フェスティバルディレクター三浦の想い
vol. 32 2022-09-20 0
皆さま、こんばんは。
中央線芸術祭実行委員会の田中です。
Center line art festival Tokyo 中央線芸術祭開催まであと12日。
そしてクラウドファンディング終了まであと11日となりました。
現在の目標達成率は60%、ご支援額607500円、ご支援者の方は76名となりました。
ご支援、情報拡散のご協力をいただきました皆さま、ありがとうございます。
先日、リレーコラム「次の駅のアート」にフェスティバルディレクターの三浦が寄稿した文章より、一部を抜粋してご紹介いたします。
是非、ご一読ください!
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リレーコラム「次の駅のアート」Vol.7
「ボロ布の価値観」より一部抜粋
(前略)
現代において社会的に生存してゆくためには、誰しも経済的な側面を捉えていかなければなりません。今回、中央線芸術祭がクラウドファンディングを実施しているのも、フェスティバルの開催にあたりその側面をいかに克服するかというところにあります。当たり前のことですが、ギャラリーや劇場を運営している方たちも、作品を創っているアーティストも、展示や公演の準備や設営をしてくれるスタッフの皆も、それらを仕事として日々生きています。出版社も、広告代理店も、印刷業者等も同様、直接的にも間接的にもフェスティバルに関わる全ての人は経済の仕組みの中で生きています。現代社会においてフェスティバルを実行することと、経済を動かすことを切り離して考えることはできません。とはいえ、私個人は「芸術は経済中心主義になってはならない」という考えに立っています。おそらく、それはやはり個人の「心の価値」の部分を優先させたいと思っているからだと思います。
心の価値と貨幣価値、文化と経済。この両極のバランスは時代の変遷とともに変動し続けるものではありますが、ここから先の未来に向けて、中央線芸術祭を継続してゆくにあたっては、その変動の中で「常に移動し続ける中間点」をいかに捉えて、その都度どういった形で着地させてゆくかが重要であると考えています。
芸術文化の「中心」を作るのではなく、常に世界の「中間」を探り続けることが大切なのです。
(中略)
クラウドファンディングにご支援いただいた皆様と、Center line art festival Tokyo 2022に関わっていただく全ての方と一緒に、世界の事象の中間に位置する一点に立つことができればと思います。これは、私の切なる想いなのです。
三浦宏之
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10月1日からはじまるフェスティバルは、クラウドファンディングの結果如何に関わらず、開催致します。
ClafT2022が目指す未来を描き出してゆくためには、まだまだ多くの皆さまのお力が必要です。
本ページをご覧いただいている皆さま、最終目標100万円達成に向けて、どうかご支援をいただけますよう、何卒よろしくお願い致します。