気付けば、7時間。
vol. 11 2026-08-17 0
先月から続いた、賑やかなレコーディングの時間は、ひとまず終了。。。
先週(8/11・8/13・8/14)の三日間で、ダビングを一気に進めました。
先月は、バンド全体で「せーの!」って、同時に録った曲がたくさんありますね。
その音に、今度は、一人ずつ、「あーしよう、こうしよう」と私がリクエストして演奏してもらいつつ、音を重ねていきました。(ダビングと呼んでいます。)
皆さん、平井景ワールドの理解者ばかりなので、アイディアもどんどん出てきます。
チェロ|西谷牧人
チェロの西谷牧人くんは、この作品のキーマン。
奈良という同郷で育った彼と演奏を重ねる中で、今回の作品づくりを決意した経緯があります。
彼の極上のチェロが重なると、なんと"音楽の格"が上がることでしょう。
2022年に春日大社で一緒に奉納演奏した「春の日の」。
田中晋吾くんに弾いてもらっているベースラインに、チェロも重なると、なんという重厚なサウンドに。
高級なスピーカーからドンとなる音に、(手前味噌ながら)感動しました。
昨年秋に同じく春日大社で一緒に奉納した「たゆたふ -Tayutau-」。
タイトル曲になった最も大事な曲のメロディを、チェロが甘く奏でる。。。早く皆さんにお聞かせしたくてたまりません。
奈良育ちだからこそ感じる、エスニックで異国情緒な面を書いた新曲「稀人 -Marebito-」。
すでに、山崎千裕(Trumpet)、寺地美穂(Sax)、青柳誠(Piano)、田中晋吾(Bass)と私による、めちゃくちゃカッコいい演奏がレコーディングできているところへ、牧人くんのチェロをぶっこんでみました!
彼の演奏を知っている私、私の求めていることが分かる彼。
この関係が、音に現れた瞬間でした。
ピアノ|宮野寛子
再びレコーディングに来てもらった宮野寛子(Piano)さん。
あまりにも音色が美しいので、西谷牧人くんのチェロと二人で演奏してもらいました。
深淵なる夜から、ふと夜空が白み、自然が目を覚ます・・そんな"夜明け"をイメージした曲「陽のしずく」。
スタジオにいる全員が、息を飲むほど、素晴らしい演奏でした。
スティールパン|伊澤陽一
日を改めて、伊澤陽一くんにも、たくさんのスティールパンの音をレコーディングさせてもらいました。
一気に華やかになりますね。天から降り注ぐ光のようです。
「ここは、ピアノのメロディに重ねてみて。」「ここから自由にやってみて」「そこは低音域で、こんな風に」と、どんなリクエストにも的確に応えられる伊澤くん。なんともハイレベルな、すごいスピード感で時間が流れます。
特に、先月書き下ろしたもう一つの新曲「ぐるり」は、最初から、ピアノとスティールパンが一緒にメロディを奏でるイメージがありました。楽器編成を想定してから曲を書くと、まず間違いなく上手くいきます。
が、このときは、予想以上でした。
これからきっと、私の代名詞になるだろう代表曲、その誕生の瞬間です!
歌声|松本英子・大石由梨香
今回のクラウドファンディングは、想像以上に早く目標金額を突破したので、その次のストレッチゴールを目指していました。
ありがたいことに、それもクリアできたので、念願のボイス(歌声)を入れることが叶いました。
シンガーの松本英子さんと大石由梨香さんです。
彼女たちと、奈良・天河大辨財天社(天河神社)の能舞台で、一緒に奉納コンサートを成し遂げてから、ちょうど一年です。
その時に奉納した「天の音(あまのと)」では、英子さんも、由梨香さんも「うわぁーー。この曲、この音、もう"気"がすごーい!」と、火照った顔を手で仰ぎながら、"魂の歌声"を吹き込んでくれました。
次々とミュージシャンが現れて、自分の音楽が、いっそう鮮やかに輝いていく様子。
それを体感できる幸せは、何ものにも代えがたいものでした。
そして、ドラムス
この一連のダビング・レコーディングも、最終日はドラムスだけで。
丸一日かけてドラムスだけを録音する、というのも、私にとっては実は珍しい機会です。
ミュージシャンや陣中見舞いのゲストが、入れ代わり立ち代わりした、前日までの慌ただしい時間に比べて、この日はゆっくり静かに時が流れました。
こんなドラムスの音も録ってみよう、などと話しながら。
エンジニアの芹ちゃんからも、「ブラシの音なんかもリクエストしたいです」などとアイディアが出たりして。
気付けば、7時間以上、ドラムスを叩きっぱなし。
こんな贅沢なスタジオの使い方ができるのも、皆さんの応援があってこそ。
感謝の気持ちを感じながら、ドラムスを叩き続けました。
以下、先週の参加ミュージシャン。みんな、ありがとうね!
西谷牧人(Cello)
宮野寛子(Piano)
伊澤陽一(Steel Pan)
松本英子(Voice)
大石由梨香(Voice)
そして、平井景(Drums)
レコーディングエンジニア:芹澤薫樹
共同プロデューサー:島田奈央子
ここから、ひとりの作業
さて。
このあとは、私がさらに一人でパーカッションを重ねていく作業が残っています。これには何日もかけるので、実は孤独な時間が続くのです。
そして、アート本の制作、「τ(タウ)」という作品サイトの構築、、、まだ着手できていません。。。これは焦ります。
動画でのレポートも、これから小出しにお届けしていきます。
やることが山積みですが、一つ一つ、丁寧に進めることにします。
