『建築を、あきらめる(仮)』完成スケジュールについて
vol. 18 2019-03-04 0
こんにちは。MotionGallerySTUDIOの製作チームです。
『建築を、あきらめる(仮)』の取材・撮影のスケジュールについてご報告です。
当初は、2018年2月にクランクアップという予定でしたが、撮影を進めるうちに全国のさまざまな活動を目の当たりして、2018年中の完成を目指すことになっておりました。
そんな中、2018年12月に嶋田洋平さんがリノベーションスクールの運営母体である株式会社リノベリングの代表取締役および取締役を退任されることが決まったとのことで、 こんなメールがナカムラケンタのメールボックスに届きました。
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ご挨拶
この度、株式会社リノベリングの代表取締役および取締役を退任することとなりました。
平成26年からリノベリングの代表取締役としてリノベーションまちづくりに関わってまいりました。リノベリングという会社は、リノベーションまちづくりに関わる様々な分野のプロフェッショナルたちが集まり、これからの日本のまちづくりを変えていくためにつくられた、集合的な知見を集めるナレッジシンクタンクであり、行動体であります。
嶋田洋平が個人的に創設したものではありませんし、私が一人で築いたものでもありません。
最初は小さな取り組みからスタートしましたが、様々な地域からお声がけをいただいて、この手法が少しずつ他の地域へ広がっていきました。
昨年からはリノベーションまちづくりに取り組む地域が増え、私自身がリノベリングの代表取締役として様々な地域でリノベーションまちづくりのお手伝いをさせていただくことが格段に増えてきました。
志や価値観を同じくする民間プレイヤーや不動産オーナーの皆様、公務員の方々と一緒にまちづくりに取り組む時間は、私にとって本当に充実した最高の時間でした。楽しく、有意義で、自分自身を高めてくれる時間であり、新たな出会いと驚きの連続でした。
そして幸い、最初は小さく始めたリノベリングもスタッフが増え、現在では組織としてしっかりとした形が作られてきました。若いスタッフたちも同じ志で仕事に取り組んでいて、大きく成長してきました。
そういった状況の中、私はリノベリングの責任者としての職務を退いて、自分のルーツでありアイデンティティでもあるらいおん建築事務所という立場から、引き続きリノベリングとの連携を取りながら、日本のリノベーションまちづくりを見つめ直していければと思っています。
最後になりますが、これまでリノベリングとしてお世話になった全国の皆様には心より感謝申し上げます。
今後とも株式会社リノベリングをどうぞよろしくお願いいたします。
平成30年12月吉日 嶋田洋平
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これは、映画のあり方にかなり大きな影響を与える出来事だと、メールを受け取って驚くばかりのMotionGallerySTUDIO製作チームでありました。 この様な大きな環境の変化を受けて、更に制作を続けていかなくてはという気持ちを新たにしています。本作の監督を務めます、清水監督からのメッセージも届いています。
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少し前『建築を、あきらめる』という仮タイトルに対して嶋田さんのご意見を伺う機会がありました。この仮タイトルが、『建築』というものを見つめ直すきっかけになったというお話でした。
「建築をあきらめてない」と話す嶋田さんが、これかららいおん建築事務所を軸にどのような形で時代と向き合うのか。『建築を、あきらめる』活動に注力していた様に思っていた嶋田さんが再び建築に向き合った時、そこに何があるのか。
ドキュメンタリーとしても、ここからの嶋田さんの活動は重要なポイントになると考えています。当初予定より長引いてしまい各方面に恐縮ですが、あと少しこれからの嶋田さんの活動を追っていきたい所存です。お世話になっている皆様方、引き続きよろしくお願いします!
清水艶
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お待ちいただいている中で大変申し訳ありません。もうしばらくお待ち頂ければありがたいです。どうぞよろしくお願いいたします。
MotionGallerySTUDIO製作チーム