クラファン27日目、この1週間に起きたこと
vol. 8 2020-08-31 0
ワセダクロニクル広報の佐野です。
マネーデータベース「製薬会社と医師」2018年度版制作のためのクラウドファンディングは27日目を迎えました。この1週間でご支援が増え、のべ53人の皆様から87万円をいただいております。前回のご報告で「このままではプロジェクトを続けられないのでは」と弱音をはいてしまいましたが、応援メッセージやご助言も含め、皆様から強く背中を押された思いがします。心から感謝申し上げます。とはいえ、450万円という目標達成にはまだまだ遠い道のりです。このデータベース、私たちがやらねば誰がやるのかという思いで続けており、その気持ちに変わりはありません。どうか引き続きクラウドファンディングの行方にご注目いただき、ご支援と、よろしければ、お友達、お知り合いへの情報拡散をお願いいたします。
この1週間は、ワセクロの活動が話題となった1週間でもありました。
一つは、ワセクロが制作に携わった、税金の使われ方を検索できるデータベース「JUDGIT!(ジャジット)」の利用者が一気に増えたこと。これは、先々週の土曜日に編集長の渡辺が東京MXテレビの番組「田村淳の訊きたい放題!」に出演し話題にあげた「JUDGIT!」に淳さんが強く興味を示し、その後ツイートしてくださったことによるものです。番組終了後、淳さんは渡辺のスマホを見ながらデータベースの使い方を熱心に訊ね、スタジオを後にするときも「ジャジット、ジャジット・・・」と忘れないようにつぶやいていたのが印象的でした。(https://judgit.net/)
もう一つは、朝日新聞が「独自記事」として大きく報じた、警察による国民のDNA採取とデータベース化の問題。法制化されないままその数が130万人に及んでいるという報道ですが、これはワセクロが昨年9月からシリーズで詳報した記事と同じ趣旨のものでした。そのためワセクロは、朝日新聞に対しワセクロのクレジット明記を文書で求めています。DNAの採取は、立入禁止の農業用水河岸で釣りをしたという軽犯罪でも行われています。究極の個人情報と言われるDNAが、国民監視に利用されないか、容疑のねつ造に悪用されないか、さまざまな問題をワセクロは報じていますので、ぜひ記事をお読みください。(https://www.wasedachronicle.org/articles/kanshi/dna1/)
「JUDGIT!」が税金の無駄遣いを監視するツールであるように、「製薬マネーデータベース」は製薬会社と医師たちに監視の目を向けるツールです。また、警察のDNAデータベースが権力側による市民監視のツールであるのとは違い、「製薬マネーデータベース」は市民側が「医療の権力」を監視するツールです。薬の処方が歪められないよう、これは私たちの力で継続せねばなりません。
ぜひ、あなたのお力をワセダクロニクルにお貸しください。このデータベースは、あなたにも身近な医療の現場を健全なものにするために必ず役に立ちます。何卒ご協力のほどよろしくお願いいたします。