『(仮題)ご近所のぜいたく空間・銭湯』制作経過(2016年2月)
vol. 4 2016-02-27 0
『(仮題)ご近所のぜいたく空間・銭湯』へご支援をくださっている皆様
私どもの映画制作を応援してくださっている皆様に心よりお礼を申し上げますとともに、制作経過をなかなかご報告ができず、誠に申し訳ございません。
2015年夏の完成を目標として、2013年11月から文京建築会ユースの取材をスタートさせた映画制作ですが、2016年を迎えた現在もなお撮影を続けております。
東京のまちがめまぐるしく変化していく中で、文京区の銭湯は取材中に4軒廃業しました。
ユースはその度に店主とともに存続の可能性を探ったり、解体によって消えてしまう”まちの記憶”を実測調査などの記録として残し、タイル絵やロッカーなど銭湯文化を伝える部材は利活用してくれるところへ引き継ぎました。
そうしたユースの活動にまちの人や地元の大学生、企業など多種多様たくさんの人たちが関り、その思いや価値観からは、ひとの暮らしやまちのあり方について考えさせられます。
気がつけば取材は3年目に入り、撮影した映像素材の時間は500時間を超えました。
この膨大な素材を整理しながら編集作業をすすめておりますが、完成までもうしばらく時間がかかりそうです。
ドキュメンタリー映画のため、公開時期も明示できず大変心苦しいですが、お待ちいただけたら幸いです。
引き続き、どうぞ宜しくお願いいたします。
2016年2月
監督 神吉良輔