東南アジアのイラストポストカードが完成!
vol. 3 2021-05-02 0
東南アジアの旅気分が味わえる
オリジナルポストカード5種類をご紹介いたします
リターンのアイテムが揃い、順次発送を進めています
応援してくださる皆様へのリターンに含まれる「オリジナル・ポストカード」が完成しました。
これまでに東南アジア各地で出会った日常風景を描いたもののなかから、今回のクラウドファンディングのためにいくつかのシーンを選び制作しました。
1. 街角の売り子さんと食べものあれこれ(ベトナム)
1枚目はベトナムです。
古都ホイアンを旅したときに見かけたフルーツやアイスクリームの売り子さん。
田んぼに囲まれた素朴な宿でふるまってもらった、みずみずしいスイカと自家製のジュース。
コップに添えられたストローはレモングラスの茎でした。
ソンべ焼きのお皿に盛り付けられた海老の生春巻き。
具をたっぷりはさんだバインミー(ベトナムのバゲットサンドイッチ)。
日本に帰国後、AEFA(アジア教育友好協会)の方からベトナム出張のお土産にもらったパッケージが可愛いハス茶と緑豆粉のお菓子。
2. クアラルンプールのラマダン・バザール(マレーシア)
2枚目は、マレーシアのラマダーン・バザールを描いたものです。
2021年のラマダーン(イスラームの断食月)は4月12日から5月12日。
この記事を書いている今が、まさにラマダーンにあたります。
私が以前に暮らしていたマレーシアは、マレー系の方をはじめ人口のおよそ6割がイスラム教を信仰していて、国教もイスラム教です。
ラマダーン中、イスラム教徒の方たちは日の出前から日没まで飲食をしません。
各地にこのようなバザールが出現して、日没後のためにさまざまな食べものが売られます。
マレーシアでの暮らしのなかで、ラマダーンはイスラム教徒ではない者にとっても特別なひと月だと感じました。ラマダーン・バザールを見かけるたびに、この時期ならではの特別感とともに、日中まったく飲食をしない敬虔なムスリムの人たちに敬意を感じました。
断食と聞くと大変そうなイメージですが、年に一度の断食をすることで心身が軽くなってリセットでき、普段あたりまえのように得ている恵みがどれほど尊いものかを実感できるそうです。
バザールではラマダーンの時期限定の食べ物も売られ、日没が近づくにつれ楽しそうなにぎわいを見せます。もちろん、イスラム教徒以外の誰でもお買い物をすることができます。
こちらはラマダーンにかぎらず、毎週近所で開催されていたマーケットの人気屋台
3. ルアンパバーンの朝市(ラオス)
3枚目はラオスの古都ルアンパバーンの朝市です。
毎朝、お坊さんたちの托鉢が終わる6時頃から9時頃まで開催されます。路上にとれたての野菜や新鮮な肉、魚、果物などが路上に並べられ、地元の人や観光客でにぎわっていました。
食材だけでなく、衣類や日用雑貨、お土産など、いろいろなものが売られています。
日本では見かけない野菜も多く、どうやって食べるのか気になりました。
4. AEFAポストカード その1
今回のプロジェクトで「東南アジアの子どもたちへの応援」を届けていただくNPO法人アジア教育友好協会(AEFA)のために制作したポストカードです。
実際にAEFAがラオスで建設した小学校の校舎と子どもたちの写真を参考にして描きました。
左右にあるのは、ラオスやタイの山間部に暮らす少数民族・モン族のお守りです。
ルアンパバーンの夜市で売られていたものが気に入って購入しました。
窓枠などにぶらさげて家を守るもののようです。
5. AEFAポストカード その2
クラウドファンディングのプロジェクトページで最初にご紹介したポストカードです。
AEFAの主な活動地域のモチーフを組み合わせたデザインになっています。
中央の絵はベトナム映画『草原に黄色い花を見つける』(ヴィクター・ヴー監督)の一場面を描いたもの。(主人公のティエウ君がクラスみんなの前で初恋の相手への手紙を読み上げられてしまうシーン)
左上は、タイのチェンマイで見つけたモン族の刺繍。
左下は、ラオスの朝市の新鮮野菜。
右上は、ラオスの竹籠に入った餅米とメコン川の海苔。
右下は、スリランカのスリーウィーラー(三輪自動車)。
ありがとうのメッセージ
最後に、すべてのリターンに同封する「ありがとうのメッセージ」には、マレーシアにある難民の学校の生徒たちの絵柄を選びました。
ミャンマー出身の少数民族(チン族)の子どもたちで、難民という立場に置かれているため、マレーシアで公立の小学校に通うことができていません。そのため、難民の若者たちが自主的に運営する民間学校で勉強しています。
ここに描いたひとりひとりは、それぞれに名前や性格を知っている子どもたちです。
6人のうち1人(Bちゃん)は、コロナ禍で休校のあいだに幼い弟の世話や家事をするため、学校をやめなくてはならなくなりました。
もう1人のS君は、一昨年、家族が急にミャンマー に帰ることを決意し、突然マレーシアを去ってしまいました。いまクーデターが起きて混乱しているミャンマー で、とにかく無事でいることを祈ります。
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このように1枚1枚にストーリーが詰まったポストカードを5枚セットにして、お礼のメッセージと共にお届けいたします。
どうぞ引き続き、応援をよろしくお願いいたします。