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日本の消えゆく風景「銭湯」映像ドキュメントをクラウドファンディングで実現!

映画「ご近所のぜいたく空間・銭湯」〜銭湯アーカイブと活動のドキュメンタリー〜

私たち「文京建築会ユース」は地域の建築関係者が集まる有志団体「文京建築会」の若手部門として2011年秋に発足。まちに隠れた面白いコンテンツを探し出し、再編集・発信して、地域の魅力を掘り起こすことを目的として活動していました。2012年秋より、「銭湯」をテーマに設定したのは「文京グラフィックス」の一環。それまでは文京区全域の団子や狛犬を調査し、雑誌掲載やグッズ開発・販売、などを行っていました。

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このプロジェクトは、目標金額1,000,000円を達成し、2014年1月8日00:00に終了しました。

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このプロジェクトは、目標金額1,000,000円を達成し、2014年1月8日00:00に終了しました。

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『(仮題)ご近所のぜいたく空間・銭湯』制作経過報告(2017年7月)

vol. 5 2017-07-15 0

ご支援くださっている皆様へ

なかなか制作報告ができずにおりまして、申し訳ありません。

昨年の10月にほぼ撮影は終了し、現在は500時間を超える撮影素材を見直しながら文字起こしと整理作業をしています。朝から晩まで頑張っても撮影素材3時間分ほどしか作業が進まなくて、気持ちばかりが焦ってしまいます。
幾通りにも作品ができそうなほど膨大で内容の濃い素材を、90分位の作品に編集しなくてはいけないと考えると、実にもったいない気がします。
あともう少しで終わるこの作業も、これから突入する編集作業の際に試行錯誤を繰り返したり、熟考するためにどうしても必要なものとなるので、手を抜かずにやりたいと考えています。

これまで、撮影した素材をチェックしていく過程でいろんなことを感じたり、考えさせられるのですが、改めて強く考えさせられることは『わがまち』のことです。
ユースの『わがまち』は東京文京区ですが、東京全体がそうであるように、めまぐるしく変化していってます。大切にしてきたモノや、大切にしたいコトまでもがあっという間に変わってしまうくらい急激な変化です。
人の暮らしにとって良い方向へ変わるのなら良いんですが、危うさを感じるところがあります。
そんなことから、自分の暮らすまちについて考えることの重要性を撮影当初より更に強く感じています。

私ゴトになって申し訳ないのですが。
つい先日、うちの近所で第二次大戦中に空襲を受けた『戦災の木』が切られてしまう出来事がありました。
このクスノキは爆撃で幹に大きな穴が空いたのですが、木の主である左官屋さんがモルタルを埋めて、見事に回復しました。
青々と葉を茂らせる木に刻まれた傷跡は、戦争や爆撃の惨さを伝え、同時にその左官屋さんの木への思いやりも物語ってくれました。
そんな左官屋さんと木の物語を、孫にあたる建築家の方が、目の前の小学校に通う子どもたちにも話して芦屋市の保護樹に指定されました。
僕自身、彼と出会う10年前までこの木のことは知らなかったのですが、そのことを知ってからは人をまち案内する際、必ずこの木を紹介してきました。
しかし、残念ながら主の親族間の事情で、この物語のつまった木は切られてしまいました。
この芦屋のまちにも戦争があったことを伝える生きた証拠として、とても大きな意味のある木だったのに。

そんなことがあっても、まちの雰囲気は何も変わらず時が流れていきます。
取り返しのできない出来事にくやしさが残るばかりです。

僕は彼から、この木のこと以外にもまちの歴史や文化、植生にいたるまで、いろんな角度からまちことについて教わりました。そのことで僕の心が喜ぶ世界が広がったし、それまで以上に自分が生活する場に対する愛着がわきました。
建築とは、なんと奥深く面白い職業だと感じさせてくれた人でもあります。

今回取材をさせてもらった文京建築会ユースのメンバーも同様に、自分たちのまちの魅力や課題をいろんな角度から示してくれています。
少し大袈裟かもしれませんが、彼女・彼らを取材する中で、自分のまちと関わるということは、『自分がここでどう生きていきたいのか』という、生き方を問い続けるということであるようにも感じました。
今の世の中はとにかく便利で有り難い面もあるのですが、人とあまりかかわらずに生活できるためのモノやシステムが充実し、益々、孤独化していく方向へ向かっているようにも感じます。
そして経済最優先の社会では、人のコトが後回しにされ、幸せな暮らしから遠ざかっていくばかりです。

今回のユースの銭湯にまつわる活動からは、そうした社会の動きとはちょっと違う、わずらわしさもあるが人とのつながりを求め、経済効率が最優先ではない『良いコトだと魂が感じたから動いた』とでも言っているような、人間が行動する上で最も輝きのある原動力を感じ取ることができます。

今回取材させてもらった人たちの姿や言葉から、それぞれの思いを丁寧に紡いで、これまで以上に自分たちが暮らしているまちについて関心をもってもらえる作品したいと考えています。
まだまだ時間がかかってしまいそうですが、引き続きどうぞ宜しくお願いいたします。

2017年7月7日 監督 神吉良輔

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