返礼品について
vol. 13 2019-11-02 0
まとめて12月20日に一斉発送いたします!
みなさま、ご無沙汰しております。お元気ですか?
返礼品の「お礼の手紙」だけは10月末に発送を予定していたのですが、
100%達成記念の豆皿を全員にお渡しするので、12月すべての作品を一挙に発送させていただきたいと思っております。お礼のお手紙もそれと一緒に発送をさせてください。よろしくお願い致します!
お待たせしてしまい申し訳ありません!!
わたしは、ルーマニアから帰ってきて、
・時差
・ルーマニアでなにかにあたったらく帰国途中から暫く胃腸炎が続いた
・明日からの展示の準備が進められなかった
ため、ありとあらゆることが滞っております。
今日の午前中に作品のインストールがやっと落ち着き、
それと同時に体調(メンタルも含めた)がようやく回復してきました◎
ルーマニアで起こったことに対して、全く頭が働かない、整理がつかない状態で、
報告をしなければと思いつつも書いては途中で保存、の繰り返しでした。
11~12月かけて、こちらで何回にもわけて、
・ルーマニアで経験したこと
・それを基にわたしが今感じることが出来ていること
などを中心に、書いていきたいと思っております。
今日は、明日から開催されるトロールの森国際野外展についての告知をさせてください!
【展示のお知らせー2】
トロールの森国際野外展
11月3日(日祝)~11月23日(土)
http://www.trollsinthepark.com/about/
・都立善福寺公園/上池(←私はここ)
・杉並区立桃井第四小学校
・西荻窪~善福寺周辺店舗、ギャラリー
(わたしは善福寺公園・下池のそばにある葉月ホールにも少し作品を展示しています。)
☆あおいパフォーマンス日程
11月9日(土)だいたい15:00~
11月23日(土)だいたい15:00~
※パフォーマンスをする環境をつくるところから徐々にパフォーマンスに入っていく感じなので、「だいたい」。
あおいのパフォーマンスは、彼女が気持ちいいとおもうムーブメントが出てくるプロセスをそのまま見せて見ようということになりました。
相変わらず霧の中だけど、、、
ジャズダンスもミュージカルクラスも発表会に向けて追い込み時期のなか、あおいがいまのあおいと繋がる時間を、と思っています。
あおい曰く、
「その様をみて、見ている人がふわっと、しゅるしゅると、煙がふぁっと抜けるみたいに素に戻ってもらえたら。本当の自分って、自分がおもってるよりもずっと、気が抜けていたりするかもしれないなって思うから。」
わたしとあおいの実験です。
写真、楕円が集まっている場所がメインのスペース、
9日、23日に限り、楕円は土の上に移動するので、其処に座ってみてもらうことも可能です。(座れる作品の数は限られています。)
パフォーマンス当日は、中央の広いスペース以外にも、あおいが動きながら移動できる場所を、同じゼオライトを敷いてつくります。
ちなみに、9日、23日はあおいがパフォーマンスをする状態を維持します。
ダンサーのかた、パフォーマーの方、
この場所を実験的につかってムーブメントつくってみたいかたいたら是非是非。
それ以外の通常モードの展示体系のときでも、もしパフォーマンスしたいかたいたら、ご自由にどうぞ◎
ただ、9、23以外は、作品に触れることは基本的にできません。(中央砂利の中以外の作品は、実は触って大丈夫。)
そのとき、もし動画を撮影したりしたら、ぜひわたしをタグ付けしてください◎
※夜はセンサーライトがつきます。
それを活かしたパフォーマンスとかできそうだな~と思いつつ。あおいができそうなら、9日か23日に試してみる予定です。
遊びたい方どんどん使えるもの使って遊んでください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「トロールの森」は2002年、杉並区の都立善福寺公園を舞台にスタートした国際野外アート展です。
2013年からはJR西荻窪周辺へとエリアを拡大し、リノベしたカフェや自然食レストランなどでの公演や、まちの魅力を発見するプロジェクトなど、多彩なアートを展開しています。
18年目となる今年は参加アーティストも拡大。11月の3週間、ぜひ身近なアートに触れてください。
Trolls in the Park is a contemporary art exhibition held annually in November at various locations between Nishi-Ogikubo Station and Zenpukuji Park.
主旨
2019年度のテーマ:「囁き」ささやき whispers
開催主旨 Concept
木々のそよぎ、水面をわたる風、虫の羽音。 自然界は多様なささやきに満ちています。 街を歩けば、雑踏や歓声にかき消されそうな小さな音。 耳元のひそやかな声は、あなただけに伝えたい真実? それとも誘惑?
ささやきを漢字で書くと、口が一つに耳が三つ。 見ることや話すことより、じっと聴くこと、3つ目の耳で本当に大切なことを聴き分けることが求められているのかもしれません。
The sigh of trees, the wind passing over the water’s surface, the beating wings of an insect: The natural world is filled with various whispers. When walking through the town, such infinitesimal sounds are likely to be drowned out by the traffic and crowds. Falling only on your ears, do these small voices wish to convey the truth? Or are they an invitation?
The Chinese character for “whisper” (囁) combines the radicals for “mouth” and “ear,” with “ear” repeated three times. Rather than speaking or observing, perhaps what is needed to discern things of real importance is to listen with all our senses.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今日、最後の仕上げをしていたときに、
ご近所の方がいらして、
「対象があって言葉がある」
「説明を聞いて、対象へのイメージを膨らませることが出来る」
のだというような話をされました。
彼に説明をお願いされて、
最初、アプライしたときのコンセプトを話したのですが、
その方にはどうにもしっくりこなかったらしくて、
(実は今のわたしにもしっくりきていない)
「漢字一文字でいってみて」
といわれたのですが、これがなかなか出てこない。
あれはこれはと例をたくさん挙げてもらった挙句、
「色即是空の、≪空≫・・・かなあ。」
とわたしがいったら、
「空か!それはいいね、なるほどそれはいい、膨らむねえ」
と満足していただけました。
正直わたしはそんなことは制作時に一度も考えていません。
その場でぽっとおもいついた言葉で。
ただ、嘘ではない、その場で確かにそう思ったから。
だけど、それはわたしが作品から受け取った印象で、
もともとそれを目的にして作品がうまれたのではない。
というところは念入りに伝えました。
だけど、「水脈」というタイトルよりもずっといいと喜んでくれたので。
それでいいのかなと思いました。
その場で、その時にあった人が、求めているものってあるんです。作品に出会う前から。
求めているっていうのが、意識的にか無自覚かはわからないけれど。
知りたい事、考えている事、興味があること、すきなこと、反対に大嫌いなことも。
それが、作品をきっかけに明らかになるって、いいなと思いました。
日々のタスクの陰にもやっと見え隠れするものが前面に出てくるって。
毎日公園を散歩しているのとは多分、違う刺激(電気信号みたいな)がそのひとに入ったのだなと。
こういうのって一期一会ですね。
あと1分、ずれていたら私は今日その方と出会うこともなくて。
作品のほうから、ひとに寄り添っていくのも、自然でいいなと思いました。
少なくとも私の作品は、「こうでなきゃいやだ」なんてことは思っていないひとなので。
そのひとにとってしっくりとくる形で記憶にインプットされることがきっと作品にとっても一番いい。
空に浮かんで流れてく雲のかたちをみて、自分のイメージをあてはめてくみたいに。