牛 in Ladakh
vol. 8 2014-07-12 0
「okazu、Naomiの家に牛乳もらいに行ってくるわね~」と、Trinity Guest Houseの母、Shakunさん。
ちょうど、Naomi先生に用事があったので、僕が行くことにした。
「あら、そう?」じゃ、これボトルね、よろしくね。と、1リットルのボトルを渡された。
Naomi先生の家には牛が数頭いる。この間、レーに一緒に行った時のこと。放し飼いにしていた牛が思った方向に行っていなかったらしく、「どこに行ったのかしら・・・」ととても心配していた。何度もため息をついていたので、すごく大切な存在なんだなぁ、と思った。牛乳に加え、農作業の心強い相棒なのだから当然だ。けれど、最近、Sheyのあたりでは、牛を飼う家が少なくなってきているらしい。外に仕事を得るようになって、家で世話する人が家族にいない場合が多いからだそうだ。一方、Earth Art Projectの前半の会場になるNang村では、まだまだ牛や、牛とヤクの混合種・ゾーが活躍している。Nang村の人々は、ほとんどがファーマーだからだ。
4月末、Nang村の種まきのとき。前を行く女性が持っているのは、種。耕した溝に蒔いていく。
ゾーの足はかなり立派。歩みは思ったよりもかなり早い。
Naomi先生は、Nang村唯一の学校の校長先生だ。
後日、Naomiさんの牛はあの日無事に見つかった、と聞いた。
Shakunさんは、その牛乳で自家製ヨーグルトやバターを作る。
「なんでも出来る限り、家で作るようにしているのよ。その方がおいしいからね。ほらほら、食べて食べて」と、料理をすすめてくれる。ラダックの料理は、味付けこそ違っているものの、どこか日本料理にも似ている。そちらについては、また次回。
Naomi先生の家に行く道すがら、子どもたちがサッカーしていた。この女の子、身のこなしが只者ではなかった。よく見るとサンダルだし。奥の細い道を辿っていくと、ゲストハウスに着く。
okazu