振付家・ダンサーの砂連尾理さんから応援メッセージ!
vol. 33 2022-09-22 0
いつも応援いただきありがとうございます!
中央線芸術祭実行委員会です。
皆様からご支援とお力添えをいただき、ご支援者様85名、目標達成率70%を超えてまいりました。
ファンディング期間は残り9日間。目標達成のゴールに向けて、実行委員会一同ラストスパートします!皆様さらなるご支援と、ご支援者さまの輪をひろげるための情報拡散のご協力を、何卒よろしくお願いいたします。
昨年のフェスティバルに参加され、今年は4月に行われた芸術祭のスタートアップイベントに参加いただいた振付家・ダンサーの砂連尾理さんから応援メッセージが届きましたので、皆さまにご紹介いたします。
是非ご一読ください!
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中央線の歴史を調べてみると、その始まりは今から約130年ほど前の1899年4月、甲武鉄道会社線の新宿―立川間の開業がその始まりらしい。
その年の8月には八王子まで延伸、その翌年には日野駅が新たに開業と、そこから駅が徐々に増え、1973年4月1日に西国分寺駅が開業し、今の形の路線になるまでに約100年かかっている。
さて、三浦さんが昨年から始めた中央線芸術祭の方はというと、アーティストの参加人数が昨年の18名から今年は24名に。
開催場所も昨年の中野、高円寺、吉祥寺、武蔵境、武蔵小金井の5駅に今年は新たに西荻窪、荻窪、阿佐ヶ谷が加わり、計8駅とその開催場所を広げている。
増えることを良しとする価値基準に三浦さんは特に重きを置いていないとは思うけれども、公的な助成金に頼らずにその規模を拡大していることにはただただ感心する。
思うに、三浦さんは増やすというよりは育てるという手つきでこの芸術祭を耕しているのではないかと思う。
だから人為的にいわゆる“アート”を増やすのではなく、“芸術”の根が自然と自らの力で広がっていくのを優しく見守りながらこの芸術祭を育てているのだと思う。
その耕し手に微力ながらも私も加わりたいと思う。そして、その輪が広がれば、この芸術祭は100年も掛からずにその開催場所を中央線全駅に広げていくような私たちのフェスティバルになるのではないかと感じている。
砂連尾理
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砂連尾理 / Osamu Jareo
振付家・ダンサー
91年、寺田みさことダンスユニットを結成。近年はソロ活動を中心に京都・舞鶴の高齢者との「とつとつダンス」、宮城・閖上(ゆりあげ)の避難所生活者の取材が契機となった「猿とモルターレ」、病、障害などを〈生きる過程にある変容〉と捉え、対話を通してダンスへと変換する「変身—ええ、私です。又あなたです。」、また映画「不気味なものの肌に触れる」(濱口竜介監督)の出演、振付など。
著書に「老人ホームで生まれた〈とつとつダンス〉―ダンスのような、介護のような―」(晶文社)。立教大学 現代心理学部・映像身体学科 特任教授
HP : https://www.jareo-osamu.com/