地球に優しくないってちょっともうダサイよね?出来ることから始めよう!
vol. 4 2019-11-11 0
これ、何か分かります?
答えは「ビアモルト」と私たちは呼んでいるもので、
ビールを醸造するために使用した麦芽の残り。
通称「麦芽カス」と呼ばれるものです。
私たちのような小さな醸造所でも一度ビールを仕込んだら約60kgほど、
このビアモルトは発生します。
多くの醸造所ではこれを産業廃棄物として破棄しているのが現状です。
これだけクラフトビールが全国に浸透してきた今、
その廃棄の量を考えるとなんだか複雑になります。
私たちもずっと心に引っかかっていました。
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ある時大皿さんとその話をしていた時のこと。
大皿「そんなんめっちゃもったいないやん!」
中戸「そうやねん。。家畜の餌とかで使えたらいいけど。。」
大皿「それって畑の土作りの肥料として使ったらいけるかもしれんで」
中戸「!!!」
ということで、IN THA DOOR BREWINGでは一切破棄することなく、
全てのビアモルトを再利用しているのです。
醸造するたびに毎回トラックで引き取りにきてもらっています。
↑instaglamより
引き取られたビアモルトはビニルハウスの中に広げて一旦乾燥させられ、
畑の肥料として、
大皿さんが家族として飼われている山羊のゴハンとして、
有効活用されています。
ビールになった大麦たちが、今度は大麦が育つ土そのものの力になるのです。
↑山羊も大好物です。
これが私たちが取り組んだ循環システムの初めの第一歩でした。