ワセクロメンバーからのメッセージです!
vol. 3 2020-08-15 0
リポーターの友永です。製薬データベース2018年度版の作成をコツコツと進めています。作業をする中で気づいたことがあります。製薬会社の情報公開方法が少しずつ良くなっている気がするのです。
データベースを作るには、まず製薬会社が公開しているデータを集めなければなりません。全70以上のデータ収集だけで1ヶ月以上はかかります。
私は2016年度版の作成から携わっていますが、当時の公開方法は酷いものでした。公開されている医師名の漢字が旧字体か新字体か区別がつかず、画面を拡大したときでした。50人ほどの医師名がずらりと並んでいる画面が、一瞬で切り替わりました。データが閲覧できなったのです。よく見ると、画面上には「コンテンツ保護のため、コンテンツを一時的に非表示にしています。」と書かれています。
このように、データの閲覧を妨害するかのような公開方法をとる会社は、1社だけではありません。私の感覚では約半数が同様だったと思います。どこに透明性があるんだ?単に公開している体裁をとっているだけではないかと感じました。
2018年度版の公開情報は、一部企業を除き、画面を拡大してもデータが閲覧できます。新字体・旧字体の区別も簡単です。年々良くなる公開方法を見ると、データベースの公開が、情報公開の方法にも良い影響を与えているのではないか。そう思うとつい、作業中に笑みがこぼれます。
データ収集作業は少し楽になりましたが、大変な作業はこれからです。たくさんの時間と人手が必要な作業が続きます。ぜひ、作成に携わるメンバーの人件費を捻出できるよう、ご支援をいただきたいです。よろしくお願いいたします。