カプセルタワー最後の作品
vol. 4 2016-11-24 0
2016年11月24日の今日は、東京に雪が降りました。
この街に水分量の多い雪が降ると
巨神兵みたいにひょろ長い建築物がいつにもまして冷たく光って、
雪に黒く濡れた道路にうつる無機質さを、とてもうつくしく思います。
「東京の人は冷たい」なんて言葉がよくありますが、
東京の人々は故郷の異なる完全な他人だからこそ、
あまり他人に興味を持てない、それゆえ、東京は寛容な街であれるのだと思う。
東京のそういうところに居心地の良さを感じます。
仲間だからこその不寛容さが亀裂や軋轢を生むのだとしたら
もともと仲間意識の希薄な東京の街は、つめたくて寛容になれるのかもしれない。
そういう妙な矛盾も何だか面白い。
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さて、
お陰様で大盛況の中、個展も終了し、
すこしづつゆっくりと気温が下がってゆくのを肌で感じながら、
3日間の個展期間中、実際にあの前衛的な建築「中銀カプセルタワービル」の中で過ごして感じた非言語的な感覚のようなものを、作品として再構築しました。
せっかくいただいた機会なので、
最後にもうひとつ、中銀カプセルタワーをモチーフにした作品を描きたいと思い、
中銀カプセルタワーをメインにしたドローイングを制作しました。
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このクラウドファンディングも残すところたった7日となりましたが、
7日間限定で、デジタルリトグラフとして販売させていただきます。
レアなアイテムになりますので、
もしもご興味お持ちいただけましたら、ぜひGETしていただけますと嬉しいです!
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皆様、
寒い日々がつづきますが、どうかお風邪など召されませぬよう、ご自愛くださいね。
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