初の試み、でも自分らしい作品。
vol. 22 2020-11-19 0
今回は、今までお世話になったスタッフの方々プラス、全く初めましてな方ともご一緒しようと、カラーグレーディングと音楽に初参加の方を迎えました。
何か一つ現場を迎える度に、いつものメンバーだけではない新しい空気を取り入れていき、それぞれが刺激を与えあう場になればと思っています。
カラーグレーディング、音楽の担当の両名様とも、まだ直接お会いした訳ではないのですが、どちらも「おお~」というものを出してきてくれます。
自分の作品に新しい風が吹き込まれるような感じがしつつ、でも、全体を通して観ると、なんだか良くも悪くも「自分らしい作品」になっているなと思うから不思議です。
「自分らしい作品」とはいえ、今回の作品は、自分では初めて女性主人公の話となりました。
過去作「RICE BALL」は、父親と息子の話だったので、「書きにくい」と思う事はなかったのですが、今回はきちんとした脚本の形で女性を登場させるのが初めてだったので(アイディアノートの段階で女性が出てくる事はもちろんありました)、正直、不安もありました。
特に今回、「母親」や「妻」といった目線を入れているので、そういった立場で生きている方がどんな感想を抱くのか、とても気になります。
なので今回、個人的に特に女性に見て欲しいと思っていたりします。
カップルで観てもらっても…、いい気がします。
親子で観てもらっても…、いい気がします。
なんでもええんかい(笑)
このクラウドファンディングのプロジェクトページの最初に、「私は、人間が最初に所属する最小単位は「家族」だと思っています。綺麗事のように聞こえるかもしれませんが、私はその最小単位の「家族」が幸せであれば、その先も幸せになっていくのではないか、また、幸せになって欲しいと思って、家族の話を描いています。」(一部抜粋)と書きました。
家族だけでなく、自分の身近な人、隣にいる人、まずはその手の届く範囲にいる人に、改めて優しくしようと思うきっかけに、この映画がなれれば幸いです。