秘密兵器と必殺仕事人
vol. 5 2015-11-07 0
今週末より、いよいよ『バンコクナイツ』もう一つの舞台となるイサーン地方(タイ東北地方)、そしてその最奥部を越えてラオスへと歩みを進めるロケ隊。
出発前の基地より、何処で投入されるかは定かではないが秘密兵器の試運転映像が届いた。
この秘密兵器を自在に操る男こそが、ロケ隊に同行するタイ人スタッフにして"必殺仕事人"の名が相応しいスペシャリスト、ウィットさんである。
先日の船上撮影にて照明と三脚を川底に落下させてしまうというトラブルが発生したが、直後に対応を開始、翌日には代替品がクルーのもとに届いたという正に一撃必殺の仕事ぶり。
『バンコクナイツ』のロケーションは正面からはなかなか撮影許可が下りないような難所も少なくないが、現地コネクションをフル活用して段取りを付けてきてしまう。
片言の日本語、英語、タイ語を駆使したコミュニケーションだが、監督をはじめスタッフの意向をフルに汲み取って機材調達からロケ地の確保、更には通訳までマルチにこなし撮影を陰に陽に支える強力な仕事振りに、皆も全幅の信頼を置いている。
『バンコクナイツ』のクルーは、こうして一人が何役もの役割をこなすことで、ミニマムな構成ながら足し算ではなく掛け算の効果を発揮しているのである。
相変わらずガソリンは不足しているが、撮影は順調に進行している模様だ。
(RT)