バンコクナイツ_DAY2レポート
vol. 4 2015-11-04 0
2日目。雨。
トゥクトゥク("サムロー"とも呼ばれるタイ特有の3輪タクシー)の撮影を夕刻から予定している。昼過ぎに起き出したクルーは、この日の為に借り切った車両に機材をセッティングする等、降ったり止んだりの中で準備を進める。
我々の基地エントランス前には、ちょっとした"だべり"スペースが在る。ここが格好の戦闘準備の場となっていて、住人のおばちゃんが物珍しそうに車両セッティングの様子を眺めながらお茶を飲む傍らで、監督が主演女優に演出を付けていたりする。
出撃の時間が近付いてくると各パートのメンバーが三々五々集まってくる。特に何時集合などと定めている訳ではないのだが、自然と全員が揃いその日の撮影プランについて共有、それぞれの意見や留意点を擦り合わせ同期を図っていく。2日目にして既に長年連れ添った夫婦のようなあうんの呼吸、円熟の領域だ。頼もしい。傍から見ているとビール片手にだべっている様にしか見えないのだが、危険を伴う車両撮影になることもあり、かなり突っ込んだやり取りが行われている。ミニマムなクルー編成で挑む『バンコクナイツ』の撮影は意思疎通が肝になってくると思われるが、2日目にしてお互いの意思や考えを120%共有し、それをぶつけ合うことで更なる高みを目指すタイトなチームと化している。やはり頼もしい。
そうこうしている内にバンコクは再び夜。荒れ模様である。
ピックアップトラックの荷台に撮影機材を据え付けクルーが乗り込む。昼過ぎから準備を見学していたおばちゃんが日没と同時の出撃まで見届けてくれた。
出陣。この日の撮影の様子は、現地からの動画レポート「RADIO JUNGLE」#5で取り上げられる予定なのでご期待されたし。
富田監督からの一言を持って2日目の報告を締めたい。
とにかくもう最高のショットだけしか撮れていないので安心してください!
(RT)