禅の教科書 無門関とは?
vol. 9 2024-11-10 0
お陰様で70%を越えました。第一目標まで、もう少し。支援を考えていらっしゃる方は早めの支援をお願いします。また支援した方は、ぜひお友達にプロジェクトを勧めてください。
プロジェクトが盛り上がれば、支援の輪が広がりやすくなります。第一目標は100万円ですが、支援が多ければ多いほどできることは多くなり、皆様の快適性が増し、経験できることも深みが増します。
どうか、「誰かが支援するからいいでしょう。」「最後にすればいいでしょう。」とは思わず、率先して支援頂ければ幸いです。
さて、今日は禅の教科書と言われる「無門関」についてお話をしようと思います。
こちらは山口県にある常栄寺という僧堂ですが、左の方を見ますと「無門関提唱」と書いてあります。提唱とは、老大師がその本について解説をしてくれると言うことであり、その本を修行の拠り所としているということです。他にも「臨在録提唱」「碧巌録提唱」などを掲げている僧堂があります。
「とらわれない、かたよらない、こだわらない心」を手に入れるための禅問答の教科書「無門関」には48のお話があります。有名なのは第一則「趙州狗子」です。
本文は実に短く、「趙州和尚因みに僧問う。狗子に還って仏性有りや也た無しや。州云く、無。」だけです。あるお坊さんが、趙州というえらいお坊さんに聞きました。「犬には仏になれる素質、仏性がありますか?ないですか?」。趙州和尚が答えるに「無。」というわけです。
「ない。」とは答えず「無。」と言ったというのが、みそと言われておりますが、ちょっと聞いただけでは意味が分かりません。こうしたものを、イラストを使いながら紹介し、禅問答に触れて頂く仕掛けを、新しいサウナでは考えています。
さて、「無」の意味とは?外界やデジタルから遮断され、自分と向き合う時間をくれるサウナという空間。そこで自らの生き方と、禅問答を重ね合わせれば、きっと何か気づくものがあると考えています。