英語字幕ができました。
vol. 21 2020-11-18 0
監督は、11月の初旬、映像制作のワークショップで1週間ほど京都に行っていました。
この時期に1週間作業がストップするのは避けたいところ。
なので、ワークショップに出発する前に字幕作成の発注をしておきました。
これでパソコンさえ持っていけば、ワークショップ期間中も字幕のチェックができると。
しかし、これが楽な作業ではありませんでした…。
ワークショップは時代劇を制作するというもので、朝の集合も7:30だったりしました。
(この集合時間に決めたのは助監督だった私なのですが…)
字幕はやはり一度でOKとはならず、ニュアンスが気になる箇所を「こうしてください、こう変えたらおかしいでしょうか?、演出上まだこの事は伏せたいので、他の表現はできませんか?」等のやり取りをする事に。
しかし、割と現場の松竹撮影所に近い宿に泊まっていたとはいえ、現場の集合が7:30だったため、その字幕のチェックを4:30に起きてやっていました。
もちろん、こちらが注文した事に対しての変更が返ってくるので、またそれをチェックし、朝早く起き、返信して、撮影に行き……、というなぜこんなに自分を追い込んでいるのかと思う日々。
でも、映画の完成を思えば、早起きだろうがなんだろうがなんでもやります!
ちなみに、夜更かしが苦手で、早起きが得意なので、作業は必然早朝になります。
もちろん、撮影の方も頑張りました。
カチンコ打つのはほぼ初めてだったので、何度かミスってしまいましたが、カチンコの打ち方ひとつで俳優のお芝居をスムーズに始められるかどうかが分かりました。
また、現場をどう回すか、どんな準備が必要で、何を把握して、それを現場にどう伝えるか等、現役の助監督の方、プロデューサーの方などに教えていただきました。
あと、やはり、カチンコの音って現場が締まりますね。
そんなこんなを繰り返しワークショップに行っている間に字幕が完成しました。
恐らく、日本で上映する機会があった場合、字幕なしバージョンで上映すると思いますので、皆さまが字幕を目にする事はないと思いますが、こんな苦労があったんだなと、血と汗と涙を感じてもらえたら苦労も報われます。
血とか汗とか出てくる字幕ではないですけど(笑)