知らないまま気持ちだけで突っ走ってきてさ、5周年記念公演だって、誰も借りたがらないからぽっかり空いてた年末年始の1か月劇場借りてさ、3時間半の演目を1日だけノリ打ちするとか、演劇祭やって賞金100万円自腹で出すとかさ、年越しも演劇するとかさ、死にそうになりながらもやったじゃん。こないだの公演だって23歳以下無料にしてさ。あれやんなかったらおれたちもうちょっと貯金あるぜ。でもやってよかったよな。さっきの話聞いてどう思った? 5000円で9割でトントン。それもチャレンジかな? そうかもな。でも楽しくないよな。ワクワクしない。じゃあどこにワクワクを作れると思う? なにをしたらお客様が言ってくれると思う? 「こいつらバカだなって」……
会議室に戻ってさ、エクセルの予算表とにらめっこしてた水澤さんにおれたち言ってやったよ。
「チケット代4000円でやろう」って。
「おまえらバカだろ」って言ってくれたよね。でもあの時おれたち、笑ってたね。
その分、公演数を増やしてさ、13公演くらいやろうよ。死んじゃうかもしれないけどさ。この年になってもそんな無茶できるんだってさ、証明してやろうよ。できなくて倒れたら、それも笑い話にしていこうよって。
でもそのあとちゃんと水澤さんに怒られて、劇場借りられる時間とか、スタッフさんの設営とか、お客様の入退場の時間とかそういう諸々、つまり物理的に13公演は無理だし4000円のチケットはどうあがいても破産。調子に乗るな。みたいな残酷な現実を知って、どうにか9公演にして、チケット代はあてにしてた例の助成金が下りなくて、ほんとがんばったけど結局おれたちの心のギリギリのラインの4500円になった。(決済手数料とかがかかってしまうのは本当に、申し訳ないです……)
BIG TREE THEATERでやる他団体さんの公演見たら8000円とか、1万円越えのチケットとかザラなんでだいぶ、だいぶ頑張ってるとは思うんですけどねハイ……。それで劇場さんに電話して、ほんとは契約金に何十万円か、百万円だったかな? くらい必要なはずなんですけど、いったん10万円で勘弁してもらって、ここに至るわけです。
おれ、あの助成金もらった上で給料もらってる脚本・演出家みつけたら許さねえから……(逆ギレ)
そんないきさつもありました。あとは「隠しメッセージ2」に書いた想いとか、そういうのもありました。
とにかく今は、ワクワクしながら公演を作っています。
支援者の皆様のおかげで、舞台美術に関してはもう、我々が金銭的な負担~っていうことはないので、安心しています本当にありがとうございます。最終ゴール目指してがんばります。
ただ肝心のチケットの方がね、あの、ハイ、わかるんですよ、これまでも公演ギリギリに予約がぐんと伸びてましたからね、なんなら公演初日明けてから予約数倍になったりしてね、みんなまだスケジュール調整中なんでしょ~? って信じてはいるんですけどね、ええ、このままだとね、普通に借金して劇団解散とかね、あり得るんでね、ワクワクというかスリル満点な毎日を過ごしてるんですけどね、はい、あの、本当に頑張ります。
せっかく皆様のおかげで建つ素敵な舞台セット、たくさんの人たちに見てもらいたいですから。
全方向がんばります。稽古も宣伝もぜんぶぜんぶ。
お母さんの友達にも声かけて観に来てもらいます。ところで地主……とか、いない……? よ、ね……?
hasta la vista、次は第三目標突破でお会いしましょう。
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