藤森照信さん(建築史家・建築家)を訪ね取材した話
vol. 4 2026-01-04 0
今回の活動報告ですが、
看板建築でも知られる建築家「藤森照信」さんに旭館について取材させていただきました。
専門家から旭館はどう映るのかぜひ読んでみてください!
藤森照信さん
藤森さんは、「ラ コリーナ近江八幡」や「高過庵」など、土地の記憶や時間の積み重なりを大切にする建築家です。同時に、近代建築史の研究者として、日本各地の建物を長年見続けてきた建築史家でもあります。
「ラ コリーナ近江八幡」
なぜ藤森さんに取材しに行ったかというと、
藤森さんは映画館をテーマにした『藤森照信のクラシック映画館』という本を書かれていて、そこに旭館のことも紹介されています。そして数ある映画館の中から旭館を表紙としても使ってくれています。
その本には
「素晴らしい。今に残る昔の映画館で、これほど印象深いものに出会ったのは初体験。」
と書いてありました。
いったい藤森さんは、この建物のどんなところに惹かれたのだろう。
そう思い、話を聞いてみたいと感じ、連絡すると快く取材に応じていただきました。
「旭館は、人の手垢がちゃんと残っているのがいいよね。
それが発酵しているような感じが、とてもいい。」
使われ続けてきた時間、人の気配、手入れの跡。
それらが積み重なって生まれる“発酵”という表現は、とても腑に落ちるものでした。
藤森さんは映画館の歴史にも詳しく、とてもユニークでずっと話を聞いていたかったです。
もう一つ印象的だったのは、
「こういう大衆的な建物というのは、実は一番残りにくい。
でも、もしこのまま何十年も先まで残っていたら、
国の重要文化財になってもおかしくない建物だと思う。」
今まで多くの建物を見てきた藤森さんに言われたこの言葉は、私たちがこれから活動していく上でとても勇気づけられました。
こういう言葉をやはり自分だけじゃなく旭館にこれからも関わってくれる人たちにも広く知ってほしいと思いました。その一つの手段が今回の新聞作りでもあります。
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