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6/14 稽古場日誌#2 by上中理瑚
vol. 7 2020-06-14 0
こんにちは。上中理瑚です。
劇団FAX『SANSO』の稽古場日誌の第二回目を担当します。
毎週日曜日は稽古場の「日誌」を書いていくそうです。
つまり、稽古場の「客観的な出来事を記録した帳面」を作っていきます。
では、参ります。
今日(13日)は2回目の稽古で、
オフライン11人とオンライン1人といった具合で、初めてお顔を合わせることができました。ゆったり和やかな雰囲気で、自己紹介や(久々の)発声、ほんの少しワークショップ(スローモーション,ランダムウォーク)、配役のための読み合わせを行いました。
私は初回に参加できなかった為、今回が初稽古となりました。雨の日でしたが、なんせ浮かれていたことと思います。うん、毎度浮かれながらやっていきたいです。人に迷惑をかけない程度に。
さて、こんじゅりが前回の稽古場日誌でこんなことを言っていました。
↓↓↓
「私」のことって言えないですよね、なかなか、他人様にはどうでもいいようなこと、主観的な考え。
でも今回はせっかくこうやってそれぞれ書く機会があるんだから、普段ならお互い知り得ない気持ちを知りたいよ、共有しちゃおうよ～～～～。(中略)
というわけで、『SANSO』の稽古場日誌では、稽古場の進捗と合わせて(進捗はきっちりお伝えしていきます！)「演劇や役に対する主観的な気持ち」を、つまり「日記」味を濃く書いていってもらいたいと思います！
勝手に決めました。第一回担当の特権です。
↑↑↑
なるほど、演劇に対する主観的な気持ちというと、今回『SANSO』に臨む私の気持ちは「感謝」と「最後かもしれない」が大部分を占めています。
#1 感謝
まず「感謝」ですが、
私はお芝居が大好きです。そして劇団FAXが大好きです。
劇団FAXとの出会いは大学1年のとき、夏の『贋作・蟹工船』あの時の感動は、今でも忘れられません(YouTubeでも見れます、ぜひ！→劇団FAX第３回公演『贋作・蟹工船』1 YouTube)。
だから今回、劇団FAX作品に迎え入れて頂けたことを本当に嬉しく思っています。大学時代の中でも1.2を争う嬉しい出来事でしょう。しかもTHEATRE E9 KYOTOで。自分になにができるかを沢山考え、形にしたいと思います。
この夏、考えることは他にも沢山ありますが、大学最後の夏休みに劇団FAXの『SANSO』で新しい自分に、観てくださる皆さんに出会えることにとても感謝しています。役者の皆さんも、スタッフの皆さんも、不束者ですが何卒宜しくお願い致します！！
この感謝の気持ちを最後まで忘れずに、『SANSO』に向き合っていくことをここにお約束します！！
#2 最後かもしれない
さてさて、「最後かもしれない」なんて緊迫感のある見出しをつけてしまいました。人間、別れなんていくらでも経験しますよね。
そのうちの一つ、演劇との別れに終始エモくなっています。
私の場合、大学を出たら演劇との付き合いは一旦断たれます。間違いなく、演劇の作り手側を続けるのは難しくなることでしょう。
望んでこの決断をするわけですが、別れはやっぱり辛くて悲しいです。
一時の別れ、の前にまだまだ演劇がしたい、
だからどうしても劇団FAXで『SANSO』をやりたい、やらなくては気が済まないのです。
そんな、私の演劇に対する主観的な想いのご紹介でした。もっと熱い言葉を並べればよかったかな？でもこんな感じが雨の日にはフィットしますよね。読んでくださった方の1日が良いものになりますように。
最後に、、、
こんじゅりの言葉を借りるなら、
『SANSO』はこれから、少しずつ色づいていく、皆さんにはその一端を見守っていただいている関係性ですね。
ただ、それは決して一方向の関係ではないと今強く感じます。それは私も日々、『SANSO』を心待ちにしてくださる方がこんなにもいらっしゃるのかと「目で見て」心を動かされているからです。心待ちにしてくださる方々の思いが、「私たちの目に見える」こんなに嬉しいことがあっていいんでしょうか…。
こんな風に、おひとりおひとりの力が、『SANSO』に文字通りパワーを与えてくれます。あなたからもどうか、『SANSO』を作り上げるのに力を貸していただけたらとても嬉しいです。
上中理瑚