目標金額達成まで、もうすこし。いっぽいっぽ
vol. 41 2020-06-23 0
陽射しのなかにいると
めまいするような、
記憶がとぶような感覚になります。
おげんきですか。
クラウドファンディング、おかげさまで目標金額までもうすこし、となりました。
*
「であいと表現の場」がコロナによって、どのように変容するのか、しないのか。
ココルームは、1日も閉めることなく、扉をあけつづけました。
医療施設でも、福祉施設でもなく、街の相談所でもないのに。
変哲のない、カフェとゲストハウス。
50坪ほどの庭があって「換気がいいから」と、それだけの言い訳で。
お客さんは、以前に比べたら格段に少なく、経営としては成り立たないのに。
この活動のさししめすものは、なにか。
それを知りたくて、というのは、こちらの勝手な言い分です。
けれど、信じていることは、あるのです。
*
支援される人が、支援されつづける人では、なくなる瞬間。
その人が、重荷をすこしおろし、
こころをひらきはじめてくれたときの語りや
表されたものは、とてつもなく、ちからをもっていること。
そこに立会い、いつも、わたしは励まされています。
循環が生まれます。
けれど、この話は、とても、わかりにくいことだとおもいます。
それより、「困窮している人に、住まいを!仕事を!支援を!」と
呼びかけるほうが、寄付もしやすいと思います。
わたしたちの活動は、あいまいで、わかりにくく、
一言で言いあらわせません。
アートの社会包摂ということばがありますが、
まるで社会包摂をしているように聞こえますね。
包摂は、するものでも、されるものでもないのに。
*
そんな、わかりにくさのまま、正直にあらわしている
今回のクラウドファンディングを
こうして応援いただき、ほんとうに感謝しています。
目標金額まで、もうすこし。
そして、終了日まではまだ日数があります。
ひきつづき、応援を
誰かとのおしゃべりのどこかにはさんでいただいたり
SNSなどでご紹介いただければ、さいわいです。
どうぞ、よく寝て、よく笑い、おすこやかに。
写真は、夏至の日の釜ヶ崎の夕暮れです。
上田假奈代