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日本・マダガスカル共同製作『ヴァタ 〜箱あるいは体〜』をクラウドファンディングで実現!

『ギターマダガスカル』亀井岳監督初の劇映画、
日本・マダガスカル共同製作『ヴァタ 〜箱あるいは体〜』制作支援プロジェクト!

亀井岳が“初の長編劇映画”として挑む新作が、マダガスカルにて撮影開始!箱を携えた男達の旅。歩く、休む、食べる、唄う、寝る……太陽と月に導かれた道行きは、生と死、そして音楽の秘密を巡る大きな価値観を描き出す。

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このプロジェクトは、目標金額3,000,000円を達成し、2017年9月28日23:59に終了しました。

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このプロジェクトは、目標金額3,000,000円を達成し、2017年9月28日23:59に終了しました。

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PRESENTER
亀井 岳

1969年生、大阪府出身。大阪芸術大学美術学科卒業、金沢美術工芸大学大学院修了。彫刻、造形制作からインスタレーションを経て、2002年より映像制作へと転身。09年、長編初監督作品『チャンドマニ ~モンゴル ホーミーの源流へ~』を完成。2015年『ギターマダガスカル』を経て、現在三作目をマダガスカルで製作予定

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帰国後対談・第1回[亀井岳×高橋琢哉]前編

vol. 24 2017-09-26 0

亀井:お久しぶりです。8月31日に帰ってきましたので、もうすぐ1ヶ月が経ちますね。

高橋:どうしてましたか? 忙しくしてましたか?

亀井:うーん、そうですね。はい、まだちょっと時差ぼけ……というかずっと忙しくしてるんで、ずっと感覚が元に戻らないままですけど。

高橋:撮影から帰って来てから映画の事やりました?

亀井:まだ映像素材の確認を終えておらず……

高橋:編集はさておき、亀井さん側でやってる事ってあります?

亀井:僕の持ってるものでいえば、メイキングの動画や撮った画像の確認などをしていましたね。

高橋:メイキングすごい撮ってたでしょ?

亀井:かなり撮ってるんですけど、相当ブレブレでこんなんできるんかなって不安はあります。

高橋:まあ、メイキングですからね、撮ってあるものの楽しさ優先でいいと思います。楽しみなんですよ、まったく見てないから。

亀井:高橋さんはどうですか?

高橋:僕の方はほとんどまだ音は聞いてなくて。意識的に遠ざけてる(笑)

亀井:なんと。冷静になるために。

高橋:そうそう。マダガスカルにいる間も随分、小野里さんとも話していたんだけど、マダガスカルにいる限り冷静だと思っていても、客観的にはなれていないだろう、と。なので現地で思いつくことは出来るだけやって、帰ってからどう見えるかは恐いけどしょうがないよなって。そういう意識はありましたよね。まあ、いまでもまだそこから抜けてないんだけど。

日本に帰って来てから、現地で亀井さんに連れて行ってもらったお店で買った5、6枚のCDをずっと聴いたりしてて。マダガスカルのいろんな音楽に共通しているビート感というか、リズムとかメロディーの、なんていうんだろ、僕が自然に曲を作る中では出てこないような要素ばっかりで。そういうのを一回体の中にあらためて通し直したい、みたいなのはずっとやっています。別にマダガスカル風の音楽を作るためっていうよりはなんかこう、旅に行っている間の事を思い出しながら。

現地で亀井さんもよく言ってた、彼らが日常的に持ってる音楽の感覚ーみたいなことなのかもしれないけど、そういうものを、もうちょっと自分の体に引き寄せないと次に行けないなっていうか。拍子を数えて楽譜にしてどうこうのって数学的に分析しても、僕の場合は譜面にして分析とかじゃなくて、とことん聴いたりして体に入れて、何に違和感あるかみたいなことを繰り返し発見していくしかないかなーみたいなことをやってる時間ですね。だから録ってきた音源はお楽しみで置いてあります。今のままだと当時そのとき思ったようにしかまだ聴けない気がして。ちょっと聴いてみたんだけど、すぐに戻っちゃうんですよね。1ヵ月前の気持ちに。それだとちょっと奥行きが足りないというか楽しみが足りないというか。

亀井:なるほど、それはほんとに楽しみやと思いますよ。

そういう意味で言ったら今回は劇映画の撮影なので、最短距離というか、無駄のない時間の使い方でしたね。前2作のような、旅をしながらどんどん撮ったやり方とは違って、いい意味での無駄な体験が少なかったと思います。高橋さんがいまの感じた事で言えば、もっといろんなものが見たかったというか、それにまつわることを体験したかったことだろうと。そういうことで言えば、また別の機会に、個人的にというか…

高橋:まあ、その時は屁理屈こねてまた一緒に行きましょう (笑)

亀井:いいですね(笑)

高橋:正直なことを言うと、帰って来て一週間後ぐらいは、わりとすぐもう一回マダガスカルに行きたいなって思ったりしてました。それは帰ってきたくなかった、とかじゃなくって、一回現地を出た感覚で、もう一回完全に東京の人間になる前に、、筋肉痛が残ってるうちに筋トレしたいみたいな感じ(笑)っていうのは、けっこう強くあったんですよね。それは不安とかじゃなくて、今なら体験をもっと強いものにし直せるかなみたいな気持ちというか。

亀井:鉄を鍛えるみたいに、けっこう叩かれましたんでね。今のうちなら、鋼が鍛えられるというか。

高橋:今回の映画はどこまでフィクションで、同時にどこまでマダガスカルっていう土地や文化に対して正確であらなければならないのか、というあたりがひっかかっている、というかそこが大事なポイントだなっていうのはあらためて日本に帰って来て思っていて。というのは、単なるロケ地として僕らはあそこに行ったわけではないという実感がすごく強くあるんですね。いい絵が撮れるからとか、キツネザルが撮りたいからとかということではなかった。数年前になりますか、亀井さんがキューバで映画を撮ろうかどうしようかと思ってるって言ってた時にも会って、その後やっぱりマダガスカルでもう一発、今度はシナリオ書いて撮ります。と。そうやって選んだマダガスカルという場所の意味がね、亀井さんの中にはなにがしか必ずあって。そういったものを僕も持ちたいというか、、そういう感じは今もあります。

亀井:さっき高橋さんが日本に帰って来て、もう一回マダガスカルに行ってもええかなという話で、自分の事を思い返してみると、それにちょっと似ている感じを憶えています。何かというと、最初の問いというのは、これがドキュメンタリーなのかドラマなのか、そのうえでマダガスカルにどこまでこだわらなくていけないのかという質問だと思うんですよね。

それってね、ある程度の回数訪れて現地と同化していったら、もうなんでもいいと思うんですよね。ただそこがおそらく最短距離での撮影だったから、高橋さんにとっては、整理がまだついていないことだろうなと思うんです。僕がそんなに深くマダガスカルのことを知ってるわけではないですけど、とはいえ日本人の中では知ってるほうだとは思うんですけど、ある程度そこが身近になってるもんですから。例えば僕が日本で撮れば別にそういう問いはないじゃないですか。僕には感覚的に地続きになりつつあるというかね、マダガスカルも。

高橋:そこらへんはわかっているつもりで、もちろんこの問いは自分自身に向いている問いであって、亀井さんに文句を言っているわけではないんだけど。つまり今回の映画ってね、精霊のなんちゃらとか、なんとかの園とか、そういうよくある根無し草のファンタジーではないでしょ。それはあきらかなことで。絵空事じゃないんですよね。そもそも亀井さんが持ってきたテーマ自体が完全にドキュメンタリーの対象になっておかしくないくらいマダガスカルの習俗に深く根ざしたテーマなわけですよね。これがもっと抽象的だったら、もうちょっと撮りたいシーンがあるからハワイ行こうとか、ポリネシアの島に追加で撮影しに行こう、みたいな話もあるかもしれないけど、今回はマダガスカルという現実の土地を離れる訳にはいかないところがある。それをもちろん僕は受け入れているし、それで良かったとも思っているんですけどね。そのうえで、自分の中でマダガスカルの音楽─僕の場合は音楽になっちゃうんだけど、に対する義理立てみたいなものが(笑)なかなか整理つかない。

亀井:そうでしょうね。音楽にさらに踏み込んだ先の生活みたいなものが今回のテーマになっているんで、そういう意味では撮影もスタッフと一緒に生活したりテントはって毎日過ごしたりということで、、リアリティの中で撮った感じはしましたよね(笑)そのままだったと思います。マダガスカルのどこでもそうだってことはないと思いますけど、僕らが撮った地域のことがテーマで、撮影もそこでしてるんでね。あるひとつの状況を切り出しただけの感じというか。

高橋:ついついマダガスカルだから、小さい時に図鑑見て憧れたとか、BBCのドキュメント見て固有種が8割とか、バオバブとか驚異的な植物が生い茂っているみたいなイメージという場所なものだから、ついついマダガスカルという土地を過剰に考えてしまうところもあると思うんですけど。

亀井:高橋さんは帰って来てすぐ、マダガスカルはパラダイスじゃなかったという発言をしているのはそういうことですよね?

高橋:そうですね。それって亀井さんは引っかかったんですか? カチンときたとか(笑)

亀井:ぜんぜんそんなことないですよ。ええとこ感じてはるなというか。

高橋:パラダイスではなかったです。逆に言うと、すごく作られたというか、植民地の感覚でマダガスカルをパラダイスに仕立てているリゾートとかね。そういう場所とは僕らは1ミリも関わらずに今回の旅を終えたわけですよね。本当に関わっていないじゃないですか。

亀井:そうですよね。撮影だって僕ら日本から来たからって上座にいたわけでもなく(笑)

高橋:ぎりぎり、連日の大雨で、機材のこともあるし夜中も仕事するから、テントからボロ屋の中に入れてもらったぐらいですよね。

亀井:むしろ、飯にありつけない率が高かった(笑)

高橋:仕事している合間に飯がなくなってましたね(笑)早く行かないとなくなるぞーみたいな。

亀井:それもまたよし、ですね。現地であったことといえば、電気がない、もちろんガス水道がない中で、もうちょっと言えば、物がないと。例えば、現地で見つけた人に映画に出てもらうことになって、実際に彼が普段着てる服の中から衣装を選びたいって言ったら3着くらい服持って来て、これで持ってる服は全部。というパターンが多い。

高橋:今回は事前に亀井さんたちはロケハンにも行って、ある程度はこの人にこの役で出てもらおうとか決めてあったけど、やはりその場で人を探すことも結構ありましたね。行き当たりバッタリではないにせよ。

亀井:予定してた人がいないっていう(笑)もう亡くなってるとか

高橋:撮影中に失踪するとか(笑)

亀井:でね、日本人とか先進国というか、僕らの生活は物にあふれてますよね。家には余計なものとか山ほど増えているし。なんか、もう一回見直しますよね。マダガスカルでは身の回りのもの以外持ってないですし、もっといえばお金の流通自体も少ないですし。

高橋:とは言え、ものがないほうが幸せなのだ、みたいな風にも僕は感じませんでしたけどね。

亀井:僕らは仕事で行ってるから、不便な事は多かったじゃないですか。

高橋:ですね。でも、そこにいれば不便はいうほど感じないというかね、もちろん電気がないから撮影機材の充電が足りないとかあったけど、あれもね、終わってみるといつも充電されているのがちょっと退屈だったりするんですよね(笑)夜の間に何時間かで充電しなくてはいけないというのが生活の一部でしたからね。犬の散歩をするとかと一緒で、もう毎日のことの一部だったので、東京だったらこんなことないのに、とかは思わないですよね。たぶんマダガスカルの人もそうなんだろうなと。ものがないといっても、じゃあ何が無くって困ったかなーと思い出そうとしても、という感じというか。

亀井:僕ら小屋で生活してたじゃないですか。扉が一つあったでしょ。中から鍵はかけられるんやけど、鍵をかけないと勝手に開いてしまって、みんなが通る通路を塞いでしまうと。で、そこを通るために外からも鍵をかける。

高橋:だから、二人で部屋を使っていると、一人が外に出て鍵を閉めると残った人は出られないという。

亀井:それをどうにかしよう、としないじゃないですか

高橋:なるほど。それはいいポイントですね(笑)

亀井:僕は嫌やから、ぐっと扉を手前にひいたら鍵がはずれる仕組みを考案したじゃないですか。

高橋:鍵の作りもチャチだからできる

亀井:この先、あの鍵の開け閉めの仕組みが壊れても、わざわざ復元する事はしないと思うんですね。我々がいる間だけの一瞬の出来事というか。そんなことだらけじゃないですか。

高橋:それは、確かに。それ、マダガスカルの何かを表してる気がします(笑)僕らからすると、なんでちょっとした工夫をしないのか、みたいなことだけど。もしかしたらその辺りのことに、ちょっとしたことではない、何か秘密があるかもしれない(笑)首都でタクシーに乗ったってね、すぐ直せるような故障がいっぱいあるじゃないですか。壊れたドアを紐で閉めてるとかね。そんなことしなくてもここをちょっと直せば、とかって思うけど、直さないとか。それは果たして怠惰だからなのか、というとちょっと違う気がするというか。

亀井:彼らからしたら、僕らがそういう細かいことにこだわるのが意味ないんじゃないのって。そんなことどっちでもいいんじゃないのって思ってるかもしれませんね。

高橋:ほんとに。どっちでもいいんですよね。

亀井:紐で閉めてたままでも困らなかったしねって感じじゃないですか。

高橋:だから充電が必要な日々と同じじゃないですかね。しかしそういうことって、ほんとにマダガスカルどこに行っても端々にあったことですね。

(後編へ続く)

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