映画のチケットは宝物(桜木)
vol. 12 2016-07-22 0
みなさま、こんにちは。
おかげさまで少しずつ目標金額に近づいています!ありがとうございます。
このプロジェクトをスタートして楽しい反面、壁にぶつかることもあります。でもその度に、ご賛同いただいた方のメッセージとお名前を見て、元気をもらっています!また、いつもFBやツイッターでシェアやいいねをしてくれる方の顔もうかびます。あたたかい気持ちをありがとうございます。心から感謝しています。
さて。
みなさんは、子どものころに初めて映画を観たときのことを覚えていますか?
わたしは映画館で、ふっと暗くなった瞬間のことが忘れられません。急に暗くなってびっくりして、思わずとなりに座っていた母の顔を見たのですが、母の横顔がいつもとちがうように見えたのを鮮明に覚えています。
スクリーンの光に反射されて肌がぴかぴかで、目もきらきらで、なんだかいつもの母じゃないみたいでドキドキしました。映画の最中に何度か母の方を見たのですが、楽しそうに笑っていて、子ども心にそれがすごくうれしかったのを覚えています。
わたしはそのときに見た映画のチケットの半券を、しばらく宝箱にしまっていました。
今、わたしには2人の息子がいます。8歳と6歳のやんちゃざかりの息子たちに、ついつい「コラー!」と言ってしまうことも多くて、夜に息子たちの寝顔を見ながら「今日も叱りすぎたな・・・」と反省することもしばしば。
そんな息子たちが楽しみにしているのが週末の「おうち映画館」です。
おうちで、昼間でも部屋を暗くして、スピーカーにつないでで大音量で、ポップコーンを食べながら、映画(DVD)を観ます。
そのときに、わたしは「映画のチケット」を作ります。上映前に、そのチケットの半分をちぎって入場(と言っても家の中なのでとなりの部屋に移動するだけ)。半券は、ポップコーンとジュースの引換券になります。
それがよっぽど楽しいみたいで、先日、息子の宝箱にこんなものを発見しました。
おうち映画館で「スターウォーズ」を観たときの、わたしが作った半券でした。ただロゴを真似して書いただけのものですが、息子にとっては宝物になったようです(次はもっと上手に書いてあげようと思いました・・・)。
きっと、わたしが「スターウォーズ」を観ながら笑ったり泣いたりワクワクしたり感動したりしている横顔を、息子はチラチラ見ていたんだろうなーと思いました。子どものころのわたしと同じように。
お母さんが楽しい顔をしていると、子どもはしあわせな気分になります。ウガンダでの星空映画館にもできるだけたくさんの親子で来てほしい。もちろん両親がいない子は、おじいちゃんおばあちゃんやいとこや友達でもいい。
誰かといっしょに「映画」という体験を共有する。そこで笑ったり泣いたり、ドキドキしたり癒されたりする。となりの誰かと肩が触れ合っていて、あたたかい。
そんな時間をつくりたいと思っています。
あ、ウガンダでの星空映画館でも映画のチケットを作りたいなあ。ウガンダの子どもたちの手元に、あーなんだか楽しい時間だったなって、思い出のかけらが残ったらうれしいです。
cinema stars 代表 桜木奈央子