パンの本を作ろうと思ったきっかけ。
vol. 2 2015-10-01 0
Bread Labが主催する「青山パン祭り」。毎年秋に世田谷の三宿エリアで開催される「世田谷パン祭り」と協力するかたちで、2013年の秋にスタートしました。
テーマは“パンのちから、発酵のちから”。
春夏秋冬という年4回だけの開催でしたが、2日間の開催で、のべ80店舗以上の多様なパン屋さんが集い、約4万人のお客さんで賑わう一大イベントとなりました。
回を重ねるごとにもっともっと良くしていきたい。
「お気に入りのパンを見つけられた!」「楽しかったね。」
来てくれたお客さんがおいしいパンの記憶でいっぱいになるような空間をつくりたい。
そんな想いから、併催している青山ファーマーズマーケットの農家さんのお野菜とパンを組み合わせたスペシャルサンドイッチを作ってみたり、
パンをより楽しむためのワインやチーズ、はちみつ、ジャムなどのパンのお供も充実させ、
たくさんのお客さんにパン祭りを楽しみにしていただけることが私たちの原動力になっていました。
青山パン祭りが始まり3年という月日が経ち、私たちは沢山のパン屋さんに出会うことができました。
そして私たちに届けられるパンは、どんな人が、どんな工房で、どんな思いや素材・製法へのこだわりを持って作っているのか、そうしたパン作りの根本をもっと知りたいとう思いが日に日に強くなりました。
そこで、パンに探究心と愛情を持ち、丁寧に作り上げる良心的なパン屋さんを、私たちは「クラフトベーカリー」と呼び、その根本を本というかたちにまとめてみたいと考えるようになったことがきっかけです。
「こんな本があったらいいな。」これまでずっとそう願っていたことが、今、大好きなパン屋さんとパン好きの皆さんと一緒に、夢を実現させようとしている真っ最中です。
残り47日間。全力で駆け抜けたいとおもいます。どうぞよろしくお願いします!