マスタークラス振り返りメッセージ(nappoさん)
vol. 30 2024-05-03 0
みなさん、こんにちは!
プロジェクト残り日数【5日】!!
今回の映画制作マスタークラス「FUKUSHIMA with Béla Tarr」で、リン・ポーユーさんの映像制作にご協力くださったサポーターの一人で、シンガーのnappoさんからメッセージが届いたのでご紹介させていただきます!
nappo(シンガーソングライター/トモダチプロジェクト代表)
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「タル・ベーラ監督にお会いして」
こんにちわ。私は、シンガーのnappoです。
Tajaというユニットで音楽活動をしており、機動戦士ガンダムMS-IGLOOのメインテーマなどを歌っております。
東日本大震災を機に、福島県南相馬市に出会い、南相馬と東京の子供達とで、私の作った歌を歌って踊るトモダチプロジェクトという活動を始めました。活動開始から13年。これまでに200人を超える子供たちに出会い、2016年に東京から南相馬市に移住し、現在は南相馬市で活動をしています。私自身の作品作りは実体験から生まれるものが多く、原発事故のあった場所の近くで、子供達と歌って踊るそのものが自分のメッセージだと思っています。
そんな私が今回、世界的に有名なタル・ベーラ監督にお会いする機会を得、台湾出身の映像監督、リン・ポーユーさんに映像を作っていただくことになりました。私も音楽のクリエイターとして、色々と勉強してきましたが、今回タル・ベーラ監督がおっしゃった言葉は、これまでのどんな経験やアート活動の中でも、とても胸に響くものでした。
監督はこう言われました「福島の被災地や原発や、出来事を映そうとするんじゃない。この場所にいて日々を暮らす人々は、もう様々な想いと覚悟を持ってここに暮らしている。だからありのままを映し出すことが、何よりも強いメッセージになるんだ」
自分自身の作品作りについて、そして、福島に移住した自分自身のメッセージについても今一度確認させられ、自分のメッセージをタル・ベーラ監督に見透かされた気がしました。
ありのままを、映し出す
その姿は、何よりも厳しく、愛に満ちていて、イマジネーションを呼び覚まします。
自分自身の作品作りにおいても、タル・ベーラ監督にお会いできたことはとても大きな衝撃をいただきました。そして何より、この私と数日を共にし、私自身を素材に「nappo」という映像作品を作り上げてくれたリン・ポーユー監督には、感謝と敬意の念しかありません。
nappoさんご出演のリン・ポーユー監督の作品「nappo」の撮影の様子
彼とのセッションは、まるで1曲を作り上げているかのような感覚でした。まっさらな状態から、深いところに手を差し伸べ、互いにその奥の部分を引き出し合う作業は、タル・ベーラ監督の教えそのもので、リン・ポーユー監督はその作業を楽しみながら行っていました。
今回参加した7人の映像作家の皆さんは、どなたも優秀な方ばかりで、音楽家としては、どの映像にも音楽をつけたいくらいの気持ちです。きっとこの7人は、これから日本を、いえ世界を牽引する映像作家として活躍される方ばかりだと思います。
福島の浜通りから、たくさんの作品が生まれることを、私も願っていますし、その一端になりたいと私も強く思っています。
悲しいことがあった地には、必ず、素晴らしい作品が誕生します
人類の、当然の成り行きです。
イマジネーションと、共感と、創造。
人間が、人間たるために必要なもの。
そんなことを、福島の浜通りから教えてくれたタル・ベーラ監督に心から感謝しています。
またこのようなプロジェクトが立ち上がってくれることを、願っています。
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nappoさん、心に響く素敵なメッセージをありがとうございます( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
このプロジェクトの全てのリターンに含まれる【小田香監督の記録映像】では、nappoさんご出演のリン・ポーユー監督の作品「nappo」を始め、7人の監督たちが、試行錯誤しながらタル・ベーラ監督と共に各々の作品制作に取り組む様子をご覧いただけます。
そして、そのとても貴重な記録映像がご視聴いただける視聴権が手に入るのもこのクラウドファンディング実施中のみ!!
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