リノベーションスクール@済州に行ってきました!#03
vol. 17 2018-10-23 0
そして迎えた最終日。早くも提出を済ませスッキリしたユニットもあれば、ギリギリまで粘るチームがあったり、そのあたりも日本のスクールと同じです。
この日の公開プレゼンは、嶋田さん・和歌山のスーパー公務員榎本さん・済州在住の通訳カンさんという3人の解説付きで舞台裏からYouTube配信されたのですが、奇しくもこの配信、今回の取材の面白さが濃縮されたようなコンテンツでした!
韓国語で繰り広げられるプレゼンに、注釈を加えたり解説をするだけではなく、流れを見ながら嶋田さんがFacebookを使ってユニットマスター陣に指示出ししているところまで、リアルタイムで中継。これこそ、ネタバレ配信です。
嶋田さん「今だ!オーナーさんの不安払拭!だれか!…ちょっとメッセージ送りますね…」
西村さん「(挙手)ひとついいですか」
嶋田さん「よしキタッ!」
・・・こんなの見せていいんでしょうか!?・・・お、面白い!笑
実はこの解説付き配信自体、嶋田さんの直前の発案で決まったことだったのですが、日本で見ていた人たちにとっては、いつもの公開プレゼン以上にリノベーションまちづくりの理解が一歩深まり、 なんだか自分にもできそうな気がしてくるような(←大事)配信だったのじゃないでしょうか。
プレゼンの内容はというと、どの案件もエリアやコミュニティを見つめ、そこに新しい繋がり方を生み出すような素晴らしい提案ばかり。今増えている済州への移住希望者たちが、中・長期的にお試し移住しながら済州のコミュニティに参加できるようなレジデンス、観光客で賑わう市場近くの立地を活かしたシェアキッチン、地域をガイドするコンシェルジュを備えたラウンジなど、聞いているだけでワクワクするようなアイデアが次々と提案されました。
「私には昔の姿しか頭になく、まさかこんな可能性があるなんて思ったことがなかった…!」と、自分たちの物件が持つポテンシャルを目の当たりにした不動産オーナー達。嶋田さん曰く、これが『オーナーさんの意識がリノベーション』された瞬間!
『まちを元気にしたい!』と思っている若者にきっかけやチャンスを与えることだけじゃなく、『そんなつもりじゃない』不動産オーナーを動かすことが、リノベーションスクールの大きな意義でもあるんですね。
センター長のクロージングアクトでは、「一過性で終わらせず、未来に繋げるために、共にこのまちを変えていきましょう!」という力強い宣言で会場はまた大きな歓声と拍手で包まれ、エンディングまで大成功のリノベーションスクールでした。
だけど、リノベーションスクールの成功は、ゴールではありません。
ここから初めての家守会社が誕生して、初めての案件がスタートして、そこに人々が集い、2件目、3件目、そしてエリア全体へと広がっていく。今回参加したスクール生達の『実践』はここから始まります。済州の人たちには大きなインパクトを与えた今回のスクールだったと思いますが、ここから始まる済州のリノベーションまちづくり!
済州のところに新しい価値が与えられて、どんな空間が生まれていくのか。どんな人が集まり、どんな物語が生まれていくのか。ここから数年間の済州のリノベーションまちづくり、おもしろくなりそうです!
↑公開プレゼン開始です!
↑嶋田さんは会場後方で解説配信(&こっそり援護射撃)
↑4日間の成果!
↑オーナーさん達に、この想いは届くのか?!
↑リノベーションまちづくり@済州、ここからスタートです!