「都市と循環2023」動画の内容 ①「建築と循環」
vol. 5 2024-06-29 0
現在、「都市と循環2024」先行早割チケット販売中ですが、その中でオプションとして提供差し上げている「都市と循環2023」記録動画の内容について順番に詳しく紹介。
今回はその第一弾。「建築と循環〜建築の循環の現在地とは〜」について。
スピーカーとして登壇くださったのは、新しい方法で建築の世界に挑むベンチャー「VUILD株式会社」の代表取締役CEOの秋吉浩気さん、「株式会社くさかんむり」代表取締役で茅葺き職人の相良育弥さん、世界最大の建築エンジニアリング集団「ARUP」の東京事務所で働くアソシエイト/シニア・プロジェクトマネージャーの菊地雪代さんの3名。進行は東京R不動産/株式会社OpenA代表の馬場正尊が務めました。
建築はどのように進化していくのか、あるいはどのように進化していくべきなのか。今、進化の仕方の変わり目が来ているのかもしれない、という問いかけから始まり、
「BUILD NOTHINGというけれど、確かに設備設計の担当者であってもむやみに設備を設計せず、いかに機械を入れないでできるかという方向になってきている」(菊地)
「建築よりも人間の身体性の方をもう少し変えていかなくてはいけないんじゃないか。そうすれば、おのずと建築も変わっていくのでは」(相良)
「普及している建築家という職業は割とハードというか意匠、モノの話になりがちだが、僕たちがやろうとしているのはハードの価値の追求ではなく、みんなをデザイナーにするための“発想支援”。そこに価値が現れている」(秋吉)
などの意見が飛び交う場となりました。
詳細は、ぜひ実際に動画を見ていただけたらと思います。
「都市と循環2023」の動画は、都市と循環2024先行早割チケット 特典「都市と循環2023」全動画視聴権付きをお選びいただくと、視聴が可能です。
※先行早割チケットは7/31クラファン終了後の送付になりますが、動画視聴権はお申し込み頂いたらすぐご視聴が可能となります。(視聴用のアドレスをお送りします)
●都市と循環2023 トークセッション「建築と循環」登壇者プロフィール
◎秋吉浩気(VUILD株式会社 代表取締役CEO) 2017年に建築テック系スタートアップVUILDを創業し、「建築の民主化」を目指す。主な受賞歴にUnder 35 Architects exhibition Gold Medal賞(2019)、グッドデザイン金賞(2020)。[ポートレート撮影:齋藤誠一 / Seiichi Saito] 「VUILD」ウェブサイト |
◎相良育弥(株式会社くさかんむり 代表取締役) 1980年生まれ。茅葺き職人。兵庫県神戸市北区淡河町を拠点に、空と大地、都市と農村、日本と海外、昔と今、百姓と職人のあいだを草であそびながら、 茅葺きを今にフィットさせる活動を展開中。平成27年度 神戸市文化奨励賞ほか受賞多数。 「くさかんむり」ウェブサイト |
◎菊地雪代(アラップ東京事務所 アソシエイト/シニア・プロジェクト・マネージャー) 1級建築士、宅地建物取引士、PMP。アラップ海外事務所の特殊なスキルを国内へ導入するコンサルティングや、日本企業の海外進出、外資系企業の日本国内プロジェクトを担当。 「ARUP」ウェブサイト |
<ファシリテーター>
◎馬場正尊(東京R不動産/株式会社OpenA代表) 1968年佐賀県生まれ。2003年OpenAを設立。建築設計、都市計画、執筆などを行い、同時期に「東京R不動産」を始める。東北芸術工科大学教授。『テンポラリーアーキテクチャー:仮設建築と社会実験』(学芸出版 2020 共著)など。 「OpenA」ウェブサイト |