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日本の消えゆく風景「銭湯」映像ドキュメントをクラウドファンディングで実現!
私たち「文京建築会ユース」は地域の建築関係者が集まる有志団体「文京建築会」の若手部門として2011年秋に発足。まちに隠れた面白いコンテンツを探し出し、再編集・発信して、地域の魅力を掘り起こすことを目的として活動していました。2012年秋より、「銭湯」をテーマに設定したのは「文京グラフィックス」の一環。それまでは文京区全域の団子や狛犬を調査し、雑誌掲載やグッズ開発・販売、などを行っていました。
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私たち「文京建築会ユース」は地域の建築関係者が集まる有志団体「文京建築会」の若手部門として2011年秋に発足。まちに隠れた面白いコンテンツを探し出し、再編集・発信して、地域の魅力を掘り起こすことを目的として活動していました。2012年秋より、「銭湯」をテーマに設定したのは「文京グラフィックス」の一環。それまでは文京区全域の団子や狛犬を調査し、雑誌掲載やグッズ開発・販売、などを行っていました。
目標金額を達成しましたが、映画作りのためにはこれからもまだまだ資金が必要です。
最後の最後少しでもこの機会にご支援お願いします!
私たち「文京建築会ユース」は、文京区にまつわる建築関係者・建築を学ぶ学生による有志の団体です。地域に隠れたコンテンツ――普通に生活していると見過ごしがちでも、よく観察するとなかなか奥が深いもの――を掘り起こそうとしています。
テーマを立てて網羅的に調査し、実際そこに身を置いて体験する中で「面白い!」と感じたことや発見を、グラフィックや写真集、映像、図面など様々な切り口で編集し、展示や地域紙で発信しています。私たちの活動をきっかけに、見過ごしていた日常のあれこれに興味を抱いてもらい、自分の暮らす地域をもっと楽しく、もっと好きになってもらえたらと、日々活動をしています。
文京建築会ユースHP:http://bunkyoyouth.com
東京都内は週に1軒、全国で1日に1軒減り続ける銭湯。私たちが銭湯の記録を始めた昨年秋には地元の文京区には11軒の銭湯がありました。しかしこの半年でさらに2軒が休廃業、絶頂期の昭和43年には63軒あった銭湯が、ついに一桁の9軒となってしまいました。休廃業の流れが加速する今、「銭湯」のアーカイブ化(=記録)が急がれます。
記録がなぜ必要なのでしょうか?モノがなくなると、記憶もやがて消えてしまいます。資料や映像など「見える」形にすることで、思いが受け継がれ、更には、後々何らかの形で蘇る可能性をも残せます。また、自分たちの地域に眠る先人の残した豊かな発想、空間の技術に込められた思いを知ることは、昔を懐かしむだけではなく、今現代にもつながる多くのヒントやアイデア、地域の個性を見出すきっかけにもなります。たとえば、この活動の記録から見えてきた銭湯を支える「ご近所さん」の存在。ご近所が何か知らない若者も、そこでどんなことが起こっていたか、どんな人がどんな風に使っていたのか、というストーリーがあれば、ご近所のある生き生きとした生活の豊かさに気付くことができます。詳細を記録することは、歴史を歩む過程で見失ったものを取り戻す試みでもあります。
銭湯文化はかろうじて町の片隅に生きています。入浴した開放感からつい隣の人に話しかけるご近所さんと、みなが眠る深夜に人知れず掃除を続けてきたご店主一家。今では手に入らないような天然の素材と失われつつある職人技術による贅を尽くした空間の中に、毎日の物語が刻み続けられています。私たちはこのような銭湯のたたずまいに「ご近所のぜいたく空間」と名付けました。
本プロジェクトは、そうした生きている(しかし失われようとしている)銭湯文化の記録作業の一環で、またその途中で起こる様々な出来事まで記録しようとしています。
なぜ結果だけではなく、途中の過程まで必要か…
話好きのご店主さんたちへの取材はいつも話が盛り上がり思わぬ方向に進み、普段は見ることのできない裏方の案内や、ご近所の昔話、物置から引っ張り出した年代物のタイルやカランなどの掘り出し物の登場…と、毎回必ず想定外のドラマが待ち受けています。そして、休廃業の直前までカラッと明るく迎えてくれる店主の心配りに、じんわりと染みる言葉…取材の過程はいつも何が起こるかわかりません。
やがて、“銭湯”をキーワードにメンバーの若者たちがお年寄りから50-60代の地域を支えてきた人たちやお年寄りとつながっていきました。“銭湯”は、昔から“世代間のコミュニケーションの場”と言われますが、今なおそのような拠点としての可能性を秘めています。ドラマにあふれた取材の過程、それごと記録することで「生きる文化」を可視化し、「地域の記憶」として残していきたいと考えています。
「アーカイブ化」、つまり記録資料作成は、図書館の中の倉庫を肥やすだけなのでは?そんなことを思う方もいると思います。しかし、廃業した銭湯「おとめ湯」では記録の過程で部分移築を探したり、見学会を開催したり、活用法を考えたりと、現実の中に記憶を残すことにまで発展しました。銭湯の記録を進めることで、「何かやってるぞ」と注目させて銭湯のPRができたり、銭湯を話題に人と人がつながったり、銭湯でイベントをする団体が出てきたり…と、記録というきっかけでその場所にしっかり付き合うことで、思わぬ出来事が現実に起こることもあるのです。おとめ湯では部分移築が実現しましたが、もしかすると廃業予定の銭湯が復活・再開するきっかけとなる可能性もなきにしもあらず、なのです。
2012年秋、地域の隠れた魅力としての“銭湯”をテーマに取材を開始したところ、調べ始めてすぐに、廃業予定の中庭のある銭湯「おとめ湯」に出会いました。富士山の溶岩に生える1本の大ツツジの元、こんこんと湧き出る井戸水の池、そこを泳ぐ色とりどりの鯉が、洗い場から窓を通して水槽のように眺められることに初めて足を踏み入れた私たちは驚くばかりでした。都内で唯一といわれる洗い場かの中庭には鶴のコテ絵がふんだんに施され、昨今の建築では考えられない贅沢な空間です。店の中は、ピカピカに磨き上げられ、築60年とは思えない徹底ぶりに目を見張りました。こんな素晴らしい空間が無くなるのを黙って見ていられない、せめて人々の記憶に残ればと、建物の図面を作成するための丹念な実測とその他調査を開始しました。
今年春より幾度もの訪問を重ね、実測、看板、タイルの拓本(フロッタージュ)取り、深夜に押しかけての掃除取材、屋根裏、釜場の調査、地域の方々やご店主のインタビューなどによりおとめ湯さんにまつわる記録を丹念に行いました。また、同時に区内の現存銭湯全11軒の取材も行いました。
それらを素材に子供からお年寄りまで、様々な観点で銭湯の魅力を発見出来るように工夫を凝らした展示物を作成し、展覧会として披露しました。4日間で1500名もの方に見て頂き、多くの反響を頂いたため、引き続き一人でも多くの方にご近所の銭湯の魅力に興味をもって頂こうと半年間で4回の巡回展を開催しました。
16日「銭湯アイデアサミット」
ゲスト(五十音順):近藤ヒデノリ氏(クリエイティブプロデューサー/TOKYO SOURCE 編集長)、
高橋政臣氏(清水湯/横浜市 銭湯シェアハウス)、
田中みずき氏(ペンキ絵師)、
橋本誠氏(アートプロデューサー)、
林丈二氏(著述家/路上観察学会)
17日「地域の景観・文化・建物の魅力再評価サミット」
ゲスト(五十音順):伊藤香織氏(シビックプライド研究会主宰)、
倉方俊輔氏(建築史家)、
紗幸氏(芸者/日本初の外国人芸者)、
椎原晶子氏(たいとう歴史都市研究会副理事長)、
多児貞子氏(たてもの応援団)、
長坂健太郎氏(構造設計者/文京建築会)、
宮崎晃吉氏(HAGISO代表)
・銭湯ポストカード。(6種類)
・展示記録をまとめた新聞を製作予定。(A3サイズ)
・DVD1:今回の活動紹介ムービー拡大版(15min)
・DVD2:「ご近所のぜいたく空間“銭湯”展」(場所:HAGISO)
HAGISO展ライブペイント・シンポジウムレポート(60min)、台東銭湯特集
・明治湯屋新聞
著述家・林丈二氏のご協力の元、明治の新聞の三面記事に出てくる文京区の銭湯を1枚の新聞にまとめ編集。裏には明治の商人録(一部)を参考にした明治時代の銭湯マップを掲載。
・銭湯ブック(全12冊)
区内全11軒の取材を敢行し、区内の銭湯を1冊にまとめた「文京の銭湯」、各銭湯をそれぞれまとめた11冊の写真集、計12冊。現在も各種イベント時やWEBSHOPなどで販売中。
・松竹錠と桶
廃業してしまった千石おとめ湯で実際に使われていた松竹錠と桶。プラスチック製の錠が多くなってしまっていた、木製はとても味が出ています。桶には「おとめ湯」の文字が書いてあり、もう二度と手に入らないものとなってしまいました。
・神吉良輔監督作品のDVDセット
『生きていく』
『GOSPEL in 文楽』
・完成映像作品(タイトル未定)のDVD
・文京の銭湯・裏方ツアーご案内(チケット1枚につき1名まで)
本プロジェクトの協力者として、文京建築会ユースが銭湯の裏方にご案内。
・完成披露試写会にご招待(チケット1枚につき2名まで)
映像作品が完成しましたら、完成披露試写会を行う予定です。
・各種イベントで優先パス(チケット1枚につき1名まで)
文京建築会ユース主催の各種イベントで優先的にお席を確保させていただきます。
(参加費は別途)
文京建築会ユースは、有志団体として活動しています。映像作品を制作するにあたっての費用をはじめ、活動していく資金として皆さまのご協力を得たいと考えています。今回の資金調達によって、映像作品を公開できれば、より多くの方々に銭湯の魅力や現状をつたえるきっかけとなりますし、銭湯の今後を考えて行く上でも力になれることでしょう。
1月末に特典実施のご用意(一部)を予定しています。完成映像作品(タイトル未定)のDVDと完成披露試写会については、日程が未定ですが、2015年に完成予定となります。
アーカイブと活動の過程の映画化というこのプロジェクトは、(もしかすると廃業予定の銭湯が復活・再開するきっかけとなるような)現実的な効果をも期待しています。いつも通っていた銭湯が、ある日突然無くならないように。かつて贅を尽くして作られた日本文化の誇るべき空間がご近所にあるということ。みんなに会える「お風呂屋さん」の文化をいつまでも残せるように。どうか皆さまのあたたかいご支援をお待ちしています。
映画「(仮)ご近所のぜいたく空間・銭湯」
プロデューサー:山田清(人イエまちネットワーク)
監督:神吉良輔(ふとっちょの木)
http://www.fattree.jp/futotchono_mu/zhi_zuo_zhepurofiru.html
編集:神吉良輔、文京建築会ユース
撮影:神吉良輔、山田清、文京建築会ユース
1000 円
3000 円
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残り18枚
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