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映画「セブンガールズ」製作から3年、もう一度下北沢から世界へをクラウドファンディングで実現!

映画「演者」製作プロジェクト┃
映画「セブンガールズ」製作から3年、もう一度下北沢から世界へ

劇団で映画を製作して世界に持っていくという「セブンガールズ」プロジェクトから3年。もう一度、奇跡を起こすために舞台作品を映画化するプロジェクト。ご支援お願いいたします。

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このプロジェクトは、目標金額2,000,000円を達成し、2021年1月15日23:59に終了しました。

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179
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残り日数
0

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このプロジェクトは、目標金額2,000,000円を達成し、2021年1月15日23:59に終了しました。

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劇団前方公演墳所属、制作、HP管理、チラシデザインなど ショートフィルム企画を劇団で立ち上げる経験あり 他、舞台制作多数 「セブンガールズ映画化実行委員会」を立ち上げる。 映画「演者」の製作を開始する

舞台版「演者」が生まれた背景

vol. 101 2020-12-27 0

100日目終了。
例え少しずつでも前に進んでいることに勇気を頂いております。
ご参加ありがとうございます!
すでに仕事納めをした方もいるようです。
年末年始に向けてどういう日々になるのでしょうか。
大晦日も正月も感染者数の数字の発表があるのかな。

何かプロジェクトを立ち上げた時に一番必要なものの一つが推進力だ。
そのプロジェクトを前進させていけるかどうか。
そのパワーがなければプロジェクトはゴールに辿り着かない。
映画製作では必ずそういう推進力を持った人が一人はいるのだという。
監督であったりプロデューサーであったり、誰かが駆け抜ける。
でも推進力にも二つの種類があると思っている。
陸上で言う所の長距離と短距離のように二つの筋力が必要だと思う。
瞬発力と持続力、そのどちらかが欠けていても、辿り着けない場所がある。

何か企画を立ててそこに向かって爆走するということは意外と誰でも出来る。
イベントなんかはそうだ。
ゴールが見えていればそこに向かって走り続けるだけなのだから。
初期衝動のようなもので作品が生まれることっていうのはある。
それはそれですばらしいことで、輝かしい表現が生まれたりする。
ただそれを線にしていくのであれば、そこからが苦しい道になっていく。
とにかく、たったの一歩でもいいから、毎日毎日持続的に前進していく。
舞台を企画することは意外に出来るけれど、劇団運営が難しいように。
目の前の本番に向かって走ることは出来るけれど、その間にその次の舞台の企画も立てる。
公演が終われば反省点を吸い上げて、改善していく。
本番が近くなくても稽古を続けていくということ。
そういう持続的な推進力ほど、落ち込んだり、苦しんだり、何もする気が起きなかったり、そういう中でも進まなくてはいけない厳しさなのだと思っている。

舞台版の「演者」が生まれたのは色々な偶然が重なってのことだった。
映画「セブンガールズ」が完成して、海外映画祭柄のチャレンジをして。
さあ、公開に向かおうという段階だった。
撮影が終わったその日から出演者たちは次の作品、次の舞台を求めていた。
編集期間になれば、もう役者は公開までやることがないのだから当然だと思う。
自分が役者であるために、表現する場を求めていた。
だから、撮影後に2日だけの急遽の公演もしたし、本公演もした。
そういう中でようやく映画公開が見えてきていてその準備をしている中でだった。
宣伝についての打ち合わせ、キャッチコピー、チラシ、ポスター、パンフレット。
大事な配給さんとの打ち合わせで、どんなふうに公開していくのか。
その一方で、役者たちは当然、舞台をやりたいという言葉が出ていた。
けれど映画を公開すると言ってもそんなに簡単なことじゃなかった。
キャストも監督も映画の世界で無名なのだから、宣伝がうまくいかないとすぐに打ちきりだ。
そのために考えていたことが、小説版「セブンガールズ」だった。
20周年記念のセブンガールズの前日譚となる舞台と、小説の出版、それに合わせての公開に進めないかと模索していた。
劇団の主宰は小説の執筆にとりかかるけれど、舞台は必要。じゃあどうしようか?
そういう中で、僕たちが考えたのがオムニバス公演だった。
何人かで手分けして台本を書いて、グループに分けて、オムニバスの公演をする。
その間に小説の執筆を何とかやり遂げてください!というのが実はスタートだった。
僕たちに足りない宣伝、知名度の部分を少しでも挽回するにはそれしかないと思っていた。

結果的に小説版の出版はされていないけれど、今でもいつか小説になるといいなぁと思っている。
その時はきっと、映画「セブンガールズ」の再上映も通常上映で出来る。
イベントの企画力やSNSで発信しやすいようなことを重ねていくという方法で進んでいった。
そんな簡単なことじゃないことはわかっているけれど、あの時はそれを夢見ていた。

そういう偶然の企画のオムニバス公演「カクシゴト」の中で、最初にチーム分けになった。
作品ありきではなくて、台本を書く人を決めて、その人がキャストを分け合うということをした。
キャストが決まってから台本を書こうよという話になった。
最終的に、主宰と僕と金子透が作・演出で30分を3本という形になったけれど、実はチーム分けの時点では作家も違っていて。
その一人に、先に一緒に芝居を創りたいメンバーを決めていいよと伝えた。
その時、不思議なんだけれど、皆は僕が男性メンバーばかりを選ぶと思っていたらしい。
僕が女優三人だけを選んだ時、本人たちも含めて、ええ!?ってなったのを覚えている。
一緒にバンドをやっていた織田稚成には、おいおいと言われた。
でもそれも、もちろんやりたいメンバーだったのだけれど、同時に主宰の作・演出するグループとのバランスも考慮した上でだった。
僕が男性陣を選べば、主宰のチームがどうなるのかとかまで考えていた。
何がベストで、どんな形が面白いかな?と考えて、あえて女優三人というのがいいのかと答えが出た。
もちろん、誰でも良かったわけではないんだけれど。

偶然生まれたオムニバス公演という企画。
外的要因を加味して選んだ出演者。
いつもとは違う舞台公演。
新鮮さもあるから瞬発力で乗り切ることも出来る公演だったと思う。
でも僕の中では、この企画公演は線だった。
その後の映画の公開、20周年記念公演に続けるための線だった。
だからその場で面白がってしまう作品にしちゃいけないなという感覚があったのだと思う。

だから結局、地道に稽古を重ねる作品になった。
例えば正座をするという所作について数時間も稽古し続けたりした。
役者の台本の解釈と、僕の解釈とのすり合わせを入念に重ねた。
劇場入りする頃にはもう飽きているぐらいまで稽古をしようと思っていた。
お客様の前で演じれば再びフレッシュな感覚は絶対に戻ってくるのだから。
ほかのチームの稽古も僕はなるべく観るようにしていたけれど。
多分、一番地味な稽古をしていたと思う。
でも、それでいいと思っていた。

嬉しかったのは、照明の河上賢一さんが通し稽古を観てくれた時の感想。
こういう作品をきちんとやることは大事ですよ。意外でした。と言ってくれたこと。

映画「セブンガールズ」の撮影が終わってからの地道な前進が自分の中に残っていたことも大きい。
公開に向けて、一歩ずつ地道に前進し続けた。
その時その時は何も変わっていないように思えたけれど。
振り返った時に、ああ、ここまで来た。あと少しで公開できる。
そう思える日々だった。
そして、「カクシゴト」が終わってからも地道な毎日が始まった。
試写会の準備、オフィシャルグッズの準備、20周年記念公演の準備。
チラシ、ポスター、ホームページの開設、宣伝宣伝宣伝。
信じられないほどの仕事量でも毎日少しずつ手を付けていけば出来る。
テンションを上げて走るのとは違う、地味な重い一歩一歩。

こうして映画を製作する!と宣言して。
新しく「演者」のプロジェクトを立ち上げて。
更にクラウドファンディングまで始めて。
ぱっと見は派手なのかもしれないなぁと思う。
でも勢いで走り抜ける日々はまだまだ先だ。
今は地道に地道に一歩ずつ前に前に進んでいく段階だ。

積み重ねていくことは無駄じゃない。
それは弓を少しずつ引き絞ることにも似ている。
いずれ、爆発的なパワーで進む日を迎えるために必要なことだ。
それまでにやってきた全ての事がパワーになる。
簡単で一足飛びに出来るようなことは実はそんな勝負の時に大きなパワーを生まない。
別に苦労しろということではないけれど、重ねた準備は嘘をつかない。
ようやくこの日が来たぜ。そう言える日まで、ただただ足を前に進めることだ。
苦しい時間帯はある。
今は日々、新型コロナウイルスの感染者の記録を塗り替えているような状況だ。
稽古をしたいと思っても、今じゃないのかと頭を抑えられているような気分だ。
こんな日々がいつ開けるかもわからない。
春に撮影できない可能性だってゼロじゃない。
だからもしかしたら、もっともっと苦しくなっていくのかもしれない。
クラウドファンディングだって、ここからも厳しい日が続くだろう。

でも僕は信じようと思う。
継続することが大きな力になることを。
こうしてアップデートを毎日書き続けていることだってそうだ。
今、何か舞台をやろうとか、イベントをやろうとか、勢いで進むことは出来る。
そこに突っ込んでいくことも多分、正しい。劇団の解散もあったのだから。
派手な動きが出来るならそれはそれで面白く展開していくことだってあるだろう。
それでも僕は考えに考えて始めたのだから腹を据えて一歩ずつ進んでいく。
どんなに地味に見えても積み重ねていく。
それは強大なパワーを貯めていくことと同義だから。
そしてそういうことを僕は出来る。出来る人間のはずだ。やる。やってやる。

その間に目的を持った奴がちゃくちゃくと準備をしてる。

101日目が始まる。
2020年最後の日曜日。
数人だけでもいいから集まりたかった日。

負けてたまるか、コロナなんかに。
見てろよ。
今に見てろよ。
そう呟いて、今日も重い足を一歩だけ前に出す。

小野寺隆一

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