海くん最後のインタビューまるっと出し☆
vol. 3 2018-05-17 0
すべてのインタビューを終えてから、「あとがき」にどんなメッセージを載せようかと話していました。
東京アーバンパーマカルチャーの「パーマカルチャーと平和道場」ではいま「大地の再生」という手法で、土からの再生に取り組んでいます。
家を立て直そうと思うと風の流れ、水の流れを見なおすことに。
風の流れ、水の流れを見なおすと、土を見なおすことに。
土を見なおすと、微生物を見なおすことに。
とつながっていきます。
以下にこの本のための最後のインタビューをそのままシェアします。
子どもたちに、菌のワンダーランドへの扉を開けていきましょう^^
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若菜も僕もポール・スタメッツっていうキノコおたくに影響されてる。
https://www.thestranger.com/events/24870936/mushrooms-and-the-mycology-of-consciousness
https://www.ted.com/talks/paul_stamets_on_6_ways_mushrooms_can_save_the_world
「きのこは地球で一番大きな生物」みたいな話の細かいところをどこまで入れるかわからないけど。
http://news.nicovideo.jp/watch/nw1857211
僕の目的としては。ひとつは、微生物の働きって、命に関してはものすごく大きくて。
生態系とかうちらの体から。
もちろん(パーマカルチャーを)表面でいろいろやることの楽しさとかわかりやすさってあるんだけど、微生物の世界って見えないし、よくわからないし。
うちらの社会が排他的になってしまって、「微生物は怖い・危ない・悪い」ってバイキンマン扱いしてる。でも実質、微生物がいなかったら、うちらの体も生態系も成り立たないんだよね。
そこへの残念さと危機感がある。
微生物の世界は面白いし、興味を持ち始めるとどこまでも不思議な世界で。
その世界に招待したいとともに。
このポール・スタメッツはキノコの研究者で、
アメリカではトップクラスのキノコ専門家。彼が言うには
「菌類は自然のインターネット」
菌が木とかいろんな生命をつないでいて、情報提供をしているのね。
どこに資源があるとか、こっちの木の状態とか。
根っこ以上に菌を張り巡らせてて、地下に。
ミネラルとかの資源を、地上にある生命体に提供してたりしてる。
菌根菌の話も絵本に入ってるけど。
重要な役割を担ってる。
環境汚染とかを浄化したりもするし。
その菌の世界と、菌の役割を知ってほしい。
もうひとつの、みんなに伝えたいメッセージは。
あんだけ小さな生命体なのに、ものすごい重大な役割を果たしている。
うちらが認識してないけど、ものすごいインパクトを与えてる。
うちらも、菌みたいな存在で。
もしかしたら評価されないかもしれないし、殺されそうになったりするかもしれないし。
けっこう雑な扱いを受けるかもしれないけど。
ひとつの生態系の一員として、自分たちの役割を見つけて、
コツコツとその役割を果たしていけば、
それはけっこう大きな影響になっていく。
で、すべてはつながっている。
っていう。