「であいと表現の場」 ココルーム、釜ヶ崎芸術大学の、ピンチはチャンス！
日常から編みだす生きのびる知恵と技を釜ヶ崎から。

スタッフの神田さんが庭で植木の移動をしてると

そこにみのるさんがやってきた。

「あー、この桜も植え替えてやらんといかんなあ」。

みのるさんはココルームの庭で井戸掘りをした時の現場監督でした。

ダイジェスト動画ぜひ見てください→釜芸、井戸を掘る！（クリックして！youtubeに飛びます）

何しているのかなあと　スタッフたかはしも見に行ってみると

「はい、交代（笑）。」と穴を掘ることになりました。

ココルームの庭には昔、母屋があって、そこが火事で焼けてしまったそうです。

道路が隣接していないためまた何かを立てることができなかったので、焼けた家のものは今でも地面に埋まっています。

桜を植え替えるために、掘り返すと、屋根瓦とか、陶器の破片とか、ガラスがたくさん出てきました。

延べ700人で井戸を掘った、去年の暑かった夏を思い出します。

久しぶりに、汗をかいた後の冷たい麦茶が美味しい。

風に乗って　土のにおいが届いてきます。

このきびしい状況を超えて、またここで

植え替えた２本の桜の木が元気に育って

来年の春、花を咲かせてくれるといいなあ。

（文：スタッフたかはし）