活動の達成報告と、次の一歩について
vol. 2 2025-12-27 0
活動の達成報告と、次の一歩について
まずは、これまでの活動の達成をご報告させてください。開始から1週間以内に第一目標を達成することができました。コツコツと続けてきた取り組みが認めていただけたようで、とても嬉しく思っています。応援してくださった皆さん、本当にありがとうございます!
そして、次なる目標についてお話しさせてください。
今回のストレッチゴールは、何かを完成させるためのものではありません。旭館が動き続け、人が集い、文化が生まれ続けるための基盤づくりです。
そのために、旭館の活動を継続・発展させるための「活動費」を集めたいと考えています。
なぜ活動費を集めたいのか
目的はとてもシンプルです。旭館が活きる場所になり、誰かにとって「ここいいところだな〜!」と思える大事な場所であり続けて欲しい
そのためにも、すぐに活動していかなければいけないことがあります。
活動費は、その一つひとつを進めるために使わせてください。
① 企画者を増やしていきたい、人が関わり続けるイベントづくり
まず一つ目は、イベントの企画です。特に、旭館が100周年を迎える未来を見据えた「集まり」を企画したいと考えています。イベント企画が得意な方を講師として招き、ワークショップを行い、「旭館でどんなイベントができるか」を一緒に考える場をつくりたいと思っています。
これは旭館だけの話ではなく、内子、そして愛媛全体に「イベントを企画できる人を増やす」ことにもつながります。いろいろな場所で企画する人が増え、文化に触れられる楽しいことが増えるよう、旭館が、その一役を担えたら嬉しいなと思っています。
② 文化的なイベントを続けるために
イベントを開催するには、どうしても費用がかかります。例えば、無声映画のイベントでは、弁士さんや奏者をお呼びするための費用が必要です。映画祭も上映権の取得、映画監督の招待なども大きな費用がかかります。
こうした文化的なイベントは、集客だけで経費を回収するのが難しいことも多いです。活動費は、こうしたイベント運営の経費にも充てさせていただきたいと考えています。
③ 建物を知り、守るための調査
旭館という建物を守っていくためには、まず「どこが危険なのか」「どこを補強する必要があるのか」を知る必要があります。
最近、構造関係の先生に簡易的に見ていただきましたが、本格的な調査には、まとまった費用が必要になります。調査費用は、かけられる費用によって調査範囲も広がります。
まだ具体的な見積もりは出せていませんが。今後の判断材料として、調査にしっかり向き合うための費用に充てたいと考えています。
空洞になっている場所の周辺調査なども必要となります
④ 部分改修
調査結果にもよりますが、大規模な改修には莫大な費用がかかることが予想されます。
そのため、まずは優先順位をつけ、危険な箇所から少しずつ部分改修を進めていく必要があります。活動費は、そのための第一歩として使わせていただきたいと考えています。
⑤ 旭館の価値を伝える展示物
旭館を訪れてくれた方に、この建物の背景や魅力をより深く知ってもらうための展示やパネル制作も進めたいです。
最近では、外国の方々から「海外のアーティストや建築家と一緒に何かできる可能性がある」といった声もいただいています。英語版のパネルも含め、デザイナーと協力しながら、質の高いものを旭館に設置したいと考えています。
⑥ 映写室の活用と記録の継続
現在使われずにいる映写室があり、ここを展示企画ができるスペースとして活用したいと思っています。「このような場所に使ってください」と、たくさんの貴重なものをいただきます。昔のパンフレットの展示、写真展企画などもしていきやすいように。什器はある程度揃っているものの、清掃や企画には人手と費用が必要です。
現在使われていない映写室
また、新聞の続編となる VOL.2 を制作する可能性もあります。活動を「記録として残すこと」も、未来につなぐ大切な役割だと考えています。
最後に
今回のネクストゴールは、何かを完成させるためのものではありません。
旭館がこれからも動き続け、人が集い、文化が生まれ続けるための土台を整えること。
引き続き、あたたかく見守っていただけたら嬉しいです。
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