展覧会風景−1
vol. 12 2019-06-29 0
コレクターの皆様
エゴイメ・クレクティヴのクラウドファンディング担当の一条美由紀です。
リターン品の発送、または直接手渡し希望のコレクター様にはリターン品の手渡しが進み、
未発送のリターンも7月中には終わる予定です。
7月初旬にはなるべく終わるよう心がけておりますが、
一部事情により遅れる場合は随時ご連絡いたしますのでご安心ください。
お手元に届いていないコレクター様、申し訳ありませんがもう少々お待ちください。
よろしくお願いいたします。
私たちの展覧会も今日を含めてあと2日、
今日はクロージングトークが15時からあります。
是非お立ち寄りください。
さて、
延び延びとなっていた現在展示中の作品の紹介の続きです。
前回と重複する作品もありますが、会場を見て回るような感じで紹介したいので、
改めて同じ作家も紹介させていただきます。
碓井ゆい《speculum》2016年 陶器、ドライポイント インスタレーション
手鏡を模したフレームの中には、世界の様々な言葉の一人称単数形が鏡文字で描かれた版画が入って いる。私たちは社会的な生き物であり、社会は言葉なしには存在できない。この作品は、どの文字を 認識することができるか、あるいはできないか-すなわちそれが鏡の像になるか否か-によって、見 る人それぞれがどのような社会を生きているのかを映し出す鏡になることを意図している。
右壁面 碓井ゆい《speculum》2016年 陶器、ドライポイント インスタレーション
奥 イトー・ターリ《私の居場所 4 つのパフォーマンス記録映像》1996-2012 年 デジタル映像 74 分
イトー・ターリ《私の居場所 4 つのパフォーマンス記録映像》1996-2012 年 デジタル映像 74 分
1「自画像」1996 年 自らの女性性とセクシュアルアイデンティティを問うた。サードギャラリーアヤ(大阪)18 分 46 秒
2「わたしを生きること」1998 年
セクシュアルマイノリティとして生きることを問うた。 SPACE PRAHA(札幌)19 分 53 秒
3「ひとつの応答」2012 年 ペ・ポンギさんと沖縄の多くの女性たちの残傷と自らの位置を問うた。 南風原文化センター(沖縄)19 分 34 秒
4「放射能に色がついていないからいいのかもしれない......と深い溜息......をつく」2012 年 原発事故の半年後、友人が吐いた言葉から事の困難さを知った。抵抗として放射能の可視化をパフォー マンスで試みた。 福岡アジア美術館 15 分 45 秒
4 つの記録映像を短縮したものをリプレイさせて上映。
岸かおる《spare-part》2013-19 年 テキスタイル、ビーズ、糸、木粘土
岸かおる《spare-part》2013-19 年 テキスタイル、ビーズ、糸、木粘土
岸かおる《連》2018 年 古帯、志古貴、帯揚げ、帯締め、髪飾り、詰め物 インスタレーション
どちらも心臓を模したオブジェではあるが、着物や帯、帯締めで制作した《連》は、日本に生まれた 女性が運命付けられ強いられる伝統的な女性像と命の継承を考える作品であり、ビーズを使って制作 した《spare-part》は臓器移植がテーマで、移植を可能にする現代の高度医療と臓器の対価と命の重 さを考えた作品
一条美由紀《私の中に居るあなた あなたたちの中に居る私》 2018-19 年 オーガンジー、木炭、ポリプロピレン 他 インスタレーション
人が人として生きるとはなんなのか?半透明で透ける素材を使用し、人の中に含まれる理性とその本 能の存在を、自分に、そして観る人に問いかける。
長くなりますので、続きは展覧会風景−2をご覧ください。
東京都美術館ホームページ:https://www.tobikan.jp
エゴイメ・コレクティヴホームページ:https://egoeimaicollective.tumblr.com
一条美由紀 及び
エゴイメメンバー 一同