クラファン7日目の進捗状況です
vol. 2 2020-08-11 0
ワセダクロニクル広報の佐野です。
「製薬マネーデータベース」2018年度版制作に向けたクラウドファンディングは7日目を迎えました。現在16人の皆様からあわせて122,000円のご支援をいただいております。本当にありがとうございます。ご支援はすべて患者さんを救うことにつながっていきます。
医師は講演や原稿執筆などの副業を通じて製薬会社からお金を受け取ります。前回、私たちの作った2016年度版データベースは国会でも使用され、結果、文科省が大学に対し、医学部医師の兼業規定や倫理規定の見直しを求めるに至りました。また、多くのメディアに取り上げられ、製薬会社の間で医師への支払いを透明化する動きが見られるようになりました。
現在、新たに公開している2017年度版(https://db2017.wasedachronicle.org/)では、「大学の研究室への奨学寄付金」「疾患ごとの各学会への寄付金」の検索項目も追加。製薬会社からの奨学寄付金は71社から計約200億円に上っていたことがわかっています。寄付金がなければ研究が成り立たない実態や、寄付をした製薬会社に都合のいい臨床データがねつ造される恐れなどが可視化されています。
こうしたお金の流れが透明化する動きが継続するよう、これからも製薬会社と医師たちにプレッシャーを与え続けねばなりません。そのためには、誰でも簡単に検索できるデータベースを作り、公開し続ける必要があるのです。
医師から私たちに処方される薬の効果や量が適正なものであるという、そんな「当たり前」が歪められないよう、2018年度版データベース公開に向けて、どうかあなたのお力をお貸しください。