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TOKYOハンバーグによる「子どもと大人と食堂と。」長野公演をクラウドファンディングで実現!

TOKYOハンバーグProduce Vol.37
『子どもと大人と食堂と。』長野公演応援プロジェクト

東京を中心に活動し、現在に至るまで、社会問題に真正面から対峙する作品を上演してきたTOKYOハンバーグが、演劇を通して色々な地域のみなさんと触れ合う一環として、今回の長野公演を企画しました。

FUNDED

このプロジェクトは、目標金額1,000,000円を達成し、2024年8月30日23:59に終了しました。

コレクター
111
現在までに集まった金額
1,250,000
残り日数
0

FUNDED

このプロジェクトは、目標金額1,000,000円を達成し、2024年8月30日23:59に終了しました。

Presenter
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劇作・演出を務める大西弘記の作品を上演するために2006年旗揚げ。 作品群の共通項として、派手さはなく、エキサイティングでも目新しいものもなく、楽しく笑えるようなものも多くはない。 ただ、一筋の涙が零れるかどうかといった「心の栄養」をモットーにした、強い普遍性と現代リアルのバランスを保つ丁寧な劇作・演出スタイルから舞台側と客席側を繋ぐ。

生きている言葉たち。

vol. 19 2024-08-29 0

目標額まで、あとちょっと!というところで今回は台本について投稿したいと思います。リターンの中には台本もありますね。まず今回の作品の登場人物です。

■登場人物

関谷悠太 23歳 愁子の息子 川崎イムロモーター従業員

関谷千沙 21歳 愁子の娘 保育士

伊室達也 44歳 川崎イムロモーター経営者

東香織  40歳 児童養護施設の従業員

北原美月 25歳 学童保育職員

■16年~18年前

関谷悠太 7~9歳

関谷千沙 5~7歳

関谷愁子 34歳

石崎鉄平 35歳 無職。当時の愁子の彼氏

東香織  24歳 児童養護施設の従業員

これだけの登場人物を劇団員5名で上演しました。画像は劇場の楽屋です。

そしてプロローグを含め10場構成の作品となっています。僕の台本にはいつも、場にクレジットを入れます。例えばプロローグだと(大人だし)というクレジットが入っています。今回の投稿は各場のクレジットと、場の象徴的な台詞をピックアップしたいと思います。

プロローグ(大人だし)

悠太 『俺は会いたくもなかったし。入院してたことも知らなかったし。』

千沙 『入院したのは今年に入ってすぐ。そん時にも連絡しようと思ったけど・・・』

悠太 『そんな連絡いらねぇし。』

千沙 『だからしなかったんだよ。』

1場(月を並べて)

愁子 『ごめんね。』

悠太 『どうして?』

愁子 『・・・』

悠太 『どうして謝るの?』

愁子 『(言いにくそうに)明日の朝、迎えに来るから。』

悠太 『え。』

愁子 『施設の人。』

悠太 『なんで?』

愁子 『電話しといたから。』

悠太 『僕たち、ここに住めないの?』

愁子 『ごめんね。』

悠太 『・・・お母さん。』

愁子 『なに?』

悠太 『僕、僕・・・』

愁子 『どうしたの?』

悠太 『(何か言おうとするが)ううん。何でもない。』

2場(またお味噌汁だけ?)

香織 『千沙ちゃん。ふたりが良い子にしてれば、また一緒に暮らせるからね。だから、もう泣かないでね。』

千沙 『(涙をぬぐう)』

香織 『よし、良い子だ!』

悠太 『嘘じゃん。』

香織 『え?』

悠太 『良い子にしてても一緒に暮らせないじゃん(去る)』

香織 『悠太君、悠太君!(悠太を追いかけて去る)』

千沙 『(もう泣かないでいようと必死にこらえるが、耐えきれず泣き始める)』

千沙 『またお味噌汁だけ?』

愁子 『今日は若芽だけじゃなくて大根も入ってるよ。』

千沙 『お米食べたい。』

愁子 『ごめんね。』

千沙 『食べたい、食べたい、食べたい!』

悠太 『(駄々をこねる千沙に自分のお味噌汁を差し出す)僕の食べていいよ。』

愁子 『悠太・・・』

悠太 『今日、学校で給食いっぱい食べたから。』

千沙 『お味噌汁ばっかり嫌だ、お米食べたい、お魚、お肉食べたい』。

愁子 『ごめんね、貧乏で。』

3場(骨と灰)

悠太 『今でもさ、いんだろ?』

千沙 『誰が?』

悠太 『俺らみたいなさ、子ども。』

千沙 『・・・そうだね。』

悠太 『いつも腹空かして、居場所もなくてさ。』

4場(一緒に暮らせない)

悠太 『ここ、世話してくれてありがとうございました。』

香織 『ううん(間)お母さんも安心だね。』

悠太 『・・・心配なんかもともとしてないっすよ。』

香織 『そうかな、どうかな。』

悠太 『もう死んじゃったんで。』

香織 『私は・・・さ。』

悠太 『はい。』

香織 『私は結局、嘘をついたことになってるのかな?』

悠太 『え?』

香織 『良い子にしてれば、また一緒に暮らせるからねって。』

香織 『人にはそれぞれ事情があるの。』

悠太 『どんな?お母さんにどんな事情があるの?』

香織 『今はわからないかもしれない。けど、いつか理解してあげられる日がくるから。』

悠太 『・・・』

香織 『人はね、自分の苦しみには敏感で、他人の苦しみには鈍感なんだよ。苦しいのは悠太君だけじゃない。お母さんだって。その苦しみはお母さんにしかわからない。だから苦しんでいることだけはわかってあげよ。ね。』

悠太 『(色んな想いを抱えながら頷く)』

美月 『でも、これが限界なんだよね。』

千沙 『え。』

美月 『民間の善意だけじゃ足りないってことかな。食材費だって父と兄の持ち出し。あとは理解してくれる沢山の人からのお金や食材の寄付。そんなのいつまで続くかわかんないじゃん。』

千沙 『はい。』

美月 『ご飯を美味しそうに食べて、楽しそうにしてる子どもたちを見てるとね、この子、普段はどんな顔してるのかなって。それでもここで笑顔になれるからいいのかって・・・』

千沙 『美月先生。』

美月 『はい。』

千沙 『私、お手伝いしたいです!』

はい!ここまで台詞と舞台写真をピックアップしてきましたが、ここからもし気になったらリターンに台本があります!

是非、是が非でも!

締切は8月30日の23時59分59秒です!

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  • 3000

    3000円リターン

    • 劇団員直筆手書きメッセージカード(1通)
    • 2024年09月 にお届け予定です。
    • 25人が応援しています。
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    5000円リターン

    • 『子どもと大人と食堂と。』上演台本(劇団員サイン入り:1冊)
    • 劇団からのお礼メッセージカード(1通)
    • 2024年09月 にお届け予定です。
    • 30人が応援しています。
  • 8000

    8000円リターン

    • 『子どもと大人と食堂と。』限定オリジナルTシャツ(1点)
    • 劇団からのお礼メッセージカード(1通)
    • 2024年09月 にお届け予定です。
    • 8人が応援しています。
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    10000円リターン

    • 『子どもと大人と食堂と。』上演台本(劇団員サイン入り:1冊)
    • 『子どもと大人と食堂と。』限定オリジナルTシャツ(1点)
    • 劇団からのお礼メッセージカード(1通)
    • 2024年09月 にお届け予定です。
    • 43人が応援しています。
  • 残り8枚

    50000

    50000円リターン

    • あなたの名前が2025年4月に上演する新作で登場する権利(1件)
    • 2025年4月公演招待券(1枚)
    • 2025年04月 にお届け予定です。
    • 2人が応援しています。
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    100000

    100000円リターン

    • 演劇ワークショップ開催権・4時間×2
    • 2025年12月 にお届け予定です。
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    100000

    100000円リターン

    • 大西弘記の戯曲講座(全10回/オンライン)
    • 2024年12月 にお届け予定です。
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    500000

    500000円リターン

    • 上演作品の新作書下ろし(60分程度/1件)
    • 2025年12月 にお届け予定です。
    • 0人が応援しています。
  • 残り1枚

    1000000

    1000000円リターン

    • 上演作品の新作書下ろし(90分~120分程度/1件)
    • 2025年12月 にお届け予定です。
    • 0人が応援しています。