農家訪問、3つの台風が農家に与えた現状
vol. 15 2019-11-09 0
みなさん、こんばんは。
作業に追われてあまり時間が無く・・・今回も写真メインで失礼します!
今日(11/8)は山武市の農家さんへ、12月中に一緒にイベントをする知人を招き訪問しました。
3度の台風がもたらした農業被害とは?
ようやく水菜の苗が育ってきたとのこと。このビニールハウスは今回新たに立て直したもの。
新しく立て直したビニールハウスの外観
ハウスの材料はすべて届くわけではありません。届かない部品もあり進められないことばかり。人手も当然足りません。
台風15号(1回目)で倒壊したビニールハウス、外して纏めたビニールと、ゴム紐
台風19号(2回目)で被害を受けたビニールハウス
2回目の台風では、ハウスを倒壊させないためにビニールを外しています。ハウスは守られますが、トマトは全滅しました。
育つことのないトマト
収穫できず、熟したトマト。少しだけ残ったトマトを収穫する時間はない。新しいビニールハウスを建てたり、倒壊したハウスの撤去を優先しないといけないため。
8月の酷暑の中、ビニールハウスは40度を越えます。その中で一日も休めず、農家が育てていくのがトマトです。約40日間過酷な作業を続けたトマトは1度の台風で捨てざるを得なくなりました。
これから出荷が始まる人参。こちらの人参畑は畝が残っていたため、出荷できるとのこと。雨で畝が流された畑は、中まで緑色になっているとのこと。
収穫した廃棄野菜。地域の飲食店ですべて使っていただく事になります。
台風15号(9/9)で、野菜は傷つきました。この時点では、キズもの野菜として売ることができました。
ですが、、、台風19号(10/12)で、野菜は暴風雨を浴びて販売できるものではなくなりました。農家はビニールハウスの枠組みを守るためにビニールを外さざるを得ず、収穫可能な野菜は暴風雨で全滅しました。
ただ、、、台風19号(10/12)時点ではまだ苗のままの野菜や、大根や人参など根菜は対処のしようがありました。土が乾けば、収穫もできました。
そして、台風21号(10/23)は、苗を流し、多くの畑から畝を流し、根菜も野ざらしとなりました。豪雨で大量の水を含んだ畑で収穫することは出来ず、野ざらしの根菜は日差しを浴びて痛みが進んでいった結果が今です。
そして場所により被害状況も様々で、農家さんとの繋がり作りも非常に困難でもあります。