在山形ベトナム人協会の日本語教室で『ぼくはひとりで』の読書会がおこなわれました
vol. 13 2021-06-15 0
日本に暮らすベトナム人の方たちは『ぼくはひとりで』を読んで何を思った?
6月13日(日)、在山形ベトナム人協会(TVA Yamagata)の日本語教室で『ぼくはひとりで』の読書会をしてくださったのは、ベトナム語通訳者/翻訳者の坪井未来子さんです。
坪井さんには、『ぼくはひとりで』の日本語版発行にあたり、ベトナム人作者の名前の表記や本文に登場するベトナムの自然・文化などについてご助言をいただきました。
(ありがとうございました!)
在山形ベトナム人協会は、同県に暮らすベトナム人の方々との交流や日本語の指導・日本語学習のサポートをしています。毎月第2・第4日曜日に開かれている日本語教室で、絵本を紹介してくださいました。
参加したベトナム人の皆さんは、この絵本を読んで自分たちが小学生だった頃の思い出話をしてくれたそうです。
アインさん
「学校をサボって水牛に乗って川の真ん中で遊んでいたらお父さんにひどく怒られた。」
トゥイさん
「大人がみんな仕事に行ってしまったけれど、ふだん弟の面倒を見てくれる人が来なかったので、やむを得ず弟を連れて学校に行ったら『行方不明になった!』と近所中で大騒ぎになってしまった。何も知らずに帰宅したら、お母さんが号泣した。」
トゥアンさん
「2年生の時に家に電気がついたことを思い出しました。」
ちなみに皆さん、20代後半から30代だそうです。
坪井さんは「ほんの30年でのベトナムの暮らしの変わりぶりにあらためて驚きました。絵本が引き出しを開けてくれた感じで、楽しい時間でした」と読書会の様子を伝えてくれました。
写真提供:アジア教育友好協会(AEFA) ベトナムの子どもたちにとって水牛は身近な存在
在山形ベトナム人協会(TVA Yamagata)では、日本語ボランティアを募集しているそうです。オンラインでのマンツーマン日本語レッスンは山形以外の場所からでも活動に参加できるとのこと。ご興味のある方はぜひ協会のHPをご参照ください。