釜ヶ崎オ!ペラ 秘蔵の映像を公開しました
vol. 36 2020-06-11 0
釜ヶ崎は、梅雨入りしました
庭の草木は喜んでいるようで
水たまりには、しずくが歌のようで
雨の世界のなかにいる今日です
お元気ですか
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釜ヶ崎のおじさんたちにインタビューをした映像をつくったのは2014年
ヨコハマトリエンナーレ2014に出場することになり、
いろんなことを企画しました
(そのときも、クラウドファンディングで応援いただき、ありがとうございました)
展示だけでなく、
美術館前での炊き出しカフェ、創作狂言や芝居、詩の講座などの催しに
釜ヶ崎から、総勢50人ほどが横浜に移動しました
それでも、釜ヶ崎で関わっているおじさんたちが
横浜にいっしょに出かけられるわけではありませんでした
そこで、インタビュー映像をつくり、会場で流しました
野宿の暮らし、日雇いの仕事、歌のこと、別れた家族のことなど
いろんな話をしてくださいました
あまりに、貴重な記録に思えたので、その年の
釜ヶ崎芸術大学の成果発表会的な「釜ヶ崎オ!ペラ」とあわせて
野村誠さんには、即興ピアノ演奏をおねがいし
90分ほどの映像にまとめました
できたら、上映したいなあと目論んだのですが、
そうした機会をつくることのできないまま
月日がながれました
憂歌団の木村充揮さん、谷川俊太郎さん、森村泰昌さん、南流石さん、
公開のための許可もいただいていたにも関わらず
こんなに遅くなってしまって、もうしわけなくおもっています
映像のなかには、もう会えなくなったおじさんたち、
ウオン・ジクスさんの姿があり、声があります
なつかしい方、はじめましての方もいらっしゃるとおもいます
長いので、時間のあるときに、ご覧ください
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釜ヶ崎オ!ペラ 恃まず、恃む、釜ヶ崎2014
監督:若原瑞昌
音楽:野村誠
制作:NPO法人こえとことばとこころの部屋(ココルーム