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日本・マダガスカル共同製作『ヴァタ 〜箱あるいは体〜』をクラウドファンディングで実現!
亀井岳が“初の長編劇映画”として挑む新作が、マダガスカルにて撮影開始!箱を携えた男達の旅。歩く、休む、食べる、唄う、寝る……太陽と月に導かれた道行きは、生と死、そして音楽の秘密を巡る大きな価値観を描き出す。
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1969年生、大阪府出身。大阪芸術大学美術学科卒業、金沢美術工芸大学大学院修了。彫刻、造形制作からインスタレーションを経て、2002年より映像制作へと転身。09年、長編初監督作品『チャンドマニ ~モンゴル ホーミーの源流へ~』を完成。2015年『ギターマダガスカル』を経て、現在三作目をマダガスカルで製作予定
亀井岳が“初の長編劇映画”として挑む新作が、マダガスカルにて撮影開始!箱を携えた男達の旅。歩く、休む、食べる、唄う、寝る……太陽と月に導かれた道行きは、生と死、そして音楽の秘密を巡る大きな価値観を描き出す。
現地ロケ費用に充当する制作費支援の目標値が、皆さまのおかげで無事達成されました!残り短い3日間ですが、あらたな再目標値として、海外映画祭出品のための英語・仏語字幕版制作、エントリーフィーなどの費用として400万円を目指しています!まだまだ知らしめられていない、この国の風習と音楽をテーマにした映画を、マダガスカルから世界へ!もちろんフランス語圏である、撮影現地での上映も視野に入って来ます。あと一息、皆さまのご支援をよろしくお願いいたします。
亀井岳は、長年憧憬を持ち続けてきた音楽を題材に2015年『ギターマダガスカル』を完成、日本主要都市の劇場で公開。世界的にも有名なギタリスト、デ・ガリやテタらミュージシャンの豊富な演奏シーンと、アーカイブとしても貴重な儀式の場で、次々と沸きあがるマダガスカルミュージックの神髄に迫ったカラフルな作品は、観た者を魅了しさまざまな反響を呼んだ。
翌年には現地首都アンタナナリヴでの上映とトークを敢行。多くの観客、映画関係者やアーティストが熱烈に歓迎、メディアにも紹介された。作品に対する人々の熱に打たれた亀井は、彼らと共に必ずこの地で次の作品をつくることを約束した。
2017年あらたな構想を携えロケハンを敢行した亀井は、特筆すべき“マダガスカルの人々が持つ死生観”と音楽を主題に、ここでしか描けない旅の物語を自身初となる劇映画脚本として練り上げる。これまで培った、音楽の源泉に少人数で深く潜り込み、出会った有名・無名の人々と一緒に制作するスタイルをさらに発展させることを決意。現地とコンタクトを重ねキャストを選定、スタッフを大幅増員した撮影体制を準備、ひたすらにコンテを描き続けた。
さらには、作曲・空間の音演出・サウンドプロデュースなど横断的に活躍する音楽家、高橋琢哉が前作の持つ力とプロジェクトの可能性に強く共鳴。音楽監督として撮影から同行する。スーパーバイザーにはマダガスカルを代表するヴァリハ奏者ジュスタン・ヴァリと、パーカッショニストのオロンベロ・リッキーを迎え、映画の重要な鍵を握る音に関しても強力な布陣で挑む。
ようやくプロジェクトの骨子が見えてきた頃、亀井がマダガスカルに造詣が深い方々とこの映画について語り合った夜、ひとつの言葉の贈り物があった。
[ヴァタ]── マダガスカル語で[箱]、映画の舞台である南部では[体]を意味する。
マダガスカル南東部のある小さな村。司祭が男たちを集めた。ひとりの少女が出稼ぎに行った遠くの村で亡くなり、手厚く葬られてから4年が経っていた。土の中で骨と化した遺体を、故郷に持ち帰って正式に埋葬するのだ。
少女の弟、親類の2人、儀礼を知る老人。4人は、道中での決まり事や心得を教わり出発する。道すがら、他愛もない話をしながらひたすらに歩き、日が暮れるころには木を切って東屋をつくり、火を焚き野宿をする。
ようやく辿り着いた村では、人々のあたたかい歓待を受け、生前の少女を偲ぶ話を聞く。それぞれの心に、おぼろげだった笑顔、音楽好きでダンスが上手かった姿が少しずつ蘇ってくる。
遺骨を受け取り、別れの儀式を終えた一行は帰路につく。箱を携え歩く道は景色が違って見えてくる。すれ違う人々も、箱の中を知ると礼節を持って道を譲る。森を抜け、川のほとりで焚き火を囲む夜、不思議な出来事が起こる。やがて謎の男が登場する頃、この旅に折り重なった物語がひとつひとつ開かれていく──
■改葬の儀式
マダガスカルでは、人が亡くなると遺体を土中葬にし、肉体が腐敗して落ちた頃を見計らって掘り起こし、骨に布を巻いて正式な葬儀を行います。その後、何年かに一度墓から遺骸を出し、新しい布で巻き替えます。これを「ファマディアナ(famadihana)」といいます。《人生は永遠に続き、死は人生の通過点である》と考える彼の地では、人は死後は“祖先”として不滅の存在になります。そのためには葬儀やファマディアナを滞りなく行うことが大事であり、これらの儀礼に参加する事は義務といえます。本作品では、最初の土中葬を中心にしたストーリーが展開します。
■サミー [SAMMY]
ミュージシャン。1985年、彼のグループであるTarika Sammyはイギリスのワールドミュージックの先駆け的なレーベルGlobestyleのプロデューサー、Ben Mandelsonの目に留まり数々のアルバムをリリースし国際的な評価を確固たるものにしていく。ヴァリハ(竹を使った琴)、カボシ(手作りの小さなギター)、ルカンガ(南部のヴァイオリン)、スディナ(竹のフルート)などの伝統的な楽器を自在にあやつり醸し出されるメロディは、まさにマダガスカルミュージック。ファーストアルバム「Fanafody」を愛聴していた亀井に、著名ギタリストHenrii Kaiserがサミーを紹介し、願ってもないキャスティングが実現した。
Traditional instruments from Madagascar
■レマニンジ [REMANINDRY]
マダガスカル南部に住むタンルイ人。普段は相撲の行司やタバコを商いするミュージシャン。特にbekoと呼ばれるタンルイ人の葬式の際の頌歌とルカンガ(弦楽器)を得意とする。2009年にマダガスカルを代表するミュージシャン、ジュスタン・ヴァリが音楽監督としてマダガスカルの各地方を代表するミュージシャンを集めて結成されたNy Maragasy ORKESTRAのメンバーに選出され、一躍その存在を知らしめた。亀井は南部チュレアールで『ギターマダガスカル』を撮影中、偶然に自転車で通りかかったレマニンジを発見、走って追いかけて交渉し、同作に出演。強烈なインパクト残した。今作でも重要な役割を担う。
Remanindry de la brousse à la scène (extrait)
■ザナキ ビビアンゴ [zanak’i Bibiango]
『ギターマダガスカル』メインキャストの1人、トミノの親族で編成された、南東部の港町フォールドーファンを中心に活動するローカルバンド。リーダーは兄のラド。バンド名は“ビビアンゴの子ども達”を意味する。演奏するのはタンヌシ人が好んで演奏するダンサブルなスタイル、“マンガリバ”。今回はこのバンドメンバーよりザカ、スル、そしてタンテリ役がキャスティングされた。
価値基準が多様化・細分化された現代、それぞれの人間は個人的、刹那的に生きていると言って過言ではないと感じます。この日本においても、親と子、家族の間で大切にする事柄が共有されない事も珍しくありません。
マダガスカルでは“人生は永遠に続く”と考え、死んだ者は不滅の存在として祖霊となります。現世に生きる人々は割礼や葬式、重要な事を決める占いの場などでそれら祖先の霊と交流します。日常的に過去と未来が重なり合い、自分と家族、自然、それらを超える存在とも結びついた、多層的な次元を生きているといえます。
人間の豊かさとは、《いかに大きな価値観を持って、他の価値を受け入れる事ができるか》と言えるのではないでしょうか。
私はこの映画で、この世界が、今生きている人間だけのものではなく、既にこの世を去った者や、今から生まれてくる者、さらには、それらが繋がりを引き寄せるすべての事象の総体だという事を、彼の地の人々が守り続けている慣習や死生観を通して表現します。音楽が結びつける、目に見えない大きな存在との交流。そこにある豊かなイマジネーションの広がりを、スクリーンに溢れさせたいと思います。
ご支援のほど、是非よろしくお願い申し上げます。
2017年7月21日 亀井岳
金沢美術工芸大学大学院修了。
2001年、造形から映像制作へと転身。旅と音楽をテーマに、ドキュメンタリーとドラマを融合させるスタイルで、2009年初監督作はモンゴルの喉歌をテーマにした『チャンドマニ 〜モンゴルホーミーの源流へ〜』。人々の営みと音楽を主題にしたロードムービー『ギターマダガスカル』を2015年劇場公開し、2016年現地首都アンタナナリヴにて上映。
2017年あらたなプロジェクトを携え再びマダガスカルへ。
『チャンドマニ 〜モンゴル ホーミーの源流へ〜』 http://www.chandmani.com
『ギターマダガスカル』http://www.guitarmadagascar.com
作曲家、音楽プロデューサー。
ギター/シンセサイザー/エレクトロニクスによる即興演奏、映像や演劇への楽曲提供等の活動と並行して、ダンサー田中泯の舞台音楽を国内外で担当(2000〜2006年)。2006年以降は、教育番組やニュース番組のテーマ曲の作詞作曲、展示空間やインスタレーションにおける音による空間演出、J-POPアーティストのサウンド・プロデュースなど多方面で活動。音楽を担当したものに国際エミー賞ファイナリスト、カンヌ広告賞ゴールド、アルスエレクトロニカ受賞作など多数。2014年より、音楽的感性モデルを他のメディアに再構成・翻訳することをテーマにOyster Inc.を主宰。
TAKUYA TAKAHASHI:WORKS http://takahashi-takuya.com
竹のまわりに弦を張り巡らせた楽器ヴァリハ。そのルーツは約1500年前に東南アジアから舟に乗りインド洋を渡ってきた人々が持ち込んだといわれる。ヴァリは代々ヴァリハを演奏する家系に生まれ伝統的な技法を受け継いだ、マダガスカルを代表するミュージシャン。2011年にはマダガスカルの知られざる音楽家を集めた“Ny Malagasy Orchestra”を結成。ヨーロッパツアーを成功させる。彼は単なる音楽家の枠を超え、絵本の制作や講演活動などマダガスカルの伝統文化を伝える様々な活動を行う。
■目標金額:300万円
撮影スタッフは、スタッフとメインキャスト合わせて総勢30名以上のチームで、エキストラも入れれば、さらに多くの人間が動きます。
集まったお金は、マダガスカル現地ロケ費用の一部に充てさせていただきます。
(経費概算/宿泊費:¥900,000、交通費:¥1,100,000、キャスト出演費:¥460,000、スタッフ人件費:¥870,000、機材費・小道具費:¥150,000、通信費・雑費:¥170,000 合計=3,650,000)
■スケジュール(予定)
◎撮影:2017年8月1日〜8月30日
◎ポストプロダクション:2017年9月〜12月
◎劇場公開:2018年秋を予定
*映画公開日の変動により、提供日が変更になる可能性がございます。
■お礼のメール
感謝のメールを送らせていただきます。
■コレクター限定UPDATE
逐次マダガスカルから届く撮影日記や制作過程など、映画公開までの情報をお届けいたします。
■オリジナルステッカー
鋭意作成中!後日デザインをUPDATEにてお伝えします。
■『ギターマダガスカル』Vimeo視聴権
Vimeoで配信中の前作をご視聴いただけます。メールにてコレクター専用URLをお伝えします。(視聴期間:1ヶ月)
■全国共通劇場鑑賞券
映画が公開される劇場でご利用できます。東京を皮切りに横浜、名古屋、大阪、京都、神戸ほか、最低5ヶ所〜最大10ヶ所程度を計画しております。特別鑑賞券の使用できる劇場は、随時公式サイトで告知します。
■『ヴァタ 〜箱あるいは体〜』Vimeo視聴権
Vimeoでコレクター向けに特別配信する本編をご視聴いただけます。配信開始後、メールにてコレクター専用URLをお伝えします。(視聴期間:1ヶ月)
■エンドロールへのお名前掲載
映画のエンドロールに、お名前を記載させていただきます。
*表記は、本名またはニックネームとさせてください。
■オリジナルTシャツ
鋭意作成中!後日デザインをUPDATEにてお伝えします。サイズ:S, M, L
■ゼブ牛の角スプーン(1個)
コブ牛の角で作られた民芸品。
■フォトブック(非売品)
監督・カメラマンが撮影したオリジナル写真集:オールカラー、28頁を予定。
■高橋琢哉ディレクション 現地録音サウンドCD(ライナーノーツ付・非売品)
今回の映画では、木々や水の音、人々の生活の物音、動物たちの声などが、音楽と混じり合い、ここではないどこかの世界との連絡を示唆するかのような存在として様々なシーンに登場します。それらを作り込んでゆく過程で、撮影中に録音する膨大なデータから、映画とは別の、もうひとつのサウンドトラックを切り出してみたいと思っています。(高橋琢哉/音楽監督)
■メイキングムービーDVD(非売品)
マダガスカルでの撮影時の模様に加え、演奏シーンのアウトテイクなども収録予定。
■シナリオブック(非売品)
オリジナル脚本の冊子。
■亀井監督厳選おみやげセット
マダガスカルには農業の副産物である稲藁やラフィアなど、様々な天然素材があり、帽子や籠などはアフリカ地域随一の豊かさを誇ります。また、空き缶や古タイヤから作られる小さなお土産なども豊富です。監督自ら、“コレは”という逸品を探してきました。
◎ゼブ牛のスプーン、天然素材ランチョンマット、マダガスカル名物の長距離バス”タクシーブルース”の空き缶製プレート、日常生活が描かれた寄せ木作りの箱、カゴバックから、ご支援いただいたコースによってこちらで選ばせていただきます。
■ストーリーボードブック(非売品)
監督手描きコンテ集。モノクロ、105頁程度。
■空き缶製パーカッション“カチャカチャ”
この国で最もポピュラーなパーカッションといえば“カチャカチャ”。空き缶に小石やガラス玉を入れて棒を付けただけのこの楽器ですが、マダガスカルのミュージシャンに掛かれば七色の音色を奏でます。伝説のギタリスト、デ・ガリは「ギターにあうのは太鼓ではなく、このカチャカチャなんだ」と語ってくれました。
■3名様限定:現地音楽家の所持楽器
本編に登場する重要なミュージシャン、レマニンジの楽器をあなたの手に。現地の空気をたっぷり吸い込んだ一点物です。
※9月15日現在、既に1名の方のご支援と楽器が確定しており、残り2点となりました。
(左)バイオリン型弦楽器ルカンガ、(右)太鼓
■チャレンジ:マダガスカル南東部にて8月1日から開始される撮影は、間違い無く完遂します。後、ポストプロダクションを経た映画は、東京・大阪での先行披露試写会の後、2018年劇場公開を予定しています。主要都市を中心にできるだけ多くの劇場で公開できるよう努力します。さらに小規模の会場での企画も含め、上映活動を継続していきます。
■リスク:もしも“あなたの街の近くに来ない”場合には、ぜひご一緒に上映会を企画させていただきたいと思います。
◎5000円以上のリターンの場合は、完成した作品をVimeoでご視聴いただけます。
このプロジェクトは、日本とマダガスカルという一万キロ以上も離れた両国のスタッフが共に作品を生み出す、これからの未来に向けても大きな意義を持つであろう、前代未聞の共同映画製作です。遙か遠い二つの国を繫ぐのは“作品を作り上げ、多くの人たちに観てもらいたい”一同の熱意と、この赤土の島に何度も脚を運んでリサーチを繰り返し、憧れを作品に昇華し、さらに前進する監督本人への強い信頼です。
その端緒になっている前作『ギターマダガスカル』は5000円以上のリターンで、Vimeoにてご視聴いただけます。ぜひご覧いただき、音楽の魅力と人々の姿を感じて、新作への期待を高めていただけたらと思います。
光と影、色彩。強烈なコントラストのマダガルカルを舞台に描かれるストーリー。そこには今の日本とはかけ離れた生活があり、知恵とユーモアに溢れ、躍動する人々の姿が顕わになります。やがて旅の目的、大切な事を成し遂げ訪れる祝祭の時──生と死、そして音楽の秘密を巡る大きな価値観を描き出す映画『ヴァタ 〜箱あるいは体〜』は、いよいよ8月1日撮影開始。制作ご支援、どうぞよろしくお願いいたします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
©FLYING IMAGE 2017
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