夜まわり、漫画を描いて渡しにいく
vol. 11 2020-04-29 0
きのうは、夜回り。
もともと釜ヶ崎芸術大学の講座として予定していたのですが、コロちゃんのため小規模に、スタッフと近くにお住まいの方たちとおこないました。
(作:高橋亘)
おむすびを握って
お茶わかしてペットボトルに入れて
メッセージをそれぞれかいて
みんなの言葉のせた通信をわたるくんが作ってくれます。
わたしがふだん働いている困窮状態にある方たちの相談窓口に来られるのは、なにかしらのサポートを求めている人たちで、路上で生活をしていているみなさんへなにを書くのか、なにを伝えたいのだろうか、しばらく言葉が見つからずにいました。
(釜ヶ崎まつりばなし2020.04.28発行)
通りにはいつもよりたくさんの人が横になっていました。
近くの小さな商店街にはこの頃あたらしい居酒屋が数軒オープン。遅くまで営業しているからか、野宿する人は減っていました。
しかし緊急事態による自粛で閉店中。夜が静かになったのでもどってこられたのでしょうか。
小学5年生のこどもが、夜回り前に4コマ漫画をつくり
「3枚限定やで〜!」と、描いた漫画をおじさんたちに配りました。
もらった人も笑っていたよう。
自分が面白いと思うものを渡しに行くその姿は、大人たちにとって発見がありました。
(作:ここみちゃん)
おむすび・お茶・通信・マスク・お菓子のセットを10人に手渡してココルームにもどり、ふりかえり。
感想をすこしシェアします。
・久しぶりの夜回りでした。最後にいった際、数名だったのが、少し増えておられて、この増減は何かと思いをめぐらせました。自分にとって慣れたところもあって、それがいいことでもない気がしますが、近所の方に挨拶に行くような感覚に近いのかな。
・ここみちゃんのマンガをわたすと笑ってくれたおじさんたち。こちらから何か楽しいもの、ほっとできるものをわたすのもいいなあと発見。
・This is good activity. I am happy to join always. Was good doing together in good spirit.
夜回りにいつも学ばせてもらうことがあります。
つぎは5月27日の予定です。
(ときどきスタッフ・なぎー)