理事のメッセージ(前半)
vol. 3 2023-06-01 0
プロジェクト3日目、ありがたいことに途切れることなく支援をいただいています。もう少しで50万円到達。応援本当にありがとうございます。引き続きよろしくお願いします!
https://motion-gallery.net/projects/bouken-asobiba...
さて、今回のアップデートでは、日本冒険遊び場づくり協会の理事から、本プロジェクトに対する意気込みなどメッセージをお届けいたします。まず前半として9名のうちの4名から。
■関戸 博樹
フリーランスプレイワーカー、NPO法人 日本冒険遊び場づくり協会 代表
冒険遊び場づくりの活動と出会い「住民が子どもの遊び場について考え活動することを通じて、自治の力が回復し地域が元気になっていく」ことに大き魅力を感じました。プレーリーダーとして仕事を始め、そして当会の理事になり、様々な地域で活動させてもらっていますが、遊びの力によって各地で子どもを中心とした寛容なコミュニティができていくことへの感動を得ています。子どもは遊ぶことを通じてエンパワメントされます。私たち大人も「遊び場づくり」を自らの遊びとして夢中になれると良いなと思っています。ぜひ、一緒に遊び場づくりの輪を広めていきましょう!
■梶木典子
神戸女子大学家政学部教授、IPA(子どもの遊ぶ権利のための国際協会)日本支部代表
全国の冒険遊び場づくりの活動実態を明らかにするため、全国調査を実施してきました。この20年間に活動団体も活動場所も増え、その活動も様々に発展してきました。これからますます深刻化する少子化の時代に、冒険遊び場づくりは多様な役割を担っていくことができます。そんな活動を支えるために、是非とも、多くの皆様にご支援をお願いします。
■齋藤啓子
武蔵野美術大学造形学部教授
遊びの時間は、子どもも大人もどんな人をもやすらかさや無我の境地で包んでくれるものだと思います。その時間はいつの間にか静かにもう一人の私を洗い出してくれます。私たちの近くに、道を渡ればすぐそこに、いつも遊びの時間が佇んでいる場所があるように。自分たちでつくりだすことの醍醐味を感じられるように。そんな気持ちで大学生のときから冒険遊び場づくりに関わってきました。
現在は、教員として学生たちと遊びをテーマにしたコミュニティプロジェクトに取り組んでいます。プレーリーダーになった人や子どもがプレーパークで遊んでいる卒業生も少なくありません。この間に出会った人たちや、つくり出された新しい場所が時間をかけてつながり、まちの生態系の一部になっていくのを実感しています。20周年を機に、改めて遊びの力をみなさんにお伝えできれば幸いです。
■嶋村仁志
一般社団法人TOKYO PLAY 代表理事、一般社団法人プレイワーク協会 代表理事
こんにちは。嶋村仁志です。ふだんは、主に2つの仕事をしています。ひとつは、「子どもの遊びにやさしい東京を」というメッセージを掲げて活動する一般社団法人TOKYO PLAYの設立者兼代表理事です。もうひとつは、イギリスでは国家資格になっている「プレイワーク(playwork)」という子どもの遊びに関する専門分野を日本に広げるために設立された一般社団法人日本プレイワーク協会で代表理事をしています。そのどちらでも、プレイワーク・トレーナーとして、子どもの遊びに関わる大人の人たちに向けた人材育成をしています。
そんな私のお仕事の原点は、冒険遊び場にあります。学生の時にふとしたきっかけで友人に連れていかれた場所が、東京都世田谷区にある「羽根木プレーパーク」という冒険遊び場でした。そこは、乳幼児からおじいちゃん、おばあちゃんまで、多世代の人が関わり合いながら、それぞれに楽しみを見つけようとしているという、不思議な場所でした。それまで、同じ年齢の人しか知り合いがいなかった自分にとっては、とても新鮮で、自分の世界が広がっていくような感じがしました。
その後、イギリスの大学でプレイワークを学び、羽根木プレーパークでプレーリーダーとなり、川崎市子ども夢パークでの仕事を経て今に至っているのですが、人は誰でも、イキイキと生きていていいんだということ、うれしく生きていいんだということをたくさんの子どもや若者から教えてもらいました。それが今の自分の仕事の土台にもなっている気がします。私が今も冒険遊び場に関わる人たちの人材育成に関わっているのは、そんなことを感じられる人が世の中に数多くいてほしいという願いからきているのだと思います。
日本に冒険遊び場づくりが本格的に広がるきっかけとなった日本冒険遊び場づくり協会に私自身が理事になってからも20年が経ってしまいました。次の20年は、その広がりつつある冒険遊び場がどのように地域に、社会に、たくさんの人を巻き込みながら、欠かせないしくみの一つとして根付いていくかということが大きな課題になるのだと思います。ぜひ、みなさんもともに歩んでください。よろしくお願いいたします。
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各々が冒険遊び場に出会い関わる中で、人生に大きな影響を受けてきた面々です。それぞれのメッセージから冒険遊び場づくりの魅力が少しでも伝わったら嬉しいです。
そして、この魅力をもっと多くの人に伝えるために引き続き応援をよろしくお願いします。
次回は残り5名のメッセージをお届けします。
特定非営利活動法人 日本冒険遊び場づくり協会 理事
クラウドファンディング統括 高橋 利道