配給宣伝費とは?
vol. 10 2012-08-03 0
「配給宣伝費で目標金額が200万って何!?そんなにかかんのかよ!?」
と思われている方も多いと思うので、少し、説明させて頂きます。
実際、この金額は、私が過去に劇場公開した映画の配給宣伝費より安いんです…
以下、過去の経験から配給宣伝の作業の順番を思い出しつつ、科目を出してみます。
↓
▲公式サイト構築費(デザイン、サーバ使用料など)
▲予告篇制作費(自分で作ると客観的になれなくて、ダメなんです)
※多くの劇場でかけてもらう為には、35mmフィルムにする必要があります(今は、そうでもないのかもしれないけど)。もし、35にする場合は、90秒で40~50万円かかってしまいます…
▲チラシ・ポスター制作費(デザイン、印刷費など/チラシ類も何パターンか作らなければならない必要性も出てきたりします)
▲マスコミ試写会の案内状制作費と郵送料
▲マスコミ試写会の会場費
▲著名人のコメント謝礼(お一人1万円×10名で10万円です…)
▲前売チケット制作費(デザイン、印刷費など)
▲通信費・交通費
▲各種資料のコピー代
▲一番大きい宣伝担当者の人件費
▲劇場公開時のトークショーに来て頂くゲストの方の謝礼(お一人1万円×10名で10万円です…)
▲パンフレット制作費
▲海外セールスを考えた場合は、諸々の紙媒体の英語版制作費
▲新聞に広告を出す場合は、広告費(ちっこいヤツで、たぶん15万くらい)
だいたい以上が、配給宣伝にかかる費用の内訳です。
…で、公開時は、観客の皆さんが買って頂くチケット代の半分くらいを劇場側にお支払いして、残り半分くらいが配給側に入ってくることになります。
その興業収入から配給宣伝にかかった経費を引いて、残った分が配給収入になります。
配給宣伝にかかる費用が200万だとして、興業収入が200万以上ないと結局マイナス、赤字ということになります。
製作費(約400万)の回収など、夢のまた夢…
まぁ、製作費の回収は一旦「保留」にしておいて、とにかく、より多くの方々に『GFP BUNNY』をご覧頂く機会を作る為に、今回、皆さまにサポートをお願いしています。
もっと別の、より少ない経費で公開まで辿りつく方法も同時に画策中です。
いずれにしても、応援して頂ける皆さんと一緒に劇場公開までの道のりを歩んで行く為に、今後も様々な情報を公開して行くつもりです。
何か良いアイデアがありましたらご連絡頂けると、非常に助かります!!