【応援コメント3】『舞美人』醸造元・美川酒造場 美川欽哉さんからのメッセージ
vol. 4 2025-09-10 0
福井県で清酒『舞美人』を醸している美川酒造場の蔵元・杜氏である美川欽哉さんから応援コメントをいただきました。
日本酒BARあさくらといえば舞美人という人もいるくらい店では親しまれているお酒です。
すっぱいお酒として一躍名を馳せたSanQをはじめとした個性的な味わいのお酒を次々と醸す美川さんとは店を始める前からのおつきあいで、かれこれ20年以上になります。
当時から福井県のお酒として、いや、全国的に見てもかなり異色の濃厚なお酒だった舞美人。あの頃は日本酒の味わいの選択肢として「酸味」がまだなかった時代でした。今は普通に酸味というワードが日本酒を選ぶ時に出てくるようになりました。
そういう意味では異色に見えて、実は時代の最先端をいってるお酒なのかもしれません。
今回、20周年クラウドファンディングにあたり、あたたかいコメントをいただくことができました。
あさくらにとって、日本酒業界にとってなくてはならないお酒『舞美人』。これからもよろしくお願いいたします。
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「日本酒BARあさくら」の開店20周年、誠におめでとうございます。同郷の福井県出身として、心より嬉しく思っております。
「こんな蔵のお酒で本当にいいんですか?」
私が初めて朝倉さんとお会いした時の第一声の返事が、これでした。
まだ京都でお店を始める前に、私の酒蔵「美川酒造場」に立ち寄って下さり、オファーを頂きました。私も先代の父親が亡くなり、六代目の蔵元になったばかりの時で、しかも日本酒は低迷期続きの真っ只中での出会い。
これから先の不安よりも、朝倉さんの日本酒に対する情熱に私も心が動かされ、新たなる希望の光が見えたことを今でも鮮明に覚えています。
京都でお店を開店してからは、舞美人の会を幾度となく開催して下さったり、祇園祭宵山での全国の日本酒が飲める屋台イベントを開催したり、京都新聞社で日本酒セミナーを主催し、私も講師として招かれたり、本当に精力的に活動されてきました。
また5000人以上が来場した京都市役所前・岡崎公園での平安日本酒フェスティバル、横浜での西国地酒フェスなど、大規模な日本酒のイベント開催は圧巻でした。
私も朝倉さんの手掛けたいろいろなイベントに参加させて頂きましたが、日本酒を通じて皆さんが笑顔で、心から楽しんでいることを感じました。主催者側である朝倉さん自身が楽しんでやっているから、参加者の方にも心が伝わってくる。全てがそんな温かい会でした。
今、京都には日本人だけではなく多くの海外の方が日本を訪れています。日本の文化でもある日本酒の歴史や製法などを日本人が理解し、海外の方々へ説明できるようになったら最高だと思います。
朝倉さんのお店で楽しみ、いろいろな会に参加すれば、まずは日本酒を飲むことから始まり、酒道の教養も身につくこと間違いなしです。
開店20周年を迎え、クラウドファンディングが行われています。20年間培われた、日本酒に対する愛情と情熱、そして支えあってきた多くの人達。これからの未来に向かって、更なる飛躍を目指して、私も心より応援しています。
皆様も「日本酒BARあさくら」の想いに少しでも共感して頂き、ご支援して頂けましたら幸いです。
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