嶋田洋平。一体、何者なのか?No.1/小友康広さんの話
vol. 5 2017-11-16 0
嶋田洋平。一体、何者なのか?
その人のことを知るには、まわりの人を知ることで輪郭が浮かび上がってくることがあります。
そこで嶋田さんに直接聞いてみました。
「嶋田さんを知るために、知っておいたほうがいい人はいませんか?」
たくさんの方の名前が出てきた中から、厳選して一部の方をご紹介します。
1人目が小友康広さん。
花巻家守舎と上町家守舎の代表で、閉店した老舗百貨店『マルカン百貨店』の建物にある、大人気だった大食堂を中心に、リノベーションまちづくりの手法で復活させた方です。
嶋田さんに小友さんはどういう方か聞いてみると「花巻で家守舎をしていて、再生を請け負ったマルカンビルを見て、正直負けたと思った」とのことでした。
小友さんに嶋田さんを一言で言うと何か聞いてみると「理想を追い求めるライオン」とのこと。
「嶋田さんとは?と問われると、パッと浮かぶのが『ライオン』です。らいおん建築事務所というインパクトある会社名だけでなく、 見た目も論調も強烈で(笑)、初めて見たときには、まさにライオンだな、と思いました」
「お仕事を一緒にさせて頂き、触れ合う時間が長くなった際、この人が『牙を剥くタイミング』がなんとなく分かりました。それは理想と現実の乖離に対して、主体者たるべき人が埋める努力をしていないときでした。 自分の生活とはまったく関係ない地域に出向いて激を飛ばす姿は、 その地域の理想の未来をそこに住まう人以上に真剣に考えているからでした」
「全国各地に新たな仲間を育てるため、よちよち歩きの人たちを容赦なく千尋の谷に突き落とし、這い上がって来た人のみをネットワーク化していくボスライオン。一見厳しいようですが『華やかだから』『流行っているから』という理由でリノベーションまちづくりに取り組んでも、商売にならないと後々苦労することを考えると、この対応は優しさに溢れています。また、自分の理想実現のため、自ら複数業態を起業し、 規制や暗黙のルールをぶち壊していく実践者なので他の人も『この人が言うなら』と思わざるを得ません」
小友康広/株式会社花巻家守舎 代表取締役、株式会社上町家守舎 代表取締役
1983年、1905年創業の老舗木材店の4代目として生まれる。幼少期より「家業を発展させたい」と思い、経営者を志す。 大学卒業と同時に家業へ戻っても発展性が乏しいと考え 当時ブームにもなっていたITベンチャー業界へ飛び込む。 電子ブック事業の立ち上げ、開発~営業までを担当し日本一へ導く。その実績が評価され、同事業を中心に100%子会社として分社化。2014年、父の他界をきっかけに小友木材店の代表に就任。スターティア㈱の理解もあり、東京と岩手の2社経営、2拠点居住を開始。小友木材店の不動産事業の1物件として10年以上も遊休化していた 自社ビルの活用に悩んでいた矢先、「家守勉強会※1」にて家守活動を知る。2015年に同志と共に、花巻家守舎を設立し「花巻駅前にチャレンジする 大人が集まるまちつくる」をコンセプトとした家守活動を開始。2016年には地元老舗百貨店の大食堂をリノベーションまちづくりの手法で復活させるため、上町家守舎も設立。
※1:2014年11月に花巻市が主催し、地元若手経営者&不動産オーナーを集め、オガール紫波の経営者岡崎正信氏から「全国で起きている家守活動、リノベーションまちづくり」の基礎を学ぶ場。