ハンブルク日本映画祭2020招待作品監督 大石結介
短編映画『そっと、触れて(仮)』制作・映画祭出品費用支援プロジェクト

初のクラウドファンディングの試み。

残りも10日となり、日々更新をしていますが、作品を広めるべくSNSを頑張ったとして思い出されるのは、近年で言うとやはり「カメ止め」です。

上映されてからの事ではなく、まさに上映1日目を迎えるまでの、まだ何も起きていないゼロの状態での関係者の頑張り。

それは、自信を持って「面白い映画ができた」という熱い気持ちがあったからこそ、

「この映画を観てほしい」

「この映画を広めたい」

という熱意を持って臨んでいたのだなと、似たような境遇になって、より親身になって感じられます。

誰かに言われて、やらされてではなく、自分たちの生きた言葉で伝えようとするその姿勢、それがあったからこそ、あそこまでの熱狂に繋がったのでしょう。

熱い想いがまさに火種になったんですねと、うまい事を言っている場合ではなく（そもそもうまいか？）、僕も熱い気持ちを持ちつつ粛々と頑張っていきます。

でも、真面目な話、先月行った追撮も助けてくれる方がいたからできたし、音楽もこちらの細かい注文に本当に即座に対応してくださったり、字幕も面倒なやり取りを何度も繰り返したけど、その都度丁寧に対応してくださったし、カラーグレーディングも今まさに修正のお願いに対応してくれています。

私が熱い気持ちを持てるとしたら、編集に関してはまだまだ未熟な自分を、プロとしてお仕事をしているそういう方たちが支えてくださって、作品の質が高まっていっていると実感できているからだと思います。

より良い状態でお届けできるように頑張りますので、最後までよろしくお願い致します。